銃を抱えた女の子3
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なんで、、、、学園が、、、

オレの学園は今日の昼に起きたあの紫の空間に囲まれていた、

ソレは少し薄く、中の空間がなんとなく見える感じで、アレは誰か気づきそうなほど大きいのだ。当たり前だ、あの巨大な学園を包んだのだ。普通サイレンが聞こえてきてもいいと思うほど。

 

「な、、なにが、、、」

学校とは違い、痛みは持続し続けている。ダメージで目がかすんで、、、、、、、

 

 

 

ふっ、、、、

 

「、、、、か!、、、ハァハァ、、な、何だよ、、くそ」

いきなり痛みが消え、目の前が鮮明に見えた。

 

「、、、、帰、、るか」

オレが目の前を向きながら帰ろうと振り返ろうとする瞬間、、

 

 

、、、、、、ビビリリ!

 

「、、、、ん?」

 

、、、どごん、、、、、、ずごご、、、、、

 

 

           ***

 

 

 

 

ハァハァハァハァ、、、、、、、、、、

永遠に感じる廊下、、信じられない足の重さ、、、、息の切れてきた吐息の音、、

コノ息苦しい空間と感覚、、、、、

 

「んもう!!なんでなのよ!!!」

そこにいるのはどこでもいるような女子高、、、中学生遠思理奈だった。

 

「ちょっと!!今かまなかった!!」

、、、、、、、

 

空間を裂いてきたのか、、?俺の心の声にまで反応するこの獣女はさすがだとおもう。

 

遠思は息を切らせて足が重くなるまで走る、顔には汗を大量に流し、服と体は血を滲ませている。

 

時折、後ろを気にして角を曲がり学園の屋上の一階下、7階にいた。

その後ろは焦げ目と大きく抉れた地面、地面には大きな ツメ跡が残されていた。

 

 

ただ、、学園に忘れ物(絶、、、、、、、対!見られてはいけない物)を取りに来ただけなのに、、

 

 

後ろにはゆっくりと影がゆらりと動いていた。ソレを確認した遠思は顔から血の気を引かせた。

 

目の色を変えて体は相手に向けて指を銃の形にし、指先から光を急激に溜め始めて瞬間的に光を撃ち放った!

                  「 レールガン! 」電撃弾丸!

 

 

ギュルルッ!!!

 

その光は影の懐まで一瞬で移動し、強烈な光と爆音、砂煙と砂臭さを振り撒いた!!!

 

 

 

 

 

 

ドドンッッ!!!!  バーーーン!!

 

大きい光線は光を散らして破裂した。

爆風で砂煙が発生し、遠思のいる10m先まで煙を飛ばしてきた、、

 

ハァ、、、、、はぁ、、、吐息だけが聞こえてきて目の前が鮮明になってきた。

少しずつ目の前が鮮明に、、、

 

ジャリッ

 

 

「!!!!!!」

 

ズンッズンッ

砂煙で前が見えないけれど、、音と少し見える姿で分かる・

立っている、、そして少しずつ近づいて、、

知っていた、、打ち込んでも効果が無い事ぐらい、、

先ほどから何発撃ち込んだ事か、、それでも焦げ目を作っただけ、、ダメージを受けてはいない体

 

 

 

「、、、クッ!!」

 

 

  

ギュルルルッ

 

 「、、、、しゃあないわね、、MAXよ!!」

そういうと指先から光を起こした!その光は先ほどの光の量と違い周りが鮮明に照らされた!

遠思はその光で照らされ、そして急速に温度が高まった!

 

ギュルルルルルッッ!!、、、、グワングワン!!!、、、、

 

「、、、くたばれ!!!!」

 

 

ッドドン!!!!!    ギャリャギャリャーー!!!!!! 

 

 

             「レールガン!!」超電磁砲!

          

 ドッッガーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

 

 

光はまだ良く見えてはいなかった影に命中し、大きな音と信じられない閃光を放った!

 

 

「きゃっ!!」

 

大きな爆風で体が浮き上がり、大きく後ろに吹き飛んだ!

 

 

「、、つぅ、、まだまだぁ!!!」

 

 

 

遠思は体を急速に体を起こし、空気をおもいっきり吸い始めた。

口いっぱいになった空気を吐き出すように、

「、、ハッ!!!!!!!」

信じられないほどの大声を張り上げた!そうするとその声はまるで共鳴するように地面が削れ始めた!!

 

      

 

            「ソニックブーム!!」音波の迫撃!!

