真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間
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宝鈴は未来の一刀により無残に倒された

これで暴走が止まると思っていたが、未来の一刀は止まらなかった

そしてその矛先が向いたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかの現在の一刀だった!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終節 〜怒りの暴走!!!

          一刀VS一刀〜

 

 

 

一刀「まさか未来の自分が、ここまで頭が固いとは思わなかったよ」

 

 

直ぐ様、戦闘体制に入る一刀

 

 

一刀(未来)「こっちも驚きだ

過去の自分がここまで甘い考えだったとはなっ!!!」

 

 

未来の一刀も怒りの矛先を過去の自分へと向ける

 

 

蓮華「駄目よっ!!!やめて一刀っ!!!」

 

 

風「無駄な争いですよ、お兄さんっ!!!」

 

 

桔梗「お館様っ!!!我々の敵は龍天ですっ!!!」

 

 

武将の者達全員が声を荒げて止めるが、これで止まるわけがない

 

 

左慈「……確かに……今の未来のアイツを止められるとしたら、現在のアイツしかいないな……」

 

 

左慈は顎に右手を添えて呟く

 

 

愛紗「左慈っ!!!何を悠長なことを言っているっ!!!

こんなところで仲間割れを、しかも自分自身と闘うなど無意味にも程があるだろうっ!!?」

 

 

左慈「じゃあ、どうする?

全員が突撃して、全員が無駄な体力を消耗した状態で龍天に挑むか?」

 

 

愛紗「そ、それは…………」

 

 

左慈の返答に、愛紗は口を閉じてしまう

 

 

左慈「流石の未来のアイツも、過去の自分を殺したら自分も死ぬこと位は把握してる筈だ

ある意味、適任だと俺は思うがな

悔しいが、今の俺達じゃアイツとやり合うのは厳しいぜ?」

 

 

愛紗「そうかもしれないが……」

 

 

左慈「こればっかりは、見守るしか方法がねーみてーだぞ」

 

 

落ち着いた様子で左慈は腕を組み、前を見始める

 

 

華琳「…………」

 

 

雪蓮「……………………」

 

 

だが、この2人だけは気づいていた

 

 

左慈の手先が細かく震え、手汗が異常なまでに発生していた事を

 

 

雪蓮「(管理者が落ち着いていなければ、私達が更に混乱するだけ………)」

 

 

華琳「(左慈は………いえ、左慈だけじゃないわ

5人全員が敢えて強気に魅せなければならない管理者たる故の誇りかしらね)」

 

 

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一刀「殺す気は勿論ないが、暫く寝てもらうぞ?」

 

 

一刀(未来)「お前に出来るか?そんな甘い考えを持つお前にっ!!!」

 

 

同じ人間が言い合うなか、龍天がニヤリと嗤う

 

 

龍天「これは珍しいものが見れそうだな………

高みの見物として、見させてもらおうか……」

 

 

龍天は近くの岩場に腰を掛け、頬杖をつき始める

 

 

一刀(未来)「悠長にしていられるのも今の内だ、龍天っ!!!

これが終わったら、てめぇの番なんだからなっ!!!

直ぐに宝鈴の後を追わせてやるっ!!!」

 

 

言い切った瞬間、未来の一刀は一刀目掛けて猛スピードで走り出した

 

 

一刀「悪いが、その役は………俺が担わしてもらうぞ…」

 

 

一刀は静かに構え出した

 

 

静と動、憤怒と冷静という両極端だが、同一人物同士の戦いが始まった

 

 

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一刀(未来)「俺の邪魔をするなあぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

フォンッ!!!

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

未来の一刀は目にも止まらぬ速度で一刀に殴りかかった

 

 

一刀「…………………」

 

 

一刀はそれを素早く見極め、躱していく

 

 

一刀「(我武者羅に見えるが、的確に人間の急所を狙って放っているな………)」

 

 

現在の一刀は隙をみつつ、躱していく

 

 

一刀(未来)「回避だけがお前の強さかっ!!?

『北郷流』はそんな腰抜けの流技じゃないだろうがっ!!!」

 

 

未来の一刀は怒声を浴びせながら、更に攻撃速度を加速させる

 

 

一刀「当たり前だろ、そんなこと」

 

 

一刀は僅かな隙を見つけ、カウンターを発生させた

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

ドカッ!!!

