可変FA シエロ・フ
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説明
スラッシュウォーンド42番機
シエロ・ファーラス

ギミックカテゴリ:変形


■機体解説
スラッシュウォーンド隊所属の強襲用可変FA。

機動兵器を部隊単位で運用する場合、一般的にはある程度同質の戦闘単位をそろえて運用することが、兵站や運用の点では望ましい。
だが、衆暦世界においてはフレームアームズの特徴である高い拡張性のために、部隊単位あるいは個人単位での機体構成の変更が常態化し、独自にカスタマイズした機体のみを集めた特殊部隊すら存在するまでに至っていた。

上記のような機体構成の変更は技量の高いパイロットに許される傾向があり、結果として同一部隊内で性能の異なる機体を運用する、いわゆるハイ・ローミックスでの部隊運用を行うケースが多くなっていった。

このような状況下において、敵部隊内の「ハイ」に相当するエース機を最優先で撃破することを主目的に開発されたのが本機である。

機体構成としてはフレズヴェルクをベースとしており、原型機のサイドワインダー・モードにあたる強襲形態で一気に距離を詰め、ヒト型の殲滅形態での直接打撃で確実に撃破することを主目的としている。

主兵装は機首に装備した独自開発の大型ビームキャノンであり、フルチャージでの射撃を直撃させれば、中量級の機体であれば一撃で大破させる威力がある。ヒト型形態である殲滅形態では、重量が集中する上半身に対するカウンターウエイトとしても機能する。

腕部スパイラルクラッシャーは中央部をパイルバンカーから3連装ビームガンに変更し、主砲の取り回しの悪さを補っている。スパイラルクラッシャー自体も、大型の腕部フレームの採用およびサブジェネレータの増設により、通常仕様よりも打撃力が向上している。また、腕部を切り離して無線誘導することにより、オールレンジ攻撃を仕掛けることもできる。


こうしたコンセプトの元開発された機体ではあったが、ヒト型形態である殲滅形態のバランスが異常に悪く、通常のOSとパイロットでは、機動戦闘どころか、立って歩く、腕を振るうといった基本動作すら難儀する代物であった。
また、ほぼ特攻兵器と同義の機体コンセプトの有用性も疑問視され、本来であれば開発計画は凍結されるはずであった。

しかし、開発チームが連れてきたとあるテストパイロットにより状況は一変。そのテストパイロットは、この扱いにくい機体を完璧に操り、シミュレータによる模擬戦闘で200連勝を達成するなど、本機の有用性を実証してみせた。その功績により、スラッシュウォーンド隊にて開発計画は継続されることとなった。


パイロット:T・J・ルーフリー
男性。10代後半。開発チームがどこからか連れてきたテストパイロット。誰にも扱えなかった本機をに対して、抜群の操縦適性を発揮する。
半面、通常のFAの扱いは、周囲の意見を総合すると「中の下」程度にとどまる。

以前の経歴が一切不明であること、テストパイロットでありながら所作や礼儀作法に非の打ち所がないところなど、謎が多い人物である。



それでは、今回はこの辺りで。
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ギミックコン フレームアームズ FAデジタル部 

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