 

 

ヒュンヒュン!!    ヒュゥアアアア!

 

 

  すると空気は目に見えるほど凝縮されて薄いブーメラン型の層になり砂煙の中に消えて一秒後ぐらいに風が吹き上げた!!それで砂煙は一瞬にして晴れた。

「ハア!!ハッ!ハッ!どありゃ!!」

しかし目に付く前にさらに風の刃が目の前の視界をかき消した、、。

 

、、、、、はぁはぁ、、、、、はぁはぁ、、「、、、ど、、どう、ハァ、、どうよ!」

 

視界が戻りかけた瞬間

 

 

ドガーーーーーーーーーン!!!!

「、、え、、、、?」

大きな音とともに巨大な閃光が目の前に起きた

距離はほんとちょっと。こんなの避けられない、、、ッ!!!!

 

その時何かが頭をいっぱいよぎっていた。コレが走馬灯って奴?、、、ダメ、、か。

なんで、、、こうなるんだろ?、、まだ、、、まだあいつに勝ってないんだけどな、、、

 

 

その時少しナミダが目に浮かんだ、、

 

光は今に命ちゅ、、

 

パシュッ、、、、、、

光は消えて、紫の空間に戻った。瞬間的に光が、、光線が消えたのだ。

、、え?

「何泣いてんの?似合わねえぞ」

、、、、へ、、、、?

その時私は後ろをほうけながら振り返った。

目の前には私の走馬灯に現れたあの男が立っていた。

「あ、、、あんた、、、、」

「あ〜あ。カッコわりいぞ。いつものお前じゃないみたいだ。オレはいつものお前が好きなんだけどなぁ」

手を深く握り締め、もう一つの手に大きく殴り、パシンッと大きな音を鳴らした。

「あ、、あんた!なにやってんの!!逃げないと殺され、、」

言いかけるとあいつはあたしの前まで指を近づけ指差した。いきなりの事で少しびっくりした。

するとあいつはあたしの顔のナミダを親指でぬぐった。

「あんだけ音したら気づくだろ?だから、、」

「そ、、そんなの、、」

「ん〜〜とにかくぼろぼろ流してる涙ふけば?」

え?

気が付けばとんでもない量のナミダがぼろぼろ流れていた。

いつの間に、、

「、、さて。オレはアレを倒せばいいのかな?」

「は?無、、無理よ!!アレに勝つなんて!!!」

「まかせろ!俺がお前を守ってやる!、、、んな〜んてかっこいい事は言わないけどな」

「、、はぁ?」

「まぁ見てろ!」

そういうと砂煙の方向を見て、、

「俺の能力まだよく知らねえだろ?だから見てろよ!」

その時あいつの目が輝き、、、

 

「俺の算段は整ってる、、」

 

 

 

 

 

                    ***

 

 

 

 

 

「、、、さて、どんな姿か、、、ご対面だ、」

 

 

オレの一言に釣られるように光線の後の砂煙の中から姿を現した。

 

 

「、、、は?、、、」

 

 

 

そこにいたのは、、、、

 

 

 

 

ぬいぐるみ、

 

 

 

 

いや、、ぬいぐるみというにはあまりに大きく、、、恐ろしい物だ。

姿は太く大きさは200を超えているだろう、

見た目をもし言うならば、、あれは猫型なのだろうか?目は異常にでかいボタン緑、赤を、

口はジグザグに縫われていて笑った姿が気味が悪かった、、

 

なにより、、、、

 

 

体中にたっぷり染み込んだあの血痕だろう、

体中につけた血がその状況を深刻にさせた。

腕の部分の先端にはたっぷりの血の化粧をされ、顔の笑ったふうに縫われた口の周りには異常なほどの血を染み込ませていた。

胴には血がこびり付き、染みのようになり黒色に変色していた。

 

フー、、、、、、フーッ、、、、、、

 

口で息をしている、、、、、、、?!  しかし息をしづらそうだ、口をあの縫われているのが関係すのだろうのだろうか?

