【改装】貴方と再び乱戦を共に13
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洛陽組

 

 

 

 

潁川

 

 

 

 

 

 

一刀達は潁川に着き、魏の軍勢を観る

 

一刀「数からすると少ないな」

 

翠「ああ、舐められたものだな」

 

現在北郷軍20万に対し敵は5万程度しか居なった

 

詠奈「お父さん、翠さん、油断は禁物ですよ?」

 

そこへ兵士が入って来た

 

兵士「失礼します!」

 

一刀「旗は何だった?」

 

兵士「はっ!楽、于、李、です」

 

一刀「ご苦労」

 

 

 

最初に立ちはだかるのは一刀が魏で

 

最も過ごした3人だった。

 

詠「この戦力しか居ないって事は・・・」

 

一刀「・・・捨て駒だな」

 

左慈「最悪俺達の兵を減らせれば良いって事か」

 

一刀「そう言う事だな、勝てないと分かってるんだろ」

 

詠奈「これも時間稼ぎの為・・・でしょうか」

 

一刀「いや、それなら篭城するだろ?」

 

詠奈「ですね・・・成るべく被害を減らす為

でしょうか?」

 

詠「まあ、こっち的には好都合だけどね」

 

そこへ華琳はあるかもしれない事を話した

 

華琳「ねぇ一刀、私の推測ではあの3人が前に

出て来たって事は・・・」

 

そして一刀達も察した

 

一刀「・・・可能性はあるな」

 

左慈「・・・記憶持ちか」

 

一刀「ああ・・・断言は出来ないが」

 

詠「成るべく不安要素は手放したいって事ね」

 

一刀「だろうな・・・まさかあの3人とはな」

 

華琳が笑みを浮かべながら話した

 

華琳「なら警邏隊長として

意地でも見せてあげなさい。」

 

一刀「・・・そうするよ。

それが隊長としての役目だからな。

・・・皆に頼みがある」

 

一刀はいったい何を頼んだのか・・・

 

 

 

 

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潁川

 

 

 

潁川平地

 

魏兵「篭城しなくて宜しいのですか?」

 

楽進「大丈夫だ、指揮は私に一任されている」

 

魏兵「はっ!」

 

そして兵士は下がって行った

 

 

 

于禁「凪ちゃん・・・良いの?」

 

楽進「・・・何がだ」

 

于禁「だって・・・相手は隊長なの」

 

李典「せや、このまま投降するっちゅうのも手やで。

あの偽物の下に居るだけ無駄や。」

 

于禁「そうなの、華琳様も隊長と一緒なの」

 

楽進「駄目だ・・・私達は魏に仕える身だ

意地だけは通さないといけない」

 

李典「せやかて・・・うちらは恐らく

捨て駒やで?」

 

于禁「そうなの!

それなら隊長の所に行った方が・・・」

 

楽進「それ以上言うな!・・・

私達が出来るのは全力でぶつかる事だ!」

 

そして楽進の怒鳴りに二人は黙った

 

楽進「(分かってる・・・分かってるんです

・・・隊長・・・でもこの記憶に整理を着ける

為にも)すぅぅぅ・・・行って来る」

 

李典「・・・分かった、凪の気持ち

・・・いや、うちらも一緒や」

 

于禁「・・・分かったの」

 

そして楽進は前へと出ていった

 

 

 

 

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潁川平地

 

楽進「・・・お前達!此処は曹操様が治める

領地だ!何様で参られた!」

 

一刀「献帝様からの勅を蹴り、あまつさえ

劉福、徐進、威瑠亜と言う犯罪者を匿う

魏を献帝様の名のもとに滅ぼしに来た!

献帝様を傷つけ!逃げた極悪人を庇う国は

認める事が出来ない!

