そしてイベント当日。

大勢の“客”でごった返すラミナ東ビル最上階特設会場。

女店員（役のイシス）「このダイヤなどいかがでしょう？　お客様に大変お似合いかと存じますわ。どうぞはめてみて下さい」

女性客（役の警察官）「わあ素敵！　どう、タカシ、似合うかしら？」

男性客（役の警察官）「うん、とってもよく似合うよ！」

ダーン！

『きゃあーっ！！』

突然の銃声に、悲鳴が上がる会場。

モモンガ男と銀豚男と桃豚男、例の強盗三人組の参上である。

ダーン！

銀豚男「全員大人しくしろややで！」

女店員「あ、あなた方は今話題の三人組の強盗！」

銀豚男「その通りややで！」

そう言うと、銀豚男はイシスに銃を向けた。

女店員「きゃあーっ、う、撃たないでー！」（なーんてねｗ　強盗さん、まんまと罠にかかったわねｗ）

銀豚男「それはお前次第ややで。さあ、このバッグいっぱいに宝石を詰めるんややで！」

女店員「わ、分かりました」

女店員「つ、詰め終わりました」

銀豚「おうやで！」

女店員モードを解除したイシス「ウフフフフ、全員強盗の現行犯で逮

ボムッ！！

銀豚男が何かを床に叩き付けると、会場全体に白い煙が広がった。

『ゲホッゲホッ！　ゲホッゲホッ！』

『なんだこの煙は！？』

『これじゃ何も見えないわ！』

パニックに陥る客役と店員役の警官たち。

イシス「これは催涙ガス！？　こんなの聞いてないわよ！」

銀豚男「ハハハ、あばよーやでーｗｗｗ」

いつの間にか防毒マスクを装着していた3人組が入り口から堂々と逃げていく。

イシス「あ、待てこの！　ゲホッ、ゲホッ…こ、こちらイシス、キリカさん聞こえる？」

キリカ『聞こえてるわ。どうしたの？』

イシス「ごめん、まんまと逃げられちゃった。あとはお願い！」

キリカ『分かった！　任せといて！』

＝To be continued＝