ただそこまで大きなぬいぐるみが立っているだけでも不気味極まり無いというのに、

体に血の化粧をしているのならさらに不気味になるし、体を強張らせるのも当たり前だ。

 

 

 

 

「、なんだ、よ、あれ、、?」

「、、知らないわよ、、」

 

 

 

とにかく、、だ、

あいつは少しずつ近づいてきているのだ、、

 

あのやわらかそうな体からは想像のできない重みのある一歩一歩踏み込み、地面にゆがみを作っている、、

 

 

 

 

「え、、?」

 

 

 

コノ学園は、超能力者達が集う学園だ。そのため衝撃などには強くする加工が施されており、

遠思の攻撃でもこの学園は壊れないほどの強度を誇っている。それを陥没なんて、、とんでもない重さなのが分かる。

 

 

 

 

「、、おし!行くか!」

 

そういうとあいつはそのままあの気味の悪い奴のめがけいきなり走り始めた

「ち、、ちょっと?!!」

「おおおおおおおおおお!!」

 

        

 

 

                    ***

 

          

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

 

あいつは勢いをつけながらあの化け物に突っ込んでいく。

なんて無謀で、、無鉄砲な?!!

何が算段が整ってるよ!!ただ突っ込んで死ににいってるだけじゃない!!!

 

 

 

 

 尚は体をかがめ、斜め気味になりながらスピードをつけながらぬいぐるみに突っ込んだ。

それに連動するようにぬいぐるみは大きく手を振り上げ今にでも振り下ろしそうとしている。

距離が一メートルほどになると、ぬいぐるみが動いた。

気味悪いほど血をべったりつけた手が振りかぶり、横になぎ払い気味に攻撃を仕掛けてきた!

腕は大きく広い、その腕がスピードを付け残像が見えるほど速く動く!!

その攻撃は近づいてくる!腰ほどまでかがんだ体は本来なら腹の位置であるのにかがんでいるせいで

顔にこのままでは命中する!!

 

その攻撃が近づいてきた時、少年は飛び上がった!

その行動はギリギリで、その下をあの怪物の腕が通り過ぎた!!

ブン!!!

 

もう少しで足にあたるような、ギリギリの位置。

、、、あいつ、、、早い、、、

遠思はすばやい動きに目を奪われている。

ぬいぐるみが体を回転し始める

理由はすぐ理解した、攻撃の追撃だ!!体を回転し反対の腕で裏拳を決めようとしているのだ!!

すぐその拳は飛んできた!!体はまださっきの位置のまま空中に浮いたままだ、このままなら命中する!!

 

その攻撃を尚は見切っているように動き出す!

向かって来る拳に合わせて下から蹴りを繰り出す!!!!

、、ガッ!

攻撃は命中した、だが軌道を変えるほどの力は無い、

攻撃は向かって来た!!!!

しかし浮き上がった体が下に下がる!

先ほどの蹴りは拳にまだくっ付いている。その拳に体を任せ蹴りだした!

身体は斜め下に向かい落ちていく!

ぎゅっ!!

 

 

ソレを静止したのは尚の手だった。

ぎゃりっ!しゃっ!

尚は身体を腕で支え態勢を整え、さらに身体を反転し相手に向かう!

「、、、すごい、、!!」

 

身体を攻撃に転じるのか、、!!

そう遠思は思っていたのだが、、

しかし、そこを通り抜け、後ろに回った!!

 

「ちょ、、体力、、もた、、なっ!」

何か愚痴ってやがるわあいつ!

「ちょ、、あんただいじょぶなんでしょーねぇ!」

言ってみるがどうみても大丈夫ではない。

化け物にあわせ体をぶんぶん振る姿は完全にばてている。

この状態ならいつか負ける、!

「はぁ、、い、一回!、、落とす!!」

「・・えっ?」

そういうとあいつは化け物の横薙ぎをかがんで避けると、その屈んだ時に手を地面につけ何かをつぶやいている。

そして横薙ぎを終え拳を振り上げる姿がそこにあったが、それは

消えた。

ドンッ!と音がした。音は下から。

あいつの乗った地面が割れたのだ。

 

「とりあえず、時間は稼げるな、、、、ふぅぃ〜」

「、、、、、あ、」

 

尚は少女に向かって走り気味になりながら近づく。

「おい、怪我、、、無いか?」

あいつは心配そうな表情をしてあたしの頭をなでながら聞いて来た。

その行動を冷静に考えたら恥ずかしくなりその手をなぎ払い、

「さ、触んないでよ!、、ったく、」

つい顔をしかめた。

「っはは。こんだけ元気なら大丈夫だな」

、、、あいつ、笑った顔、、こんなに綺麗だっけ?

、、はっ!!な、、何をあたしは!!!!

少女は頭を抱えたまま唸る。

「、、、そういえばあんたの力って、、」さっきの地面が割れたのは、まさかこいつが?でも、こいつの力って、攻撃をけしとばすだけの力じゃないの?

