恋姫小説2
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どうも夢幻です

 

前回の続きです

 

楽しんでいただけたら幸いです

 

 

注意

 

 

二次創作です、原作のイメージをぶち壊されたくない方は回れ右

 

 

基本、妄想です

 

 

オリキャラでますよ、嫌な方は回れ左

 

 

強い一刀君が出ます、嫌な方は回れ右左

 

 

誤字脱字多いかも、多めにみてください

 

 

時間軸滅茶苦茶です、あと設定も滅茶苦茶ですそれでもいい?

 

 

以上がいいならどうぞ先にお進みください

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朝、それはどの世界にも平等に訪れる

この外史も例外はない

爽やかな晴天の下、静寂に包まれる町

活動している者は、雀くらいなものである

そんな中、とある邸宅の庭

例外がいた

 

 

一刀「・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

染み付いてしまった習慣、朝の氣の鍛錬

体の隅々まで氣を巡らせ、左右の手足にゆっくりと集める

それを時間をかけ、何度も行なう、これは氣巡りと言う名の鍛錬方法である

足は肩幅、腰を深く落とし、両手を前に突き出す

この体勢を常に保ち、上記の氣巡りを行なう

ある程度なれた者なら、簡単だが慣れない者にとってはかなりキツイ

それが習慣化しているしているあたり

継続は力なり、と言う言葉はあながち間違ってはいないのかもしれない

 

 

一刀「・・・・・・・・っ!・・・・・」

 

 

汗が滴り落ちる、軸がぶれ始める

そろそろ町の住人が起きだしてくるころだろうか

少年はそう思いながら最後の氣巡りをはじめる

 

 

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

一刀「ぷはぁ!!よし、鍛錬終了」

 

 

巡らせた氣を体に四散させ構えを解く

 

 

一刀「これやらなきゃ、一日が始まった気がしないんだよな」

 

 

そばにあるタオルで汗を拭く

 

 

一刀「そういえば、この時代風呂って貴重なんだよな・・・

せめて水浴びしたいけど、しかたないタオル湿らせて軽く拭こう」

 

 

胴衣の上着を羽織り、厨房をめざす

 

 

一刀(いつもの癖で上スッパで行くところだった・・・あぶねぇ・・・)

 

 

そう思いながら角を曲がると

 

 

「きゃ!」

 

一刀「おっと!・・・悪い大丈夫か?桂花」

 

桂花「ええ・・・貴方が避けてくれたから」

 

 

なにやら両手一杯に竹管を抱えた桂花

ぶつかっていたら大変な事になっていたことだろう

 

 

一刀「ところで何してるんだ?そんなに竹管もって仕事?」

 

桂花「あぁ、資料の整理よ竹管ってかさばるからこまめにやらないと」

 

一刀「そうか、手伝おうか?」

 

桂花「いいわよ、それに貴方どこかに行く途中じゃないの?」

 

一刀「気にするなよ、ついでだしな」

 

桂花「そう?・・・じゃあお願いしようかしら」

 

一刀「まかされましたお嬢様」

 

桂花「もう、なによそれ」

 

 

笑い合う二人

竹管を半分以上桂花から取り歩き出す

 

 

桂花「重くないの?半分でいいのに」

 

一刀「いいのいいの、なんのために体鍛えてると思ってるんだよ

それに女の子に沢山もたせたら男が廃る」

 

桂花「そういえば今日も鍛錬を?」

 

一刀「ああ、もう体に染み付いてるんだ逆にやらなきゃ落ち着かないんだ」

 

桂花「いいことじゃない、継続は力なり、続けることに意味があるのよ」

 

一刀「わかってる、地道な鍛錬の積み重ねが大事だって師匠も言ってたしな」

 

 

角を曲がり、すれ違う侍女に挨拶

 

 

桂花「もうこの家はなれた?」

 

一刀「うん、侍女さん達の顔覚えたし、瀞藤さんが危険人物だってこともわかった」

 

桂花「ごめんなさいね・・・彼女仕事は真面目なんだけど・・・暴走するとね・・・・」

 

