某D&Dに似たファンタジーゲーム 失われた山小人の秘宝 2日目
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失われた山小人の秘宝 2日目

 

 

 

コンコン

 

 

 

 森人(エルフ)のフィーナは何を感じたか指で合図をしてショートソードを

抜き身に出しドアの入り口に立った。それを合図にトートは魔剣を両手持ち何

時でも攻撃できるようにドアを中心に半円を囲むように配置についた。

 

 

 

コンコンコンコン

 

 

 

 ドアを叩く人物は苛立ってかノックの音や回数が乱暴になってきていた。

 フィーナは指で合図をして、ドアの向こうには1人の軽い体型の人がいる皆

に手ぶりで告げた。そしてドアを開けたらすぐに攻撃できる準備を無言で皆に伝えた。

 

 

 

 

 

ゴンゴンゴンゴンゴンゴン

 

 

 

 

 

 スリ師のギラは相手は一人だが相当に短気な気質だなと感じた。

また魔術師ネネもすぐさまスリープの呪文で眠らせたほうがいいか、

ライトで目つぶしをするか思案していた。

 

 森人(エルフ)のフィーナは皆の行動が決まるとドアを開けられる

位置につき開けたと同時に攻撃できるように大きくドア開ける準備をした。

 

 

 音の主は最早ノックではなくドアを破壊するかのようにドアを叩いていた。

 

 

 フィーナが「いくよ」と言ってドアを開けようとした瞬間、ドアはハーフ

 

リングより大きいが山人(ドワーフ)より小さい何かによって蹴りの一撃で

ドアは木っ端みじんとなり小さな人は素早く魔術師がいるのを確認すると手刀

で魔術師ネネの喉に一撃を加えて沈黙させ、次に攻撃すべき第二目標を確認

すると森人(エルフ)フィーネの鳩尾に拳を入れ呪文も攻撃もできないようにした。

 

 余りの素早さに剣士トートとスリ師ギラは一歩対応が遅れ、そのすきにこの

只人(ヒューマン)の子供のような者に先手を取られた。

 

 

 

トートかギラに照準が定まり攻撃を受けると誰もが思った。しかし第三攻撃の攻撃はなく

 

 

 

 

 

ぐう〜〜〜

 

 

 

 

というお腹の音とともに小柄な少女か少年かわからないような人物は

盛大なお腹の音と共に攻撃を終了した。

 

この眼鏡をかけた小柄な只人(ヒューマン)は開口一番に言った言葉に全員は絶句をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お腹へったの〜何か食べさせて〜〜」

 

 

 

 

 

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 手持ちの食糧や皇帝のテーブルで食事を与えれば足りない

と暴れそうなので、カウンターにルームサービスを頼み食事

が来ると山のようにあった皿を次々と綺麗に平らげワインを水

で薄めたものを飲んで満足したかのように話だした。

 

 

「アタシの名前はキヌエ」

 

 

 キヌエはクレリックで僧兵をやっている。このパーティーが求人

を出しているのを派遣ギルドで読んだのでここに来たと淡々と話し出した。

 

 

 

 

 

画:みらくる☆様

 

 

 

 

 

「でね。来てみるとドアの向こうから殺気が出ているので襲われるの

でないかと思い、体術で先手を取ったのはいいが、ここに来るまで飲

まず食わずで体がもたなかったんだ」

 

 

 そうキヌエは簡略に自己紹介をするとパーティーのリーダーと思しき

人物に「入団テストはこれで実力は見れたでしょ」

 

魔術師ネネは手刀の一撃が強く、まだ喋れずワインを飲みながら剣士

をみて、またフィーナも腹部分を保護するプレートが大きく凹み修理

に出さないといけない状態であった。

 

 

 一同を代表してスリ師のギラがキヌエに話し出した。

「実力は十分見せてもらった、あの体術は北方の聖ドミニカ協会が鍛錬

にやる体術と見たがあれだけの技量があれば司祭になれるんじゃないのかな?」

 北方の聖ドミニカ協会では冬が厳しいため食糧目当てに強盗が発生する。

 

 

 その為協会が自警団を結成して皆で盗賊を撃退できるように司祭が村人を指導する。

 その為、聖ドミニカ協会では呪文より体術や武術が基本修練となっている。

 

キヌエはバツが悪そうに頭を掻きながら話した。

 

「実を言うとアタシが強くなりすぎて門下生をコテンパンにしたため、大司祭から

世界をみろとお暇をもらって旅をしているんだ」

 

 

 

 

 

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 しかし、最初の頃は物見雄山で下界を見て楽しんでいたが路銀が無くなりそう

になり自分の力で金銭を稼がなければならないようになった。そのとこ派遣ギルド

の求人を見てこれだと思いパーティーに参加できないか派遣ギルドの受付に交渉し

たら小さくて役に立たないと笑われたので、この受付を半殺しにしてパーティーは

今どこにいるかを聞き出したというわけであった。

 

 

 

 

 

 ところが、下界の情報に疎かった為、パーティーに対して推薦状を受付に書いても

らうのをしてもらえなかった為正攻法では面会もできず、直接面会に来たというわけであった。

 

 

 

 

 

ギラはトートにどうすると目合わせをした。

「入団テストはOKということで魔法は何ができるの」

キヌエはトートではなく剣が話しかけてきたことに驚いた。

 

「剣がしゃべるなんて初めて見た。。。。。あ、えっと魔法は簡単なものならいくつかできます」

 

 

 

 

キヌエは面接官と話すように襟を正して話し出した。

 

そしていくつか質問をしてキヌエはパーティーに加わることとなった。

 

 

 

 

 

 

説明
このゲ-ム小説は、某D&D似たファンタジーゲームがベースです。
彼女はお腹一杯ならゴールドドラゴンも倒せる最強クラスでしょうか?!
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