聞こうと顔を上げると

シィ!!、、

あいつがその言葉をさえぎった

「、、早いな、案外機敏みたいだ」

「ええ?!!あんた!!八方塞がりじゃないの!!」

「、、、ハァ?なにを言ってるんだよ。今もう罠をたっぷり作ったさ」

「、、ハァ?」

「俺がほしかったのはあいつが攻撃を仕掛けず、落ち着きながら罠を作る時間だよ」

「わ、罠ってあんた、ずっとあたしと話して、、」

 

ずぎゃ!!!

 

 

 

「、、話は一度終りだ」

またあの影が向こうに見える。

その姿を確認した尚は一言言った

「さあ、、この34メートルの廊下が勝負だ、、」

怪物はこちらを見て、、

、、、、、ふしゅ、、、、、くしゅう、、、、

どこかさらに殺気を飛ばしてくる

「、、、こい!!!」

 

 

 

、、、ぐわぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

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おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

響き渡る獣の怒声が耳に入る。声は衝撃となり、ダメージとし、髪の毛が後ろに大きく靡く。

目に痛みが走る、風が目に入りその声が目にしみたのだ。

 

大きな身体が動き後ろに身体をかがめた、

ミシミシッ、、

 

音がする、鈍い音、、何か、布が引き千切れる様な音がした。

 

 

 

オレの眼がソレを見逃す事はない。口のジグザグが大きくきしんでいる。

軋みに軋み、ジグザグがブチリブチリと音を立てて外れ始めた、

ついにその口が、本当の口が大きく見え始めた。

 

口はジグザグの糸ではなく、縫われていたようだ。

縫われていた口はやっとかと言うように開かれた。

 

 

 

 

 

 

赤々とした口内だった、綺麗過ぎて不気味なとんでもない牙と歯。

その口から垂れている涎が粘りながら床に落ちた。

一言言うなら、、、化け物だけでは済まないかもしれない、、

 

 

 

化け物大きく身体を撓らせてこちらに跳躍する。

 

 

 

 

「来た!?」

「任せろ!遠思!オレの目線から21mの位置、右下辺りに攻撃だ!」

「え?、あ、ああ、わかった!」

 

 

 

 

 

 

よく状況を飲み込まないまま少女は息を口に溜め込んだ。

「ッハァ!!!」

息を吐き出した瞬間にその声は共鳴する様に刃となった、

その刃は地面を削りながら言った通りの位置に攻撃が命中した。

 

 

 

ソレにより跳躍したぬいぐるみは態勢を崩した。

 

次はその角度の10度上を狙って!」

「ハァッ!!」

 

 

その言葉の通り上を打ち込んだ。

 

浮き上がる身体がぬいぐるみなら、、

 

大きく浮き上がる体を押し込んだ!

 

ギッ!、、、

 

一つことばを残しながら化け物は後ろに吹き飛んだ。

そしてオレは前に出る。

 

複製開始、、

 

目は大きく見開き、力を引き出す。

吹き上がる煙に包まれた空間は一瞬で消え去り、

弾丸のようにスピードをつけて突っ込んで来るぬいぐるみ、

ソレに備えた目が大きく見開いた。

 

                   

 

                                    

 

 

 

 

 

                 製作 複製 作成 創作etc、etc、、、、、の眼がオレの力

 

 キーーーーーーーーーン、、  

 

「(正体不眼異)アイズ」     ver:1、『カリベスの眼』

 

 

左手に光が集まる。光は球型になった。

「、、あれ?、、」

隣でいきなり光初めたのにびっくりした遠思がいた。

、あいつ、、ほかにも使えたんだ、、

遠思が知ってる力は攻撃を消す力だけだったから手から光を出したのを見て目を丸くした。

しかも、、目の色が、、違う?金色?

目が光ってるわけではない、眼は金色になっている。

 

その手の光が形を変える、

ぬいぐるみがソレを止めようとしているのように目の前まで飛び出してくる。

瞬間に反応するようにその光は形を変えた。

 

その光は瞬間に途切れた、

ぬいぐるみが腕を高く振り上げる、その手が振り上がり切りった時、

 

シャキンッ、、、!

あのやわらからそうだった手から大きな大爪が飛び出した、飛び出した瞬間に腕を振りかぶる、!

 

ズ、、、ッッッドン!!!

 

その手は振り落とされ地面に振り落ちた。

そう、、、、、

地面、にだ

 

 

 

尚は瞬時にふわりと後ろに下がった

そして砂煙に突っ込む、!

