空飛ぶ戦車ドクトリン プロローグ
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『火』を灯された人間はどうなるのだろうか?。

そうこの心に火がともされた人間だ、比喩であり比喩ではない。

あれ以来私は、私の心に灯されたこの火の所為で体が熱い。

そう思いを巡らせていると私の付き添いの男が声をかける。

 

「また焦がれておいででしたか。」

 

その男は私の心を見透かすように私に声をかける。

 

「そう見えるか?」

 

その問いに対し、少しだけ素っ気なさそうに答えてみる。

そう答えると男は私の隣に立ちその視線を下へとやる。

 

「ならこの光景を見て何をお考えだというのです、閣下。」

 

男は私に対し少し語気を強めにしてさらに問いかける。

 

男と同じく視線を下にやる。

 

「死体に思うことは何もないな。」

 

死体が山積みになっている、今しがた終わった些細な戦の残骸だ。

 

「この侵略で国境は変わるでしょうが、ここまで殺す必要があったというのですか?」

 

男はさらに語気を強めて私に問いかける。

 

「君の言う通り、私は焦がれていたのだろうかつて見た夢にその夢に灯された火によって、随分と…私は未だ半分だというのにな。」

 

私の素性を知っているものは数少ない、私に口煩いこの男もその一人だ。

 

「またその話ですか、遠い星の向こうから気とかいう。」

 

「その通り私は友を待っているんだ、私と同じく心に『火』を灯された友人を。」

 

私の言葉に男は少し眩暈をしましたとアピールをしながら目を手で覆いながら私に話しかける。

 

「その思いがこれだけの死体を作ったっと?」

 

「いや、かがり火を灯すためにくべただけさ、私や『奴』は火と血の匂いに惹かれるんだ…まだ姿を現していないだろうが、いずれ来るさ、ここは私と『奴』が夢をかなえるためにくれた場所なのだから。」

 

 

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ここに地球と良く似た惑星がある。

 

この世界は私達がよく似ているが少しばかり事情が異なる世界だ。

 

 

時は1890年、北の巨大国家となるヴィージマの小さな国盗りが行われた。

大国は大飯ぐらい、国土広げるためには容赦なく平らげる。

この戦争に関しては小さなきっかけであったが結果はヴィージマと呼ばれる大国に隣接する国が飲み込まれそこに住む住人はみな供物の如く殺され、焼かれたのであった。

 

『私』とされる男は人間を燃やして灯された篝火を眺めがら『奴』を待っている。

 

その望みはこの戦争より数年後に叶えられる事になる。

そしてこの物語もそこより動き始めることになる。

説明
以前考えて、なろうで書いてた小説ですがhttp://www.tinami.com/view/987738
やhttp://www.tinami.com/view/1049614なんかで描いてたアンリアルストレンヂを舞台にした小説です。
前後の設定を感が過ぎたせいでなろうの一発で終わらせるのはどうかなと思いここ出来ていこうかなと思い新たに書いてみることにしました。

次回から本編を始まります、その時また細かい説明書かせてください
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小説 アンリアルストレンヂ 空飛ぶ戦車ドクトリン 

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