それに・・・俺の部下を返して貰う!」

 

一刀は楽進の目を真剣な眼差しで見つめていた

 

楽進「!・・・(やはり・・・隊長なのですね

・・・ですが意地だけは通します)

此処を通す訳には行きません!」

 

一刀「分かった・・・【待ってろ】」

 

一刀は優しく微笑んで下がって行った

 

楽進「(隊長・・・)」

 

凪もまた一刀を【待つ】為に陣へと戻って行った

 

 

 

 

 

 

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曹操軍本陣

 

李典「どうやった?」

 

楽進「ああ・・・隊長だった」

 

李典「そっか・・・ならうちらは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

于禁「うん!どんなに離れようとも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

李典「どんな記憶があろうとも!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凪「私達の【隊長】だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真桜「なら!派手に負けて降ろうやないか」ニヤニヤ

 

于禁「うん!」

 

凪「ああ、だが負ける気は無い!」

 

こうして意地と意地のぶつかり合いが始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

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北郷軍本陣

 

華琳「どうだったの?」

 

一刀「ああ、戻ってる」

 

詠「それで?どうする?」

 

一刀は決意した

 

一刀「決まってる・・・

俺にも隊長としての意地はある。

俺があいつらに隊長として

本当に認めて貰う為に・・・」

 

華琳「そう・・・なら行きましょうか」

 

一刀「ああ・・・

北郷の兵達よ!

魏を滅ぼす為の初戦だ!

献帝の敵を排除しに行く!

かかれーーーーー!」

 

北郷兵達『おおおおおおおおおおっ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詠「詠奈、貴方に任せるわよ」

 

詠奈「はいっ!

では右翼は翠さん、詠お母さん!」

 

翠「おうっ!」

 

詠「ええ」

 

詠奈「左翼は左慈さん、秋蘭さんで抑えて下さい!」

 

左慈「ああ」

 

秋蘭「御意っ」

 

詠奈「本陣は状況次第で直ぐに前に出ます!

華琳さんは道を作って下さい!」

 

華琳「ええ!後は頼むわよ一刀!」

 

一刀「ああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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右翼

 

ブォンブォンッ

 

ザシュッ

 

魏兵「ぐはっ」

 

バタッ

 

翠「さあ!次々掛かってこい!」

 

詠「翠!来たわよ」

 

翠「おう!」

 

そこへ

 

沙和「待てなの!」

 

翠「来たか・・・我が名は錦馬超!

于禁だな!」

 

沙和「そうなの!此処は通さないの!」

 

詠「翠!分かってるわね!」

 

翠「ああ!悪いけど少し付き合って貰うぜ!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

沙和「クッ(重い・・・けど!)はぁぁっ!」

 

ブォンブォンッ

 

翠「甘い!」

 

カキンッ

 

沙和「あっ」

 

沙和はバランスを崩し転んでしまった

 

沙和「(駄目・・・やられる)」

 

ドテッ

 

だが翠は攻撃をしなかった

 

翠「立てよ、まだ出来るだろ?」

 

翠は手を伸ばし沙和を起き上がらせた

 

沙和「ありがとうなの」

 

 

 

 

 

 

 

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左翼

 

真桜「せりゃぁぁぁっ!」

 

キュィーーーーンッ

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

左慈は真桜の螺旋を軽々と避けていた

 

左慈「(北郷が敵本陣に着くまで

の時間稼ぎだが・・・

これなら十分間に合いそうだな)」

 

真桜「どないした!攻撃してきてみぃ!」

 

左慈「・・・少しは攻撃も必要か」

 

真桜「せや、隊長が凪の元に行くまでな」

 

左慈「フッ・・・

此処は俺がやる、

お前は兵を減らしてこい」

 

秋蘭「任されよう」

 

こうして秋蘭は更に前へ進んで行った

 

左慈「・・・やはり記憶持ちか」

 

真桜「せや、だから隊長の考えとる事は

よう分かるんや・・・」

 

左慈「ならその【道化】に付き合ってやろう」

 

真桜「いくで!」

 

キュィーーーーンッ

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

 

 

 

 

 

 

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前曲

 

カキンッ

 

ザシュザシュッ

 

魏「がはっ」

 

バタッ

 

華琳「流石は元私の兵ね・・・

すぅぅぅ・・・

 

我の声を聞け!

 

本陣までの道を開けよ!