相手も尚が避けたのを確認すると再度動き始めた、

尚は左手に握る物に力を入れる、準備OK、

相手は地面に刺さった大爪を抜き取り、その奇怪な口を再度大きく開く、涎はまた地面に垂れた

動く、、、!

 

尚は姿を確認し突っ込むッ

ソレは尚を見つけて体を振るように回るっ腕は付いていく様に後から来る、!

その腕は裏拳を決める様に近づいてくる、!

ソレを瞬時にしゃがんでかわし、しゃがんだ反動で腕が通り過ぎた瞬間に飛び上がる!

身体は回転をやめずに回り続ける、また腕が近づいてくる、

尚は腕を横目で確認しながらぬいぐるみに近づく、

 

腕は近づき今にも当たりそうだ、、!

腕はもう追いついた、!近づく腕はもう顔の横。

当たる、、!

尚はその腕を自分の腕でつかんだ、、!そして瞬間的に這い上がり、まるで棒を登るかのように

回り込む、!使う腕はしかも右手だけだった、

嘘の様な光景だ、

アレは凄いスピードで回っている、一回回転する事ぐらい、2秒とかからない程のスピードを捉えて

しかもその回転の威力を殺し、ソレに回転を無視しよじ登ったのだから

 

 

その腕から今度はぬいぐるみの胴に飛ぶ、、ッ

金色の眼はいまだ色を落とさない、

 

 

金色はの色は尚のいつものやる気のない目ではない、獣の、覇王の、最大強者の、鬼の眼を思わせる

眼に変えている、

 

尚の左手が動く、滑らかで、、美しい動きで動き出す、、

「「気ぃつけなよ」」

尚はダブった様な不思議な声で

 

「「今の俺は」」

 

ぽつりと

 

「「鬼なんかより」」

 

つぶやいた

 

「「ずっと強ぇぞ、!」」

 

 

 

左手の中にある凶器は、こんな相手にも通用するかは分らない、、

 

だが、、、する必要はあると思うから、、

 

左手が動く、手の中に包まれた物が現れる、

 

ソレは、、、ただの人間でさえ持っている物だった、、

 

 

 

サバイバルナイフ

 

ナイフの背がギザギザと異様に光り、その異様な光が気味悪い

 

 

それがその腕に隠されている物だった

 

化け物はそんなものも分らない、しかし戦闘のスピードは早かった、オレが今、命を永らえているのは

 

この眼があってこそだった

 

 

逆手にナイフを持ち直す、

 

鋭い眼光を相手に注ぎながらオレの左手は動かす

 

見据えろ、、、どこを、、、切ればいい、、、!!

 

     「(正体不眼異)「アイズ」  ver0、『鬼撤眼』

 

 

オレの眼は完璧な、殺意に入れ替わる、

眼から殺気があふれ出す、

ソレはこのぬいぐるみに負けぬほど、ソレを越えるほどの殺気

 

オレは相手を見透かす、

身体を、体内を、細胞まで、オレの眼は探す、

亀裂を探す、すべての存在に完璧はない、すべての物には綻びがあり、オレの眼はソレを探す眼

 

 

 

トラエタ、、!!

 

左手は振り出された、!

 

シュンッ、!!

 

ギャリッ!!!

 

化け物の胴体のある一部を見据えてナイフを振るう、

命中、、「「サバイバル戦闘術、ナイフは刺すより抜くに力を神経を、!」」

 

その瞬時にナイフを振り抜く

 

ギャリリッ!!

 

 

 

口走りながら引き抜くその胴に傷が入る、

 

「、、クッ、!硬え、、!」

 

「すごい、、」

 

呆然と少女は見ていた、

その光景を、自分では傷すらつけるのも苦労した相手に一撃でダメージを負わした

いや、、ダメージというにはさびしすぎるダメージだった、

 

それでもその光景に緊張を持って見つめ続けた

 

 

ギッ、、、、、、

ギャ〜リャ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!????????????!!!!!!!!!!!

 

 

 

動き出した!

その爪を出したままの腕を切付けた、

「無駄だ」

腕に反応し身体を屈めてよけた、

前方からまだ腕が来るのを確認、

それには瞬時にナイフを突き立てた

 

「「おまえ、、、継ぎ接ぎだらけだな、ボロボロだ」」

 

腕が斬り落とされた

 

中は肉がつまり、血を大量にぶちまけた、

 

断末魔をあげると尚は思っていた

だがどうじずに攻撃を続けるぬいぐるみ、

 

 

それに反応し攻撃を続ける

「「また腕切り落してやる!」」

この眼のおれはどこか荒れている

 

 

ナイフは羽の様に舞い、そして斬り付けた

腕はただくっ付いてるだけの様に見える

 

ギィヤリリッ!

