MikroMir 1/48 ピ
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説明
 ウクライナのメーカーMikroMir(AMP)の新作1/48Piaggio-Pegna Pc.7です

 「紅の豚」という名作アニメのおかげで、日本では知名度の高いシュナイダー・トロフィー。英米伊の三国が国家の威信をかけて水上機の速度を競ったこのレースは、航空機開発の実験場でもありました。特に1929年の出場を目指して開発されたイタリアのPiaggio-Pegna Pc.7は、その野心的な技術で知られる機体。飛行中はデッドウェイトでしか無いフロートを水中翼に置き換え、イソッタ・フラスキーニ1000馬力エンジンでプロペラと水中スクリュー双方を駆動するというアイデアから生まれた美しいフォルムは、いかにもイタリアらしいですね。しかしながら、その無茶な設計や操縦の複雑さから、結局は離水すらかなわずお蔵入りになってしまい、実機も残っていません。

 シュナイダー杯機のプラキットは過去にもいくつかありますがいずれも古く、Mikromirが「シュナイダー・トロフィー・シリーズ」として新作を始めたのはうれしい限りです。とはいえキットの出来は一昔前のMPM程度で、製作は容易ではありません。エンジン再現もされていますが入念なすり合わせが必要です。海外の掲示板を見るとスケールやディテールにも相当難があるようで、深く考えずに製作するのが良いかと思います。実際にはレースに出場すらできなかった本機ですが、ゼッケン等を追加しレース仕様で仕上げています。そして実機のイタリア魂に敬意を表し、実現できなかった離水シーンも再現してみました・・・

 Mikromirのこのシリーズは今後スーパーマリンS5やマッキM67と続くようで楽しみです。神風号で初挑戦の1/48スケールですが、民間機は小さいものも多いのでコレクションにはちょうど良いサイズかもしれません。セマーのマッキMC72とテスターのスーパーマリンS6B(初版はなんと'40年代のキット)は積んであるので、いよいよ製作を覚悟ですね。
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航空機 MikroMir 1/48 piaggio シュナイダー 

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