 

【王】の御前であるぞ!」

 

華琳が覇気を放つと兵達の動きが止まった

 

すると不思議と本陣までの道のりが出来て行く

 

兵士達も違和感はあった・・・

 

あの【曹操】は本物なのか・・・

 

目の前に居る身に覚えがある覇気を持つ者・・・

 

そしてそれを従える北王・・・

 

 

 

 

華琳「一刀!」

 

一刀「ああ!行ってくる!」

 

一刀は直様敵本陣へと駆けて行った

 

 

 

 

 

 

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敵本陣

 

兵士「申し上げます!

敵大将が単騎で本陣まで迫っております!」

 

凪「手は出すなと通達しろ!

私がやる!」

 

兵士「はっ!」

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凪「総大将自ら敵本陣に乗り込んで来るとは

猪武者なのですか?」

 

一刀「俺の大事な【部下】を取り返しに来た

・・・それだけだ」

 

凪「・・・言葉は要りませんね」

 

凪は構えた

 

一刀「ああ・・・」

 

そして一刀も構える

 

凪「行きます!・・・隊長!」

 

一刀「来い!凪!」

 

カキーーーーーンッ

 

ブォンブォンッ

 

スッスッ

 

凪「はぁぁっ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

カキンッ

 

一刀「(良い三連撃だ)」

 

凪「隊長!この一撃に全てを掛けます!」

 

一刀「!」

 

凪は拳に最高の一撃の為に

 

気を溜め一刀に放った

 

凪「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

一刀「(あの時より威力が上がってるな・・・

流石だ凪)」

 

だが一刀には・・・当たっていなかった

 

凪「・・・やはり駄目でしたか」

 

一刀「凪・・・すまん・・・

我慢してくれ!」

 

シュタッ

 

一刀は一瞬で凪の懐に迫った

 

一刀「クッ」

 

ドゴッ

 

凪「かはっ・・・

た・・・い・・・ちょう・・・」

 

一刀の鞘が凪の鳩に当たり・・・

 

そのまま倒れていった。

 

バサッ

 

そして一刀は凪を受け止めた

 

一刀「凪・・・今は休め」

 

凪はやりきった顔で気絶していた。

 

一刀「楽進は俺が討ち取った!

もうこの場での戦闘は終わりだ!

投降しろ!」

 

こうして魏の兵士達は快く次々と投降して行った

 

 

 

 

 

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右翼

 

北郷兵「申し上げます!

我が王が楽進を討ち取ったとの事です!」

 

翠「・・・どうする?」

 

沙和「うん、負けなの・・・投降するなの」

 

翠「そうか・・・詠」

 

詠「ええ、投降勧告を出して」

 

翠「おうっ!」

 

 

 

 

 

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左翼

 

真桜「凪の旗が降ろされたか・・・

此処までやな」

 

左慈「そうだな」

 

真桜「うちが負けたら全員投降する様に言っとる

隊長の所に案内してぇな」

 

左慈「分かった、付いて来い・・・

他の者は投降する様に呼びかけろ」

 

北郷兵「はっ!」

 

 

 

 

 

 

その後一刀達は潁川を占拠し

 

少しの間休息を取った

 

 

 

 

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北郷軍本陣

 

一刀は凪を救護幕に連れて行き戻って来た

 

一刀「被害状況は?」

 

詠奈「はいっ、早期に終わった事で被害はそこまで

ありませんね、負傷者200人程度ですので

進軍には問題ないかと」

 

詠「次は敵兵ね、

死者は少ないけど負傷者が多いわ。

こっちは殆どが軽傷者ばかりが救いね。

今回は十字隊を温存したからね」

 

そして翠が少し不満そうに詠話した

 

翠「なんつうか、やる気が感じられなかった

な・・・戸惑ってた感じだ」

 

詠「そうね、直ぐに投降する者ばかりだったわ」

 

一刀「そうか・・・それなら良かった」

 

しばらくして・・・

 

兵士「失礼します!捕虜を連れてまいりました!」

 

一刀「通せ」

 

兵士「はっ!」

 

そして凪、沙和。真桜が顔を出した

 

一刀「・・・久しぶりだね真桜、沙和、凪」

 

真桜「ホンマやな・・・

大将もこっちに居るし」

 

沙和「沙和はまた隊長と出会えて嬉しいの!」

 

ギュッ

 

一刀「そっそうか///」

 

