白火日の魔法使い
[全1ページ]

プロローグ

 

 

? ? ?

 

魔界が攻め込んできて一年がたった。

窓の外を見ると、あたりには瓦礫が散乱し、国民の姿はない。

(魔界には勝てない。もうこうするしか…)

意を決し、呪文を唱える。

「我が名はラード。我が命を削り、新たな力よ、生まれろ!」

それは、人々が触れようとしない、禁忌の魔法だった。

魔法が完成したその後災いが起こるといわれている、いわば呪い。

(なんでも構わない。人々が助かれば)

自分は国王なのだ。

皆を、国を生かさなければならないのだ。

魔法陣がまばゆくひかり、風が渦巻く。

その中に人が立っていた。

 

 

その目は、白く輝いていた。

説明
プロローグ
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
229 229 0
タグ
シリーズ 小説 オリジナル 魔法使い 

イトさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com