HH-72 / S-72 「C型、D型、E型の比較図」
説明
Sikorsky SH-72 Pave Wing / (S72 Rescue Wing) C, D, E refference chart
https://www.deviantart.com/yui1107/art/SH-72-S72-C-D-E-refference-chart-881455129

海上運用一本槍のC型から中間形態としてフェアリング及びワイヤーカッター強化と天井採光窓のみ残したD型、陸上低空飛行のワイヤ対策を考慮し後席の窓を完全に廃止【顧客によっては並列複座にして後席は廃止、装備品置き場に】、フェアリングと強化型ワイヤーカッター装備の代償に視界を犠牲にしたE型 までの変更点を一覧にしました。

戦闘捜索救難型 HH72 ペイブウイング [ 航空自衛隊 海上自衛隊 ]、海上保安庁、沿岸警備隊むけ 民間救難型 「S72 レスキューウイング 」

海上運用一本槍で、視界が良くフライバイライトにより、救難活動中に後席の操縦資格を持つ搭乗員に後方の操縦を任せる芸当も可能なC型でしたが、多用途性に欠けること、ワイヤーカッターは装備済みなものの、機体強度が運用許容ぎりぎりなため、山間部で鋼鉄ワイヤー切断のときに機体のメインフレームが損傷する危険性、程度によっては歪んで直進飛行不能になる難点がありました。

陸上での救難にはこれまで専用機 HHG-72 J-Wing を運用してきましたが予算の制約によりジェイウイングの老朽化の後には新造機体を生産せず、ペイブウイング、レスキューウイングの陸上運用の多用途化で対応することになり、中間段階としてD型が生産されました。
後席の側面窓を廃止、天井の採光窓も1/3となり、操縦区画の強度の増加、エンジン補機を収めたフェアリングにワイヤーカッターを複数装備しました。

陸上運用にはこれでも充分と思われましたが、幕僚監部の更なるの要求により、後席の窓を完全に廃止、フェアリングとワイヤーカッターを自動連動式として、送電線などに接触しても最適な飛行操縦をAIが人間より早く判断して最適な回避操縦、またはダメージを最小にするワイヤーカッターの操作を同時に行います。
これがE型でした。

一方で デ・ハビランド シービクセン のレーダー手席のように「炭坑洞」と揶揄される後席は前席とのパーティション扉を閉めた場合、照明を付けないと真っ暗で視界はゼロとなり、当然ながら操縦資格を持つ搭乗員は後席に座るのは無意味になりました。


しかしながら、陸上低空飛行での救難、海上での救難の2役を難なくこなすためには必要な変更であるとシコルスキー側では説明しました。

このため、運用者によっては後席を廃止し、海猿の為の潜水用具などの装備品置き場に変更【特に沿岸警備隊、海上保安庁】するために、あらかじめメーカーに後席を取りはずして装備品置き場にした仕様を発注、あるいは部隊の整備班にて独自に改造することもありました。
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超時空騎団サザンクロス 航空機 複合ヘリコプター ヘリコプター ターボファンエンジン ターボシャフトエンジン ゼネラル・エレクトリック シコルスキー Xウイング 

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