凪「沙和!失礼だろ!北王様に向かって!」

 

一刀「いや、いつも通り隊長って呼んでくれ

・・・駄目かな?」

 

凪「はっ!隊長!」

 

真桜「ホンマ凪は隊長一筋やな」

 

凪「あ・・・///」

 

ぷしゅ〜っ

 

 

 

華琳「貴方達、感動の再会は後にして頂戴。

聞きたい事があるんだけど・・・

記憶が戻った者は貴方達だけかしら?」

 

凪「そうですね・・・ですが予兆って言えば

良いんでしょうか・・・」

 

真桜「特に華侖様辺りは違和感的な事は

覚えとるやろうな」

 

沙和「だよね、時々「華琳姉は?」

って聞いて来るし」

 

左慈「フッ・・・ならば時間の問題だな」

 

一刀「どう言う事だ?」

 

左慈「簡単だ、空いた穴は広がる」

 

一刀「・・・そう言う事か」

 

翠「・・・さっぱりわかんねー」

 

詠奈「つまり前世って言えば良いのか

・・・う〜ん」

 

ガタガタガタッ

 

そこへ赤鬼が急に光りだした

 

ピカーンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翠「っ!何だよ・・・あれ?ご主人様?」

 

一刀「ああ・・・翠?」

 

翠「こう言う事か・・・」

 

一刀「みたいだな・・・俺も忘れてる事

があるんだな?」

 

左慈「ああ、お前の願いでもあるからな。

記憶は消したはずなんだが

(あの刀・・・まさかな)」

 

一刀「なら俺も徐々に戻っていくのか?」

 

左慈「ああ、一度解けた綻びは加速する」

 

そして詠は疑問に思った事を口に出した

 

詠「でも、様々よね?僕は全外史の記憶はあるわ、

月も恋も」

 

一刀「えっ?そうなの?」

 

詠「アンタが記憶を消したから

3人で知ってる事以外は言わない様にって

約束したのよ」

 

一刀「ごめんな、俺の我儘で」

 

詠「まあ、慣れてるからね。

華琳は?」

 

華琳「私は一刀が魏に居た時や

貴方達に操られた時の記憶があるわね。

貴方に縛られた事もね」ニヤニヤ

 

一刀「うっ・・・」

 

華琳は笑いながら一刀の方を見た

 

凪「私は魏だけですね」

 

一刀「・・・まあ、

ひょっとしたら呉の記憶もあるって事か」

 

詠「でしょうね・・・特に【孫堅】に会えば戻るかもね」

 

一刀「ああ、俺はその人の名前を聞いてから

違和感はあった、今でもある」

 

左慈「・・・逆に好都合かもな」

 

詠「そうね、記憶さえ戻れば変えられた

記憶は上書きされるって事ね」

 

華琳「フフッ、それなら記憶を戻せば良いって事ね」

 

左慈「北郷に強い【思い】

がある奴が戻り易いんだがな」

 

一刀「そうか・・・」

 

そこへ服がボロボロになった斥候がやって来た

 

斥候「失礼します!」

 

一刀「風の斥候か・・・どうした?」

 

斥候「はっ!程c様から書簡を預かって参りました。」

 

一刀「分かった・・・長旅ご苦労だった。

洛陽に戻りしばらく休息取れ。

奉金は于吉から受け取れ」

 

斥候「はっ!ありがたきお言葉!

失礼します!」

 

そして風からの文を読んだ

 

一刀「・・・やばいな」

 

実は風は霞の援軍として内密に行ってもらっていた

 

詠「詠どうしたの?」

 

一刀「詠なら良いか・・・これを読んでくれ」

 

一刀は文を渡した

 

詠「・・・なる程ね

どうするの?」

 

一刀「俺が行くしかないな」

 

詠「でしょうね、僕もそれで異論は無いわ」

 

詠奈「どんな文なんですか?」

 

一刀「悪いけどこれは見せられない

悪いな」

 

詠奈「いっいえ!ごめんなさいお父さん」

 

一刀「こっちこそすまんな・・・

時が来ればちゃんと話すから」

 

詠奈「はいっ」

 

一刀「左慈、于吉を呼んでくれ」

 

左慈「ああ」

 