 

刃が迫るそれに対応するのは爪だった

オレのナイフに追いつきさらに追撃しようとする

 

オレには追いつけないさ、、

ナイフは舞い散り、動き回る、

時折、相手の大きな攻撃には身体を使いよける

 

その度に地面に大穴を空ける事で避け難くなる

なんとも厄介な、

 

「、、、トラエタ!」

オレは右手で襲い掛かる爪を払い、その瞬間に胴を斬り付けた

 

「遠思!一番デカイのかませえええええ!!!!!!!」

 

そういう前から準備を整えていたのか、攻撃の一歩手前まで準備を万端にしている様だった。

 

 

少女が見ているのは、、腕の勢い、自分の腕の勢いと力が全てにつながるから

スケイルハブレット!!!「蛇道は闇の中に」

 

 裾を下に向けた、 

ソレは攻撃への絶対契約、理論、全てに基づくルール

 

コレは生き物にやると、必ず死んでしまう様な事だ、

だが、、アレには例外でしょ、、、!!

 

集中し、そして計算する、

あの角度、あいつのあの位置まで

 

 

裾から瞬時に鋼が飛び出す

手を振り上げ位置の調整、

鋼のスピードは速い、

ぬいぐるみの動きに合わせ鋼は蛇の様に動いてる

 

ジャリリリリ!!

 

鎖が擦れる様な音がする、

鋼は蛇の様なスピードで迫り、

 

ぬいぐるみの身体を貫いた、

 

実際ならこの様な素材ではあの強靭な身体を貫く事はなかった、

あの最初の傷、ナイフで付いた傷の位置にピタリと命中し、貫く結果となる、

あいつがいなければ成立しない事だ

 

そ鋼の装飾が施された鎖は身体を貫き、そして巻きつく、

鎖はあの巨大な体を覆う様に包んでいく

 

「、、、最終手段だったんだから、、まだ終わらないわよぉ!!」

 

身体にはもう完全に鎖は食い込み、身体を変化させている、

動きは止まり、その鎖に力を込めて引き千切ろうとするそぶりを見せる

 

そして、遠思は深呼吸をし、全身に力を込めた、!

「行くわよぉ〜!、、、、、、、、ハァァァァアアア!!!帯電!!!」

 

鎖は彼女の裾から手の平に移っていた

そしてその一言が発せられた瞬間に鎖に力が込められ、ジャリッと音を立て大きく光を放つ、!

 

光はバチバチ音を立てながら鎖を伝う、

鎖に光が灯り、冷たい銀色が、明るい白色に変化する、!

 

白色に変化するほどの帯電は彼女から伝ってきている、

まぶしい、とてもじゃないが目など開けることなどできない閃光は

鎖を伝いながらぬいぐるみに流れ込んだ、

 

バチバチバチッ、!!

 

、、、グッ、ギッ、、!!

 

 

貫通した傷口に電流が注がれる

電流が身体を覆っていく、 貫通した所だけではなかった、

巻きついた鋼は全て発光し全ての景色を白く染め上げる

普通では見る事が出来ない光をオレの眼は見る事が出来る、ソレはオレが眼を持っているから、

今あいつの状態まで細かく知る事が出来る

痙攣を起こし、身体をガクガクさせている、身体が黒く焦げ始めた、光はまるでプロミネンスの様にうねる。電流が目に見えるほどの高圧電流ならあいつにも影響はあるはず、

レールガン「超電弾丸、磁砲」

は磁力などの電力を用いる。だがコレは純粋な高圧だ

あの様に一瞬の超高圧ではなく、高圧であるが持続する物とはまた違う

だがコレは遠思にも負担がかかる。脳の伝達電気を大きく身体が変換し帯電、発光する能力を

エレクトリッカー、その他では「電力増強能力者」と言われる事もある

ソレでも最大発電で450kwh以下だ

彼女はきっとそれ以上の電力を、、

、、、やばいかもしれないなぁ、、

「、、、くぅ、、、まだまだぁ!!!」

 

息を詰まれる声が聞こえた

電流の音が邪魔してよく聞こえなかったが

表情はとんでもない疲労が見られる

 

-3ページ-

発光はやまない、

やまない発光に身体がくらむ、力が失せる様な感覚

どんどんと目の前が曇る様だ

このまま発電し続ける、、無理。

後は持って30秒ないかも、

今は電気を止む事は出来ない、手に力を込め、頭に集中力を高めた

この行動が止めば私は倒れる

私がまだ出せるのに倒れるのと、出し切って倒れるのとは同じ。、、、ではない。

力を使いきる事は私の脳波が止まる、

つまりは仮死と言う事だが、長い間その状態が続けば確実にこの世から去る事になるけれど、

今は、、、後者を私は選ぶ、、!!