 

 

 

 

一刀(未来)「っ!!!」

 

 

未来の一刀の右脇腹に、一刀の右足蹴りが打ち込まれた

 

 

未来の一刀は僅かに怯む

 

 

一刀「(っ!!!硬っ!!?)」

 

 

蹴った本人が内心、驚いていた

 

 

一刀「(人の肉を蹴った感覚じゃない………金属を蹴ったような感覚だ

『負の限界突破』の影響か?)」

 

 

現在の一刀がそう考えていると

 

 

一刀(未来)「軽い蹴りだな………」

 

 

一刀「っ!!!」

 

未来の一刀のドスの効いた声がしたと同時に

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

右足の上段蹴りが一刀目掛けて放たれた

 

 

しかも顔面へである

 

 

一刀「うおっ!!?」

 

 

現在の一刀は咄嗟に躱す

 

 

一刀(未来)「チッ!!!大人しくくたばってろっ!!!」

 

 

一刀「俺が死んだら、お前も死ぬだろ……」

 

 

現在の一刀は呆れながら返答する

 

 

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一刀「(だが、こっちも殺す気で行かないと勝てなさそうだな………)」

 

 

一刀は『龍終』をゆっくりと引き抜く

 

 

一刀「(気絶さえ、させられれば…………)」

 

 

『龍終』を上段の構えで待つ

 

 

一刀(未来)「うおらぁぁぁぁっ!!!」

 

 

未来の一刀は勢いをつけて、更に殴りかかる

 

 

一刀「『北郷流』…………」

 

 

一刀は『龍終』を僅かに傾ける

 

 

その瞬間

 

 

一刀(未来)「っ!!!」

 

 

未来の一刀は体を瞬時に傾ける

 

 

一刀「『桜吹雪』っ!!!」

 

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

一刀は一振りで五連撃を放つ『桜吹雪』を至近距離で放った

 

 

だが、咄嗟に体を傾けた未来の一刀には当たらない

 

 

一刀(未来)「それで終わりかっ!!?」

 

 

未来の一刀は態勢を立て直し、再び殴りかかる

 

 

一刀「くっ!!!『紅蓮掌打』っ!!!」

 

 

現在の一刀は迎え撃つ形で『紅蓮掌打』を未来の一刀より早く放った

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

ドカッ!!!

 

 

 

 

一刀(未来)「んぐっ!!!」

 

 

未来の一刀の胸の中心に、一刀の『紅蓮掌打』が直撃した

 

 

未来の一刀はそのまま、後方へ突き飛ばされるが、何事もなくその場へ着地する

 

 

一刀「(何よりも厄介なのが、自分の手の内が全部分かっていることだな…………)」

 

 

一刀は未来の一刀を見据えながら考える

 

 

一刀(未来)「…………弱い一撃だな……」

 

 

未来の一刀は無傷にも近い状態で佇んでいた

 

 

一刀「(『桜吹雪』もその微妙な動作から寸前のところで回避してた…………

『紅蓮掌打』も瞬時に右手を胸に当てて衝撃を和らげていたし……)」

 

 

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一刀(未来)「今ので分かっただろうが『北郷流』も、ある程度の体術も俺には効かない………諦めろっ!!!」

 

 

一刀「…………断る」

 

 

一刀は表情を変えず、拒否した

 

 

一刀(未来)「その言葉を期待していたよ…………はあぁぁぁぁっ!!!」

 

 

未来の一刀は拳を握りしめ、走り出す

 

 

一刀「(でも、どうする?

技が見切られている以上、攻撃が通用しない…………

しかも、あの硬さだ………並みの攻撃なんか弾かれてカウンターを貰って終わりだし……)」

 

 

一刀(未来)「喰らいやがれっ!!!」

 

 

一刀「(となると、方法は1つ………)」

 

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

未来の一刀は握り締めた拳を一刀目掛けて振り下ろす

 

 

一刀はそれを流すように躱す

 

 

一刀「(未来の自分も知らない……『新技』で倒すしかない)」

 

 

一刀は人知れず気を高める

 

 

一刀(未来)「いつまで避けているつもりだっ!!!」

 

 

激昂する未来の一刀に対し、一刀は静かに返答する

 

 

一刀「………………大丈夫、もう避けないよ」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

未来の一刀が放った一撃を一刀は、手で叩き、強制的な方向変換をさせる

 

 

一刀「歯を食いしばれよ?」

 

 

一刀はゆっくりと拳を構え

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

ドカッ!!!

