【獣機特警K-9UG】帰ってきた兄弟(2)【交流】
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???「で、次はどうするんだ兄ちゃん?」

?????「次はな…ってクサッ! お前、また酒呑んどるんかい!」

???「悪い?w だって俺、1日たりとも飲酒だけは欠かしたことないんだも〜んw」

?????「たく、ワシはノンアルコールしか飲めへんというのに…」

 

テレビニュースのアナウンサー『今入った情報です。今回のアイヴィー長官暗殺未遂事件、あのブラッドファミリーから犯行声明が出たとのことです。繰り返します──』

 

?????「警察のボケ共、ようやく気付きおったか」

 

テレビニュースのアナウンサー『「今回は失敗したが、次は必ずアイヴィーを殺る。首を洗って待ってろ。必ず殺る。ブラッドファミリー首領 スレイ・ブラッド」。以上、警察に寄せられた、ブラッドファミリーからの犯行声明でした』

 

???「あらためて見ると、本当に大胆だなw」

?????「せやなw そしてこれを見てみ?」

???「これはこの前、司法省のサーバーに侵入してゲットした、アイヴィーのスケジュール表だね。これを見て、奴が一日中司法省にいると分かったから、爆弾入り花束を贈ったのに!」

?????「問題は明日や。明日は朝8時から、ファンガルド・プラネットポリス本部で総監のフュアとの会談」

???「でもこんなことがあったんだし、きっと中止じゃね?」

?????「いいや、アイヴィーの性格から言って、絶対に予定通り行われる。『テロには絶対に屈しない!』とか、ご立派なことを言ってな!」

???「ああ!」

?????「そこでこれや!」

???「あ、花束に仕掛けたのと同じ爆弾!」

?????「でも威力は数十倍にしてある。これを車の下に仕掛ければ、GPSが1キロ走ったことを検知した瞬間大爆発を起こす! 中の奴ごと木っ端微塵や!」

???「すごい!」

?????「もうすぐ日付が変わる。今からこれをアイヴィーの車に仕掛けに行くで」

???「うん! あーまた腹が立ってきた!! 見てろよ、アイヴィー許すまじ!!」

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司法省地下駐車場。

 

腰の曲がった運転手姿の一人のテラナーの老人が、黒塗りの車にワックスがけをしている。

深夜だけあって、他に人の姿はない。

 

???「どうしよう兄ちゃん、誰かいるよ」

?????「チッ、こんな時間に何しとんねんあのジジイ!」

???「出直す?」

?????「いや、ワシに任せとけ」

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クマ男A「やあ、こんな時間までお仕事とはご苦労様やで…うおっほん、ご苦労様です!」

老運転手「あなた方はどなたですかな、クマのお二人?」

クマ男A「司法省の職員ですよ。こいつとともに、今残業が終わったところです」

老運転手「それはそれはご苦労様です」

クマ男A「ところで、その車はアイヴィー長官のお車ですな?」

老運転手「はい、左様でございます。明日、朝一番にお出かけになるので、今夜のうちに運転手の私がワックスがけをしていたところです」

クマ男A「それは大変ですな。あなたも朝が早いだろうから、少し仮眠を取っておいたほうがいい。ワックスがけなら我々がやっておきますから」

老運転手「いえ、いくら司法省の方とはいえ、見ず知らずの方にそんなことをお願いするわけには」

クマ男A「まあそうおっしゃらずに、ここで会ったのもなにかの縁ですし」

老運転手「し、しかし(ブルルルルッ)」

クマ男A「どうしました?」

老運転手「いや、急にトイレに行きたくなりましてな。その間だけ、ワックスがけをお願い出来ないでしょうか?」

クマ男A「それはもう喜んで!」

老運転手「ありがとうございます。ああ、歳は取りたくないもんですなあ…」

クマ男B「どうぞごゆっくり〜」

 

老運転手は、曲がった腰を庇うようによたよたと歩きながら、エレベータールームの方に消えていった。

 

クマ男A「よし、今のうちや!」

クマ男B「OK!」

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10分後。

 

老運転手「お待たせいたしました、ありがとう、もう結構です…あれ、二人ともいない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

老運転手「…さあ、追え」

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司法省ビルから少し離れた路地裏。

 

?????「これでよし! 明日になればアイヴィーははい、さようなら〜や!w」

???「アイヴィーざまぁwwwww でも、俺たちあの運転手に顔を見られちまったよ?」

?????「心配するな、朝になれば、あのジジイもアイヴィーと一緒にドカーン!や。ワシらの顔なんて誰にも分からへん。万が一バレたとしても、アレがあるから、ワシらに疑いの目が向けられることはない」

???「ああ! …うわっ!?」

?????「どないしたんや?」

???「クソッ、このカナブン、ブンブン飛び回りやがって!」

?????「そういえば、さっき爆弾を仕掛けてる時にもカナブンがいたな。まあ夏やから、カナブンぐらいあちこちにおるわ。さ、隠れ家に帰るで!」

???「うん、アイヴィーの死を祝って、今夜は前祝いだ!」

?????「おいおい、また呑むんかいな…」

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翌朝7時半、司法省地下駐車場。

 

老運転手「おはようございます長官」

アイヴィー「おはよう。あなたがピンチヒッターの運転手さんね?」

老運転手「はい。同僚が急に風邪を引いてしまいまして、今日はよろしくお願いします」

アイヴィー「こちらこそよろしく! じゃ出かけましょうか?」

老運転手「はい。シートベルトは締めましたかな?」

アイヴィー「OKよ」

老運転手「では、出発!」

 

車は、目的地に向けて走り出した。

 

 

=To be continued=

 

 

 

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