真恋姫無双〜青き覇王と紅き弓兵の物語〜3話 |
〜翔悟と一刀が誓いの儀を交わしている頃〜
???「・・様、この辺りだと思うのですが・・・」
???「もう少し先じゃないかしら?・・・それにしても一体なんなのかしら?
光が二つ落ちて来るなんてね・・・」
???「・・さま!私にお任せください!!
先に行って確認してきます!もし怪しいものであれば「叩き斬ると言うのだろう?姉者?」・・・何で分かったのだ?」
???「「はぁぁ・・・」」
???「・・・不出来な姉で申し訳ありません。」
???「いいわ。そんな事分かりきってる事だもの」
そんな会話をしながら三人はゆっくりと光の落ちた場所に向かっていた。
一刀「でもさぁ俺たち一体だれに仕えるんだろう?」
誓いの儀を終え、それぞれ武器を収めてから暫くして、一刀がいきなりそんな事を口にした。
翔悟「さぁな・・そんな事考えても仕方ないだろ?
誰であろうと三国を統一してもらう。それが俺たちの仕事だろ?」
一刀「そうだけど・・やっぱりどうせ仕えるなら可愛い娘達がいいなぁとか思ってさ。
だってこの世界の武将達はみんな女の子なんでしょ?翔悟もどうせならって
思わない?」
笑顔でそんな事を言えるコイツは抜けてるというか緊張感が無いと言うか・・・
翔悟「はぁぁ・・・まったく。よくそんな事考えていられるな?
これから起こる戦乱の中に身を投げるというのに。
・・・ほら、今俺にした質問の答えがやって来たようだぞ??」
俺が指を指した方向に一刀が首だけ向けるとその方向に馬が見えてきていた。
一刀「あっ、もう来たの??・・・やばっ、緊張してきたよ・・・」
そう言ってトイレでも我慢してるかのように急にそわそわし始めた
まったく・・・今更かよ!!とつっこみたいのを我慢して俺は一刀に話かける
翔悟「あいつらに会う前に一つだけ・・正史だの外史だのの話は他言無用な?
いきなりそんな事言っても信用してもらえるとは思えないからな。
気づいたらここにいたって事にしておくぞ?」
・・・まぁ気づいたらここにいたって言うだけで頭おかしいと思われるかもしれないが
ごちゃごちゃ言っても信じてもらえないだろうし、詳しい話は時を待ったほうがいいだろう。
一刀は小さく首を縦に振った。
そうこうしている間にもう姿が見えるくらいの距離まで迫っていた
翔悟「・・・さぁ、いよいよご対面だな。」
こうして俺たちはそう遠くない未来、覇王と呼ばれる少女と出会うのだった・・・
今俺たちの5メートル程先に三人の女性がいる。
一人はツインテールでパーマがかかってる独特な髪型をした少女と呼ぶべきだろうか?
それでいて何かオーラのような物を感じさせる・・・
もう一人は目力がすごく、今にも噛み付いてきそうな・・・めちゃくちゃ睨んでるんだが・
もう一人は片目が前髪に隠れていて表情はよく読み取れないが、どこか冷静な感じがする。
とりあえず馬から降りて来るの待つ・・・すぐに馬から降りてこちらに向かってきた。
???「あの落ちて来た光はお前達か!?」
先程こちらをものすごい目力で睨んでいた女性がこちらに怒鳴ってきた。
一刀「光・・・?」
そうか・・・俺たちは気が付いたらこの地に倒れていたがこの世界の人々からしてみたら流れ星が落ちてくるように落ちてきたと言うことか・・・それで天の御使いってことか、俺たちを連れてきた奴もよく考えていらっしゃる。
俺が一人で納得していると
???「ふざけるなっ!!とぼけても無駄だぞ!!」
さっきの目力女がまた怒鳴っていた。
もっと冷静に話せないのか?こいつは・・・?
???「やめなさい!」
そう言って目力女を止めたのはあの少女だった。
???「ですが華琳さま!!」
???「・・・あら私に反抗するのかしら?
