★34  マーメイド・クライシス(前編)
説明
-学校-
夏休み明け、職員室へ百瀬に呼び出しがかかった
朝から話題になっていた「それ」と直感で理解したので
俺も彼女に強引に付いていく

先生と、あの女子たち…
先生「これなんだけど」
情報誌の切り抜きだった
例の秋オープンの室内プールの宣材写真

女A「うちバイト禁止なの知ってるよね」
百瀬「…」
女B「こんな大っぴらにやって、ばれないとでも思ってる訳?」

「彼女、身寄りがなくて家で預かっているんです」
先生「それはあなたの親御さんからうかがっているわ」
「うちはモデルさんなんかの斡旋もしているんですよ」
実際は親父はそこまで業務していないが、ここは百瀬のためだ
女A「だからどうしたっていうのよ?」
「生徒手帳には、アルバイトは禁止だけど
家業の手伝いはこれを除外。ってあるんだ」
女B「だからこれは目をつぶれってこと?」
「まぁ、寿司屋の子供が出前してるようなもんだな」
女A「こんな恥ずかしい格好と一緒にしないでよ」
先生「こら、貴方たち、お仕事に格差つけるのだけはやめなさい
今の生活だって誰かしらの仕事で成り立っているのよ
職業差別なんて、しちゃだめ」
先生が怒る
女A・B「は〜い」
(全然聞いてないな。こいつら)

百瀬「このままだと、私は退学でしょうか?」
先生「まさか、実は生徒が隠れてバイトしてるのは
年に数件あるみたいで、発覚した場合は
停学。になるみたい」

百瀬「私は、身元を預かっていただく方々のために
自発的に行動しました どうか無理に労働させられてわけじゃないです
それだけは、わかって下さい」
「俺の家の助けになると思って行動してくれたんです
そこもどうか考慮してください」

朝からこのモデル騒動は騒ぎになってはいたが
他のクラスに金髪の美人が転校してきたとかで
話題がそっちに持っていかれたので、大事にならないよう祈っていたが
まさか先生に直接訴える奴がいるとは

先生は悩んでいた どうやら職員会議の議題には
なるようだけど、俺は腑に落ちなかったし
百瀬も受け入れようとしているのが、見ていて辛い

何かできることは…

1. 急いで父親に連絡しよう
2. なんとしても正当性を主張だ
3. 素直に停学させちゃえ

+++
先生、久しぶりですね 
年上キャラはみんな同じにみえんよ〜
とか、いわないで><
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コメント
>ふかやんさま ヒロインは実はこう見えてクラスでも綺麗で人気もあるんで、嫉妬が大きな要因っぽいですね お父さん、呼んで正解です!(みらくる☆)
すいませんが今親父に連絡を入れてこちらに来てくれるようにするので待ってください。…それと、お前らこんな風に誰かを責めるような事をして、恥ずかしくないのか?(ふかやん)
>mokiti1976-2010さま やっぱりオトナの力って大事ですね おっしゃる説明だけでも、大分違うと思います いつも応援ありがとです!(みらくる☆)
>thuleさま 了解ですよ〜 こんなトラブル みんながいれば何とかなる!?(みらくる☆)
>たこやきさま はい!ありがとうございます 1で確定かな(みらくる☆)
まあ、とりあえず保護者に報告が急務…ってことで、1でしょう。例えば、親父殿や社長から『彼女のこの活動に対して彼女へは一切の報酬は発生していない』事を証明してもらえれば…誤魔化しのレベルかもしれませんけどね。(mokiti1976-2010)
1たこやきさんと以下同文(thule)
1でお願いします(たこやき)
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