?29 あの頃が振り向いて
説明
「二人とも似合ってるよ」
凛花「え?私もですか?」
深雪「お凛、よかったじゃない
この子ったら、久しぶりに水着着るもんだから
不安がってて」
そう言って、凛花さんに覆いかぶさる
凛花「お嬢様の前だから、お世辞をおっしゃっているんです」
深雪「違うわよ」
凛花「違いません」
深雪「違うったら」
凛花「違いません!」
「違わないって、凛花さん綺麗だって学校でも話題だよ」
そう言うと驚きながら顔を真っ赤にした

凛花「むぅ…知りません」
恥ずかしいのか早々に引っ込んでしまう

「よっぽど恥ずかしかったんだな
それにしてもあんなにムキになるなんて…初めて見た」

深雪「私も…久しぶりかな」
え?
深雪「あの子ね、小学校の途中まで名前で呼んでくれてたの
深雪ちゃん って
あとから知ったけど 彼女の親がそうしなさいって言ったらしくて
ほら、彼女のお父様、私のお父様の会社の社員だから
初めはショックだったのよ なんだか距離が生まれた気がして

だからね さっきのあの子の態度、なんだか懐かしいような
昔のころに戻れたような そんな気がしたの
きっとあの子の方も言葉は丁寧だけど
親友って見てくれてたんだって

貴方のおかげかも ありがとう」

「俺は何も…」
深雪「他の人が入ることで、色々見えることもあるってことよ

じゃ、今日は室内プールでも行ってくるわ
最近オープンしたらしいの」

「い、行ってらっしゃい」
壁穴をくぐる姿を見送るころには、眠気はとうに過ぎ去っていた
(続く)

+++
お医者にジュースと止められてから数年、水だけ飲むのも癪なので
コーヒーとか麦茶を1年中飲んでたりします

作品において
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コメント
>ふかやん様 貴方の優しいお気持ち、彼女たちに届きそうです 同居人の彼女は、ずっと相手を大事に思ってそうですね(みらくる☆)
主従である以上軽々しい関係というのは難しい。けれどそれは必ずしも必要なことなのだろうか?寧ろ気さくに接してくれる相手も必要だと、俺はそう思った…。(ふかやん)
>mokiti1976-2010さま プール回はまだまだ続く。のです いつもコメありがとうございます ここでの掲載は貴方がカギだったり(みらくる☆)
まあ、主人公君も朝から良い目の保養になったって事で。(mokiti1976-2010)
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