・・・春蘭??」
そういわれて春蘭と呼ばれた女は悔しそうな顔をしながら一歩下がった。
春蘭という名は多分真名だろう。
逆に少女が一歩前に出て俺たちに問いかけてきた。
???「部下が失礼をしたわね。私は陳留で刺史をしている者。
いきなりで申し訳ないがお前達はだれか?」
一刀「俺は北郷一刀。こっちの奴は・・・」
翔悟「衛宮翔悟だ。こちらもいくつか質問してもいいか?」
???「構わないわ」
翔悟「ここは何処なんだ?」
その俺の質問を聞いた少女は急に不機嫌そうな顔になり・・・
???「あなた呆けてるの?・・・ここは「貴様ぁぁぁ!!華琳さまをおちょくっているのか!?」・・・はぁぁ・・春蘭??」
そう言って今にも飛び掛ってきそうな勢いだったのだが
春蘭?「この無礼者!!今ここで叩き斬ってやry「しゅ・ん・ら・ん?」す、すいません!!」
・・・目力女は震えながら下がっていった。
場所の質問は曖昧に終わってしまったがとりあえず名前だけでも聞いておいた方がいいだろう。
有名な人物なら学生の知識でもこれから収める国の名前でだいたい場所など検討が着くからな。
翔悟「場所はもういい。とりあえず名前を教えてもらえないか?」
???「いいわ。私は曹孟徳。さっきのが夏侯惇。それに夏侯淵よ。」
それを聞いた一刀は
一刀「曹操!?てことはここは・・・魏??」
翔悟「バカっ!!」
今の発言は不味すぎた・・・
なぜなら今少女は曹孟徳と名乗っていた。
曹操と名乗ってなどいない。
なぜ操の名をしっているのか?
それだけなら名が売れているから知っていたで言い訳できたかもしれない。
だが最悪なのはその後の発言だ。
曹操は今は「陳留で刺史をしている者」と名乗っていたからだ。
ということはまだ「魏の王」の曹操では無いのだ。
なのに一刀は「ここは魏」と言ってしまったようなものだ。
案の定曹操を取り巻く空気が一変し手に「大きな鎌」を取り出し一刀の前に出た。
曹操「・・・なぜお前が私の操の名を知っている?
私は曹孟徳と名乗ったはずよ?なのにお前は私を曹操と呼んだ。
どうして知っている?」
そう言って一刀の首に刃が当てられた。
曹操「それに・・・なぜこの地を魏と呼んだ?
魏と言うのは私が国を作った時に付ける国の名候補の一つ。
この候補の話はまだ誰にも話した事は無い。
それをお前がなぜ知っている?」
はっきり言ってかなりやばい・・・・
俺も迂闊に動けないし・・・正直に話すしかないか。
翔悟「なぜ知っていたのかは俺から話そう・・・実は・・・」
そして俺は話せる限りのことを話した。
俺たちは未来から来た事。
来たときに俺たちを見つけた者に使え、大陸統一を手助けしろといわれた事。
外史と正史の話は外してある。
曹操「話は分かったわ。それで?
それをどうやって証明してくれるのかしら?」
一刀「・・・それなら後ろにいる二人の名前を当てるのじゃだめかな?」
まだ刃を突きつけられている一刀がおそるおそる聞いてみた。
曹操「・・・言ってみなさい。」
一刀「夏侯惇の字は元譲。夏侯淵の字は妙才。どう?」
惇・淵「「なっ!?」」
後ろの二人はかなり驚いた顔をしていた。
曹操「・・・当たっているわ。
という事は占いは本当だったようね。」
曹操は手にしていた鎌をしまってから嬉しそうに口元を吊り上げていた。
占い?そういえば俺たちを連れてきた少女が前情報を流しておいたとか言っていたがこれの事か。
曹操「・・・とりあえず連れて戻るわ。
そうね・・戻ったら二人共春蘭と手合わせなさい。
その結果でどうするか決めるから。」
翔悟「いや、それは俺一人でやらせてもらってもいいか?」
一刀の力じゃ多分一合ももたないだろう。
あれだけの威圧ができる奴だしそれになんて言ったってあの夏侯惇将軍だ。
俺だって危うい。
曹操「あら?たいした自信ね?
それは構わないけれど一刀はそれでいいの?
手合わせの結果であなたもどうするか決まるのだけれど?」
曹操は一刀の目を見ながら試すように問いかけた。
一刀「翔悟がそう言うなら任せるよ。
俺の事も翔悟と一緒の結果でかまわないよ。」
それを聞いた曹操は
曹操「ふふふ・・信頼してるのね。
分かったわ。
それじゃ、戻りましょうか。」
後ろの二人は連れて行くことにも納得していない様子だが曹操の命令じゃ仕方ないといった感じで
無理やり飲み込んだようだ。
こうして俺たちは三人と共に街まで行くことになった。
あとがき
秋蘭空気ですいませんでしたww
途中まで三人で来たの忘れてましたw
反省してます。
あとしゃべり方がおかしかったり誤字、意見等あったら報告してください。
これからもよろしくお願いします。
説明 | ||
遅れてすいません 更新します。 |
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コメント | ||
ここの一刀はバカですかwこんなに迂闊だと生きていけませんよ。(ブックマン) 田仁志様;翔悟君がチートなんで一刀は等身大の人間でいこうと思ってます。でも活躍してくれると思います・・・・・多分ww(鋼騎) PANDORA様;一応この性格設定にもいみがあるので許してくださいww(鋼騎) 今のところ、一刀がお荷物のような感じになってるwww(ペンギン) な、なんとあの衛宮の子孫で在りながらにしてこの世渡り上手さ・・・感服だ・・・!!!(PANDORA) |
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