 

 

 

 

未来の一刀の鳩尾へ強烈な一撃を放った

 

 

一刀(未来)「っ!!?」

 

 

一刀「『体術・禁の獄落(きんのごくらく)』」

 

 

未来の一刀の鳩尾へ一刀の拳がメリメリと音を立ててめり込む

 

 

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一刀(未来)「がっ………かっ…!!?」

 

 

一刀「(頼む、気絶してくれ………)」

 

 

あまりにも早く、重い一撃は未来の一刀の意識を飛ばすには十分過ぎる一撃だった

 

 

だが

 

 

一刀(未来)「き、貴様…………!!!!!!」

 

 

一刀「っ!!!浅かったかっ!!?」

 

 

未来の一刀はあと一歩の所で持ちこたえた

 

 

一刀「(二度と同じ手は通じないっ!!!ならばっ!!!)」

 

 

一刀は引き抜いた拳を新たに構える

 

 

一刀(未来)「調子にのってんじゃねーぞっ!!!!!!」

 

 

更に激昂する未来の一刀は一刀に殴りかかろうとした

 

 

だが、ここで

 

 

一刀(未来)「がふっ!!?ごはっ!!?」

 

 

一刀「っ!!!」

 

 

華琳(未来)「一刀っ!!?」

 

 

未来の一刀は盛大に吐血し始めた

 

 

貂蝉「ご主人様の一撃が強かったのかぁ、『負の限界突破』の作用かしらん?」

 

 

卑弥呼「恐らくどちらもじゃ………」

 

 

吐血したことにより怯み、未来の一刀は隙だらけになった

 

 

一刀(未来)「(く、くそっ!!!体が………思うように動かねぇっ!!!)」

 

 

その隙を逃す訳がない一刀は

 

 

一刀「今だっ!!!喰らえっ!!!『体術』っ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

ドカッ!!!

 

 

 

 

一刀(未来)「がっ………………!!?」

 

 

一刀「『刹那之獄落(せつなのごくらく)』」

 

 

技名の如く、一瞬の鳩尾への一撃を放った

 

 

未来の一刀も抗えることなく

 

 

一刀(未来)「う…………く………………」

 

 

そのままうつ伏せで倒れこんだ

 

 

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一刀「やった……か?」

 

 

一刀はそっと未来の一刀の顔を覗きこむ

 

 

未来の一刀は目を瞑ったまま、まるで寝ているかのように呼吸をしていた

 

 

左慈「………なんとか退けたか……」

 

 

一刀「誰か、回復してあげて」

 

 

一刀は戦いを見ていた武将達に声をかける

 

 

愛紗(未来)「ご主人様っ!!!」

 

 

未来の武将達が次々に駆け出し、気絶している未来の一刀へ近づく

 

 

未来の愛紗が未来の一刀を担ぎ上げる

 

 

愛紗(未来)「………過去のご主人様……後は頼みます」

 

 

一刀「………あぁ、任せろ」

 

 

未来の愛紗達は軽く会釈をして戻っていった

 

 

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龍天「………見事だな」

 

 

龍天は皮肉っぽく拍手をして一刀を見ていた

 

 

一刀「あからさまに馬鹿にするのはやめろ、龍天」

 

 

一刀は真顔で龍天に接近していく

 

 

龍天「己同士の潰し合い、中々見物だったぞ」

 

 

一刀「危機感がないな……

ようやくお前の元までやってこれた、この無意味な戦いに終止符を打てる」

 

 

龍天は地面に降り立ち、一刀同様に歩み寄る

 

 

龍天「確かにそうだな、ようやくこれからこの龍天の政権が始まりを迎えるのだ」

 

 

そして、互いの王が遂に相対する

 

 

正面に向かい合いながら、2人は仁王立ちをして睨み合う

 

 

一刀「そんな事はさせない、絶対にな」

 

 

龍天「……無駄口もここまでだ

始めようか、決戦をな…………」

 

 

 

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??「はぁ、はぁっ!!!」

 

 

一刀と龍天の戦いが始まるその頃、龍天城では『ある人物』が慌ただしく動いていた

 

 

??「………よしっ!!!準備完了やっ!!!」

 

 

その者はある程度の物を身につけ、身なりを確認していた

 

 

??「大分、出遅れてしもうたわ…………急がんとっ!!!」

 

 

 

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

 

 

 

そして、最後に大きな『ドリル』を装備し、龍天城から飛び立った

 

 

それは

 

 

真桜(未来)「今行くでっ!!!」

 

 

囚われの身の未来の真桜だった?

 

 

 

 

 

 

 

第六章

 

‘激突!!! 未来の一刀VS絡繰人間1号『斬魔』’

 

 

 

           ……終……

 

 

 

説明
因縁の相手である斬魔及び宝鈴は怒りの未来の一刀の『不死鳥の火柱』『不死鳥の斬撃』『破壊の幻龍破』を喰らい、その全てが消滅した
これで、未来の一刀は元に戻ると思われたが

事態はまさかの方向へ……!!?
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真・恋姫†無双 北郷一刀 桃香 華琳 雪蓮 卑弥呼 左慈 貂蝉 于吉 

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