 

「はぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!」

 

力は込められた

光を込めた

全身全霊をかけて力を、私の電力を、、!!

 

バチバチバチ、、バチバチバチバチ、、!!!

音は大きくなっていく、時折見せる辛そうな表情が痛い、

速く、、、速く倒さなきゃあいつが、、!

 

オレは冷静になろうとする、だが無理だ!あいつがあんなに辛そうなのは久しぶりに見たから

初めて出会った時と同じ顔を、同じ事をしようとしてる!

止めなければいけない!

オレは発光する鎖の先にある化物を見る、!

いまだ動こうとする、鎖を切ろうと抵抗をし、爪でギリギリ鎖を削ろうとする

まだなのか、、くそ、!

動く、電流を帯びる化物に少し距離をおき、眼を閉じる

眼はいまだ残り力をつけて手の平から光を放つ

こちらの光は黄色い、いや、黄金色と言うのだろうか?

美しく光は輝いた

 

「(正体不眼)アイズ」ver1、『カリベスの眼』

 

眼は赤から黄金に色を変える、

眼は閉じたまま、ただ光は大きく強くなる

 

そして、地面、コンクリートに手を置いた、

光った手はまだ置かぬまま上がり続け、眼もまだ閉じたままだ

 

、、、カッッ!!

 

眼を見開いた、!そして手を地面に勢い良く叩きつける

そうすると空白の時間が1,2秒経った頃に、、

「おきろ、、役立たずども!!」

校舎が変形した、!入れ替わったと言えば良いのか

上にはギロチン、左右に振り子式ギロチン、背後には大きなアイアンメイデン、斜めからはバンジースティークがある。ソレは発光する相手に降りかかった、

知識にある情報と、周りに材料があるならそこでソレを作り出す。即効作成能力が、罠である役立たずどもの引き金を引いた。

全てが降りかかった時、信じられない程の砂煙と光だけが残った、

尚は動く、速く止めなきゃあいつが、、!

尚は深く身をかがめ、スピードを高めながら走る、

「やめろ!遠思!ストップだ!」

その言葉を発しながら走る、

それでも光は止まない、かわりに激しい息遣いが聞こえてくる、

早くしないとヤバイ、、、!!

「理奈!止めろぉ!理奈!!」

声を溜め精一杯声を張り出す、!

 

そして遠思の姿が見える、砂煙の中で信じにくい程の汗を流しながら

意識が朦朧としていのが眼に見える、

「おい!遠、、痛っつ!」

触れようとすると電流が流れた、身体からは少しの電流が流れていた。身体にまで電流が流れるのは異常だ!

 

「く、、、そがぁ!」

そういうと尚は遠思をつかむ、!

電流は瞬時に尚まで侵食した、

「が!、、ぐ、、ううぅ!」

電流はいくら微量でも元が元だ、

あの高圧電流を生んで出来た物ならばそれでも量は少なくないはず、

身体には激しい痛みが伴った。

うめき声は一瞬あげて、その一瞬でうめき声は止まる

「ぐぁ!、、、くそ、!遠、、思、、目ぇ、、覚ませ、」

力はほとんどない声だった、

それでも深く力を込めて一言とつぶやく

「、、起きろ!!バカ野郎がああああああああ!!!!!!!!」

大声で耳元に怒鳴る、、

キーーーーーーーーーン、、、、、、

耳鳴り、、

そして光は止まり、、足が崩れた、「お、、おうっと!」

尚の身体に身を任せる様に遠思は背を任せ倒れこ込んだ

「、、、あ、、あんた今、あたしになんていったか、、覚えてる、、?」

意識を取り戻した、

それにほっとした、胸を撫で下ろし質問の答えに言葉を漏らす、

「え、、あ、、い、いやぁ、なんていったかなぁ?、、」

「、、、後で殺す、、」

「ゴメンなさい勘弁してください」

「ふう、、、で、?あいつは、、?」

オレは頭を上げて質問に答える、

「倒した、、よ、」

「そう、、よかった、、ほん、、と、、に、」

「、、おい」

寝てしまった

オレに背中を任せたまま汚れた顔のまま深い眠りに落ちた、

「、、、たく。」

オレもほんとは今すぐ寝たい、やばい位疲れた、

オレは眼を目に戻そうとし、、

 

ボシュン、!