一刀「それと真桜、沙和、凪は付いて来てくれ」

 

凪「何処までも」

 

真桜「うちらは一心同体やで」

 

沙和「隊長に付いてくの!」

 

一刀「それと華琳」

 

華琳「何かしら?」

 

一刀「王代行として指揮を取ってくれ。

・・・君の手で終わらせるんだ」

 

華琳「ええ、任せなさい」

 

一刀「詠、全軍に通達を頼む」

 

詠「分かったわ」

 

その後于吉の転送で一刀、真桜、沙和、凪は

 

目的の場所へ

 

華琳「詠!進軍を開始なさい」

 

詠「ええ!南陽部隊と合流するわよ!」

 

 

 

こうして詠達は南陽部隊と合流の為進軍を開始した

 

そして魏は裏切りと言う裏切り者続出で

 

今にでも崩れ去ろうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り

 

 

山陽組

 

陳留

 

月音「ああ〜結構居るね」

 

月音は懐から出した望遠鏡で見ていた

 

愛美「そうね・・・ってまたそんな物を」

 

愛美は呆れていた

 

華月「旗は・・・曹3つか」

 

愛美「曹一門ね・・・それに何って」

 

恋「・・・居る・・・強い奴」

 

炎蓮「なんだ?何仙姑って奴か?」

 

月音「こっちに居たか・・・」

 

愛美「厳しい戦いになるわね」

 

華月はある事に気付いた

 

華月「そう言えば雛里が居ないな」

 

月音「そう言えば・・・

隊の目録にも入って無かった様な」

 

華月「先日届いた書簡に関係があるのか?」

 

風は愛美の所にも書簡を送っていた

 

愛美「雛里は別で動いて貰ってるわ。

あの書簡はその合図よ。

・・・そろそろ会わせてあげたいからね」

 

月音「姉心ですな〜」うんうん

 

愛美「毎日一緒に寝る身にもなってみなさい

毎晩『ご主人様会いたい』って

寝言で泣きながら言ってるのよ」

 

月音「優しいお姉ちゃんですね〜」ツンツクッ(σ・3・)σ

 

愛美「(イラッ)」

 

ドゴッ

 

バタッ

 

愛美「このバカをそこら辺の草むらにでも

捨ててきなさい」

 

北郷兵「えっと・・・総大将・・・」

 

愛美「い・い・わ・ね!」

 

北郷兵「はっ!」

 

たたたたたたたっ・・・

 

炎蓮「良いのか?」

 

華月「まあ・・・大丈夫だろ」

 

美羽「いつもの事じゃ・・・

全く月音も馬鹿よのぉ」

 

恋「・・・」呆れている

 

華月「(美羽にまで言われるとは・・・

情けない)」

 

美羽「それよりどうするのじゃ?」

 

愛美「そうね・・・」

 

ひょこっ

 

 

 

月音「ちなみに美羽は千登里や詠おっかぁや月おっかぁ

達の英才教育で使える子になりました!」

 

 

 

愛美「誰に言ってるのよ」

 

月音「さあ?」

 

美羽「うおっ!いつ戻って来たのじゃ!」

 

炎蓮「なる程な、こりゃ愉快だな!ククッ」

 

月音「んでどうするのさ」

 

愛美「篭城するとは思ったけど

あれはまだ使いたく無いわね」

 

炎蓮「ならオレに任せな、空歩で登りゃ良い」

 

愛美「時間は掛けたくないし・・・

それしか無いわね」

 

そこへ

 

兵士「もっ申し上げます!

陳留の門が開きました!」

 

月音「およっ?」

 

愛美「はぁっ!?」

 

恋「・・・何か来る」

 

炎蓮「オレが行って来てやるよ」

 

愛美「付いて行くわ、本隊も前に出ます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

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陳留

 

 

 

 

城壁

 

曹洪「結構な数ですわね」

 

曹純「そうね・・・」

 

何仙姑「まあ、篭城してれば相手も疲労で撤退

するんじゃないかな」

 

曹純「私は貴方を信じてませんので」

 

たたたたたたっ・・・

 

魏兵「申し上げます!」

 

曹純「どうしたの?」

 

魏兵「たった今!曹仁様が門を開け!

