古今妖怪録「異界のうわばみ」
説明
次元の境界があいまいな、異界に近い場所の一つ、深山に現れる巨大な蛇妖。
頭の大きさからして300mは下らないであろうが
全体像を表さず、体の一部を異界の穴から顕現させるだけなので詳細ははっきりわからない。
獲物により現れ方を変えながら、恐怖を与え、それによりこわばった
肉や魂を最高の滋養とする。
特に人間が好物で日本中の深山での人の行方不明・蒸発のうち
幾分かはこの妖怪の仕業だ。
人間がいなければ熊などの動物も食べている。
巨躯ではあるが妖怪なので大量に食べる必要はない。
胃の中で長い時間をかけ、捉えたご馳走を消化していくのも愉しんでいる。
こいつが厄介なのは基本的に獲物は丸呑みにするので
捕食場所にはほとんど物を残さないから出現パターンの特定は困難であるし
なにより面倒ごとは避ける性質なので危険を察知すれば異界にこもり出てこない。
そして「我慢の味」も知ってるので、何かあればほとぼりが冷めるのを待ち、
また捕食行動に移ることができる。
妖怪党には無所属ゆえに敵に回すのも面倒だし、用心の後ろ盾としての損得勘定で
籍を置いている
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