読者参加系小説
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「オタクの皆様、お元気ですか?私(わたくし)は可能 沙良(かのう さら)と申します。少しはお元気そうで何よりです。」

彼女は特別な存在である。

彼女は、読者の話者に選ばれた唯一の人である。

彼女は、妹がいる。

その名を華允(かいん)と言う。

「何話しているの?誰もいない所に。」

「私は、この通り特別な存在なのです。」

妹の存在を無視して、沙良は、この様に続ける。

「さて、次のキャラクターについてなのですが、コメント覧があるでしょう。そこに次のキャラクター名を捧げなさい。

一番良いものを取り上げますから。」

 

「ちょっと、無視しないで!私の言葉が聞こえないとでも言うの???」

「生意気な妹です。ツンデレの素質があるでしょう。名前を可能 華允と言います。

役割が被ってますね。それはいけない。」

・・・・・・・・・・・えっ!!!?????

「私が説明しましょう。沙良の言う事を地の文が言ってしまい、誠に申し訳ありません。

何とかして、黙らせましょう。」

いえ、私の役割は私の役割、沙良の役割は沙良の役割でしょう。

混同しないで下さい。

「何言っているのか、全く分からない。」

華允が呻く。

もし、地の文を沙良が言ってしまったなら・・・・・

「もし、地の文を私が申しましたら、大変な事に成るのではないか???

・・・・・・・と思っていますね?

実は、地の文なんていらないんです。

台詞が説明すれば良いだけなんですから。

地の文を見逃しました。

ここは、復唱しましょう。”華允が呻く。”」

だ・か・ら、私の領分は私の領分だって言っているのよ。

「この地の文を名付けましょう。主來幡(すらいまん)!あなたの名前は、主來幡です。」

ちょっと?私はどうすれば良いんですか???

「主來幡は、混乱している。」

「私の事を忘れてしまった読者も多いと思うけど、華允よ。入門したのよ。意外と心地良いわね。このワールドは。」

「では、このワールドを命名しましょう。ザ・フォゲット・ワールドとしましょう。

”忘れられた世界”、主來幡?いいわね????」

どうも、主來幡です。読者=サン、恥ずかしながら、地の文だった者です。

「沙良が言う。

こうして、幕を開けたザ・フォゲット・ワールドだったが、予期しない出来事が襲い来るのだった。

果たして、この世界を守る事が出来るのか?」

「華允が言う。

次回に続く。」

 

説明
沙良と華允が活躍する物語。
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