北郷軍へと向かわれました!」

 

曹洪「えええええええっ!」

 

曹純「直ぐに門を閉めなさい!」

 

魏兵「そっそれが!間に合いませんでした!」

 

曹洪「なっ!?」

 

曹純「何でよ・・・姉さん!」

 

何仙姑「あちゃ〜恐れていた事が起こったか

・・・逃げなさい、此処は殿をしてあげる

貴方達だけなら逃げれるでしょう」

 

曹洪「行きますわよ!柳琳さん!」

 

柳琳は首を横に振った

 

曹純「ごめんなさい、殿は私がします。

貴方達二人はお逃げ下さい」

 

曹洪「ちょっ!柳琳さん!」

 

ドゴッ

 

バタッ

 

何仙姑は曹洪を気絶させ、担いだ

 

曹純「お礼は言いませんよ」

 

何仙姑「・・・じゃあな

(それに今はあの娘と戦いたくないしね)」

 

スッ

 

曹純「・・・時間を稼ぎます!

私に付いて来て下さい!」

 

こうして曹純と兵だけは残り殿を務める事に

 

 

 

 

 

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北郷軍本陣前

 

ブォンブォンッ

 

北郷兵「かはっ・・・まだ・・・まだ!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

曹仁「クッ!練度が高いっすね!」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

炎蓮「おい!小娘、

一人で向かってくる根性は認めるが・・・

何しに来た」

 

華侖「華琳姉は何処っす!

一刀っちは何処っすか!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

炎蓮「ったく人が話してんだろ!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

カランッ

 

華侖は炎蓮の剛撃で獲物を落としてしまった

 

華侖「ううっ・・・華琳姉に会いたいっす

・・・一刀っちに会いたいっす・・・ううっ」

 

華侖は泣き出した

 

そこへ愛美がやって来た

 

愛美「曹仁だったわね・・・

貴方記憶があるの?」

 

華侖「何の事っすか?」

 

愛美はもしやと思い質問をした

 

愛美「なら、沛国に曹操は居る?」

 

華侖「沛国にっすか?居ないっすよ

華琳姉は一刀っちの軍に居るんじゃ無いんっすか?」

 

愛美は恋の方を向いた

 

恋「コクッ」

 

たたたたたっ

 

愛美「もし全部答えてくれたら華琳と一刀様に

会わせてあげるけど・・・」

 

華侖「何でも話すっす!」

 

華侖は即答で答えた

 

愛美「じゃあ貴方の主は?」

 

華侖「華琳姉っす・・・

あっ今からは一刀っちっすね」

 

愛美「沛国の玉座には誰が座ってるの?」

 

華侖「変な髭ぶーっす」

 

愛美「なら徐進、威瑠亜、劉福は居る?」

 

華侖「ああ〜何かそんな人達居たっすね」

 

愛美「・・・やはり記憶持ちね」

 

炎蓮「そんな事より今は陳留を制圧すんぞ」

 

華月「だな門が開いたのは好都合だ」

 

愛美「分かったわ、曹仁だったわね

少し時間が掛かるけど必ず会わせて

あげるから、少しの間捕虜として

縛るわ・・・良いわね?」

 

華侖「華琳姉と一刀っちに会えるなら

何でもするっす!

あっそれと柳琳は助けて欲しいっす!」

 

華侖は土下座をしていた

 

愛美「確か・・・曹純だったわね

分かったわ」

 

華侖「感謝するっす!」

 

そこへ

 

月音「ねぇ、団子無くなったんだけど・・・」

 

華侖「一刀っち!」

 

ギュッ

 

華侖は抱きついたがある事に気が付いた

 

華侖「・・・一刀っち?

・・・いつから女になったっす?」

 

月音「私は娘だよ!」

 

華侖「ああ、娘っすか・・・娘!

華琳姉との子っすか!?」

 

愛美「ややこしいから後で!」

 

華侖「分かったっす!」

 

愛美「じゃあ炎蓮さん!

直ぐに陳留に進軍して下さい!

