【獣機特警K-9UG】Y-X【交流】
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ラミナ市の外れにある『ノー化学研究所』と書かれた看板のあるラボ。

 

IDカードで固くロックされた入り口の、その先。

 

スレイ「邪魔するぞ」

研究員A「これはこれは、ようこそいらっしゃいましたスレイ様」

 

大勢の部下と共に現れたのはスレイ。

そう、この『ノー化学研究所』、表向きは普通の研究施設だが、実はブラッドファミリー直属の研究所なのである。

 

スレイ「今日来た理由は他でもねえ。遂に完成したそうじゃないか、何でも溶かす液体・ヨウカイX、通称Y-Xが」

研究員A「はい、スレイ様」

研究員B「今は出来上がった分だけをタンクに貯めておりますが、既に製造方法は確立しておりますので、これからいくらでも作り出すことが出来ます」

スレイ「上出来だ。ヘッヘッヘ、これでラミナ市の愚民どもを脅せば、いくらでも金が取れるって寸法だ。よし、部屋に案内しろ」

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関係者以外立入厳禁と書かれた、研究所の一番奥まった部屋。

 

その部屋の中央にある、<危険!! 近寄るな!!>と書かれたタンク。

 

スレイ「ほう、この中にY-Xがあるのだな?」

研究員A「左様でございます」

研究員B「タンク内に波々と満たされております」

スレイ「しかし、何でも溶かすY-Xをどうやって保存するんだ? 何故タンクが溶けない?」

研究員A「実は、Y-Xも鉛にだけは無反応にしておりまして」

研究員B「そうしないと、Y-Xをばら撒くためのミサイルに積むことも出来ませんので」

スレイ「お前らホント頭いいなw」

研究員A「ははっ、ありがたきお言葉でございます」

スレイ「………」

研究員A「スレイ様?」

研究員B「如何なさいましたか? 何か腑に落ちない点でも?」

スレイ「いやな、このY-Xを狙っている奴がいるとの情報を得たもんでな」

研究員A「なんと!!」

研究員B「一体誰が!?」

スレイ「情報を漏らした奴がいるそうだ」

研究員A「そんな! わ、私じゃありませんよ!」

研究者B「もちろん私でもありません!」

スレイ「落ち着け、誰もこの研究所の関係者だとは言ってねえ」

研究員A「では一体誰が?」

スレイ「この前、この研究所に新聞記者が来ただろ?」

研究員A「ああ、確か瓜井とかいう豚型ファンガーの。でも、その方には表向きの施設しか案内してません。当然、このY-Xの部屋には一切通しておりません」

スレイ「本当にそう言えるか?」

研究員A「ええ。あの方には、案内役としてずっと私とBが付いていましたから」

スレイ「奴さん、途中でトイレには行かなかったか?」

研究員A「あっ!」

研究員B「そう言えばあの時、随分とトイレが長かった気が…」

スレイ「そういうことだ。そしてその新聞記者の瓜井は、裏で銀豚桃豚兄弟と通じているという確かな情報も得ている」

研究員A「銀豚桃豚兄弟とは、あのコソ泥の?」

スレイ「そうだ」

研究員A「なんてことだ! あの記者が銀豚桃豚兄弟と通じていたなんて!」

スレイ「そしてここに来て、銀豚桃豚兄弟と瓜井が、今夜あたりY-Xを盗みに来るという情報だ」

研究員A「なんと! ああ、どうしようどうしよう」(オロオロオロ)

研究員B「どうしようどうしようどうしよう」(オロオロオロオロ)

スレイ「お前ら落ち着け! 俺にいい考えがある」

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深夜、ノー化学研究所。

無人の施設に蠢く、3つの極端に太った影。

 

桃豚「あっさり侵入できたね、あんちゃん」(プーン)

銀豚「せやな弟。てか息クッサ! お前、こんな時にも酒呑んどるんかい!」

桃豚「だってオイラ、酒がないと1秒も過ごせないんだもんw」

銀豚「まあええわ。お前が持ってきた情報と、それと瓜井はんのおかげで((Y-Xの研究室|目的地))までも迷わず到着でけたしな。情報感謝するで瓜井はん!」

瓜井「なんてことないですよ。私達、昔からの友人じゃないですか」

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<危険!! 近寄るな!!>と書かれたタンク。

 

銀豚「さて、これがY-Xの入ったタンクやな。弟よ、準備はええか?」

桃豚「うん! 今持ってくるね!」

 

桃豚「お待たせー! 鉛製のタンクだよ」

銀豚「よっしゃ。これをY-Xのタンクに繋いでっと」

桃豚「あとはバルブをひねって盗み出すだけだね」

銀豚「接続完了! せーの、よいしょっと! よいしょっと! よ、よいしょっと…」

桃豚「どうしたのあんちゃん?」

銀豚「なんやこのバルブ、めちゃくちゃ固く締めてあるわ。全然動かへん」

桃豚「よし、オイラ手伝うよ!」

瓜井「私も手伝いましょう」

銀豚「ほないくで。よいしょ!」

桃豚「よいしょ!」

瓜井「よいしょっ!」

銀豚&桃豚&瓜井「「「よーいしょおーーー!!」」」

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バキッ!!

ブッシャアーーーーーーーッ!!!

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銀豚「うわっ!? タンクが破裂しよった!」

桃豚「あ、あんちゃん! あんちゃんの顔が!!」

銀豚「なんや弟?」

桃豚「あんちゃんの顔が溶けてる!!」

銀豚「なんやて!? てかお前もや弟!」

瓜井「二人とも顔も全身もドロドロです!」

銀豚&桃豚&瓜井「「「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁ……」」」

 

・・・・・・

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スレイ「あーあ、豚が三匹、ドロドロに溶けちゃってw」

研究員A「私もまさかここまでとは思いませんでした」

研究員B「しかし、侵入者を見越して無理にバルブを動かすとタンクが壊れるようにしておくとは、さすがスレイ様ですな」

スレイ「なんてことねえよ。よし、しっかり写真撮っとけよ。ドロドロに溶けた豚が三匹、これ以上の宣伝材料はねえ」

部下「はっ!」

スレイ「これでラミナ市の連中も、そして警察も震え上がるぜ。キエーッハッハッハッハ!!!」

 

 

=END=

 

 

 

説明
みんなのトラウマ、ロボコップのあのシーンw

スレイ https://www.tinami.com/view/553585
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