 

「、、、は?」

 

オレの背中にとんでもない痛みが走った

眠気は吹き飛んだ、!

「な、、、、に、?!」

 

後ろから何かがぶつかったようだった

、、、、コンクリの塊、、

ソレはオレのすぐ後ろに転がっていた、

後ろを見る、痛みに目が開けずらい、

砂煙はまだ上がり、1m向こうは見えなかった

目でダメなら、、

オレは眼を使い見開いた、

向こうを見る、、

 

うそ、、

 

トラップが動いている、鎖はジャリジャリと動いている

その奥からあのボタンがいやらしく輝いた、

紫の空間でも月は美しい、

その光がボタンに反射し不気味な光を残す

 

ギイイイイイイイイイイイイイイイイイオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!

全てが吹き飛んだ、

トラップも、鎖も塵となった

煙は一気に晴れた

そこにはまだ姿があった

 

 

体中に血を滲ませたぬいぐるみは健在している

爪に少しばかり荒っぽさが含まれている

く、鎖を削って、、

グロテスクな口が開き大きく咆哮をまた一つ上げた

ギイイイイイイイイイイイイオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!

瞬時によだれが飛び、大きな風が来た、

髪が乱れる

臭い、

口からの口臭は今まで嗅いだ事のないひどい匂いだった

ズシリ、、ズシ、、、

 

進んでくる、殺気を飛ばしながら、、、

一歩近づくだけで殺気は一気に跳ね上がる、

 

だ、、、、ダメだ、、、速くこの場を去らなきゃ、

 

オレは立とうとする、遠思を抱えようと手を伸ばしながら立つ、

「、、うぅ!、、な、、?!」

足に、、コンクリが、、乗っかっている、

オレの細い足より遥かにでかいコンクリがのしかかっている、

どうも折れてはいない様だが、動くなんて不可能だ、

斬ったってこの足じゃあ遠思を抱えるなんて、、

 

絶望が圧し掛かる、

うそだ、、やっと、やっとオレは自由な身体を手に入れたんだ、!

変な叔父は叔母に、親戚、親類にビビらずに生きてけるのに、

こ、、こんなのって、、

走馬灯だ、

頭に絶望が込めてくる、

こんな、、こんなのって、、、

 

いつの間にか距離はもう詰まっていた、

あいつはオレの5mにいた、

あいつがあと一歩と、手を振り上げたら、、

俺達は、、、

ぬいぐるみはニタニタ笑っている気がした

もう、、、無理か、、

(お前は、、その眼を持って不幸か?ならば、、オレはお前に謝らなければいけない、)

__________、、、、、

 

思い出した、あの日の事を

なんでだろう、覚えてた、

あんな、、、昔の、、、、、

 

ギンッッ!!!

眼が力を持つ、

ソレを見てぬいぐるみは以外そうな顔をした、、、気がした

それでも、動きを止めない、

一歩踏み込んだ、

後は手を振り上げて、、落とすだけ。

ソレなのに尚は睨んでいる、

強い正義感を持った眼で、、

手が挙がる、、

少しずつ上に、、上に、、

あがりきった、

後は振り落とすだけ、、

 

それでも眼を強くした、正義感の眼で、

 

、、、ブン、、、

その手が、、降りかかって、、

 

 

ドンッッッ!!!!!!

ガ、ギ!

オレは見ていた眼を一度も閉じなかったからわかる

吹き飛んだ、

後ろに大きく身体をのけぞって、

腹に何か、、ドッジボールが思い切り当たったみたいに、、

 

「バトルシュルキンB級、バーサーカードール」

声がした。

「育ちに育った魔術グッズは問題ですね。『コハトの小刀』ですか、」

どこかで

「なぜこの学園にいるのかは知りませんが私はあなたに一飯の恩があります」

オレは後ろを見る

「破壊と再生の神に我、破壊の誓を解く」

「あ、、あんた、、」

「北アメリカ地方ロンドン州3241番教会付属、コードbO412345243、アサシン、ハウドンアウト部隊指揮長」

戦士が降りてくる

「レイゼン、マグナス。半滅せし魂を回収します、」

説明
内容の変化が目立ちます。目だってなんぼ!昔の自分は捨てるのです!(`・ω・´)むふぅーn
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