恋さんには先に行って貰ってるわ。

華月は念の為残って」

 

炎蓮「おうよっ!」

 

華月「分かった」

 

月音「ねぇねぇ私は?」

 

愛美「アンタは本陣に居なさい」

 

月音「・・・へぇへぇ」

 

 

 

 

 

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城内

 

ブォンブォンッ

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

恋「次」

 

魏兵「はぁぁ!」

 

恋「どけ」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

炎蓮「おぅおぅやるね〜」

 

魏兵「しね!」

 

スッ

 

ドスッ

 

バタッ

 

炎蓮「不意打ちしたきゃ出直してきな」

 

たたたたたっ

 

曹純「そこまでです(もう二人は逃げた頃ね)

・・・陳留はお譲りします」

 

炎蓮「ほぉ?だがオレは暴れたりねぇんだが?」

 

曹純「私の首一つで他の兵士達は助けて下さい」

 

曹純は座り込み首を差し出す

 

恋「炎蓮」

 

炎蓮「・・・良いだろう、連れて行け」

 

北郷兵「はっ!」

 

こうして陳留戦は呆気なく終わりを迎えた

 

 

 

 

 

-16ページ-

 

 

 

 

 

 

北郷本陣

 

 

 

 

曹純「姉さん!」

 

華侖「柳琳!良かったっす!」

 

曹純「姉さん!どうして陳留から抜け出したの!」

 

華侖「華琳姉と一刀っちに会いたかったからっす!」

 

曹純「だから誰です!・・・いえ」

 

曹純は何故か口ごもった

 

何か可笑しいと・・・

 

曹純「あたまが・・・」

 

そこへ

 

ひょこっ

 

月音「どったの?」

 

曹純は目の前の人物を見て

 

一気に記憶が溢れ出した

 

柳琳「一刀さん!?」

 

月音「ほへっ?」

 

華侖「柳琳も間違えたっすね〜」

 

柳琳「いえ・・・思い出しました

そうです!魏王は華琳姉様のはず!

なら沛国に居るのは・・・誰?」

 

華侖「だから!髭ぶーっす!」

 

柳琳「それは見た目でしょ・・・それに

一刀さん・・・の娘ですね・・・

確か・・・鬼姫の月音さんでしたよね」

 

月音「おおっ!私も有名人か!・・・ん?」

 

愛美「アンタ知らなかったの?山陽で黄巾党

殲滅した後に鬼の姫って呼ばれてるのよ?」

 

月音「まじっ!?知らんかった」

 

炎蓮「おおっ!あれはおめぇだったのか」

 

華月「あれは凄まじかったな・・・

恋ならまだしも・・・見てたから分かるぞ。

血を浴びる事無く黄巾党を殺戮していく

・・・まさに鬼だったな」うんうん

 

美羽「おに!」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

月音「ああ〜美羽・・・」

 

月音が触ろうとした時

 

バタッ

 

愛美「・・・気絶してるわね」

 

月音「・・・ちょっと草むらでいじけて来る」

 

月音はそのまま草むらに行ってしまった

 

愛美「あれはスルーして、貴方達はこれから

どうするの?華琳は北郷軍に降ったわよ?

今は一刀様の親衛隊として潁川で戦ってるわ。

私達もこれから合流するつもりだけど」

 

華侖「あたしは行くっす!

華琳姉や一刀っちに会いたいっす!」

 

柳琳「勿論私も降ります、これからは姉共々

協力させて下さい」

 

愛美「ええ、お願いするわ」

 

炎蓮「ふむっ少し物足りんなぁ・・・

月音を捕まえて何処か落としてくるか」

 

華月「私も付き合おう」

 

恋「・・・行く」

 

愛美「ならそのまま梁国を攻め落として来て、

多分目ぼしい将は居ないだろうし」

 

炎蓮「おうっ任せろ」

 

華侖「それより疲れたっす・・・」

 

柳琳「姉さん・・・」

 

愛美「そうね少し休みましょう」

 

月音を捕まえ、4人で梁国を数刻で落としたとか・・・

 

そして月音と華月だけが帰って来たとか・・・

 

二人は何処に・・・

 

 

説明
魏との開戦編です。
魏戦後は拠点多目になります悪しからず・・・
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恋姫†無双 北郷一刀 華琳 

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