 

一刀は三日前の食事会を思い出していた

三日前、もてなしの食事会にて瀞藤が二人の関係を妄想し

それがだんだんヒートアップ

ついには、その妄想が暴走

最終的には一刀を荒縄で縛り、桂花の寝台に運び込もうとする事件に発展する事態になってしまったのだ

 

 

一刀「あの動きは人の動きじゃなかった・・・・」

 

桂花「真面目・・・なんだけどね・・・」

 

 

桂花の書斎の前に着く

 

 

桂花「ありがとう一刀、たすかったわ」

 

一刀「いやいや、寝泊りさせてもらってるんだからこのくらいやらなきゃ」

 

桂花「でも貴方は客人・・」

 

一刀「それでもだよ、恩を仇で返すのは失礼だろう?」

 

桂花「貴方がそう言うなら・・・」

 

一刀「それじゃまたね」

 

桂花「えぇまた」

 

 

去っていく背中を見つめる

 

 

桂花「不思議な人」

 

 

ぽつりとそう呟いて、書斎に消える

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・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

 

 

一刀「さて、なにしようか」

 

 

厨房で水に濡らしたタオルで体を拭き終え

なにをしようかと頭を悩ませる

 

 

一刀「町の食堂や鍛冶屋のおっちゃんの手伝いとか・・・」

 

 

手持ち無沙汰を解消しようと町人の手伝いを買って出たのだが

 

 

一刀「桂花の知り合いにそんなことはさせられないって断られたし・・・う〜ん」

 

瀞藤「あら北郷様このような所でなにをさなっているのです?」

 

一刀「瀞藤さん、いや何をしようかなーって・・・ん?それは」

 

 

暴走侍女長の手には一本の釣竿

 

 

瀞藤「倉庫整理をしていまして、出て来たのですよ処分しようにもまだ使えるようなので

お嬢様にお伺いを」

 

一刀「釣りもたまにはいいかも・・・瀞藤さんそれ貸してくれませんか?」

 

瀞藤「ええどうぞ、今晩は魚料理が出せると考えてよろしいですか?」

 

一刀「おっとこれは責任重大だ」

 

瀞藤「ふふっ、楽しみにしていますからね」

 

一刀「それじゃいってきます」

 

瀞藤「いってらっしゃいませ」

 

 

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

町から少し歩いた森

木々に囲まれ、さらさらと流れる緩やかな川

その上流、大きな岩がちらほら見受けられる場所

そこに腰を下ろし、釣り糸をたらす

 

 

一刀「いい場所だ、おっちゃんの情報に感謝だな」

 

 

空気を目一杯吸い込む

現代で暮らしていた少年

この場所のような所がいくつ残っているのだろうか

田舎に行けば見かけるだろうが都心に近い学校に通う少年には

とても貴重な場所だ

 

 

一刀「修行で行った場所は、ジャングルだったしな・・・

ん〜空気がうまい・・・っと」

 

 

竿をすばやく引く

パシャンと水が飛ぶ

 

 

一刀「お!大きいな、これで4匹か」

 

 

針を外し、川から少し頭を出している竹製の魚篭に入れる

岩の下にいる川虫を針に付け投げ込む

 

 

一刀「このままいけば侍女さん達の分まで取れるかな」

 

 

さらさらと流れる川を見つめながら

そんなことを考える

その時

 

 

「おや?先客がいたか、まいったのう」

 

 

鈴を鳴らしたような軽やかな声が響く

 

 

一刀「!(まったく気配が無かった・・・何者だこの人)」

 

「儂だけが知ってると思うたんじゃが、まいったまいった」

 

 

どこか神秘的な雰囲気の女性だった

髪は腰の辺りまで伸び、奇妙な紋様を施した衣類を纏っている

 

 

一刀「誰ですか?あなた」

 

 

問う少年

 

 

「不躾じゃのう、人に名を尋ねる前に自分の名を名乗らぬか」

 

 

答える女性

 

 

一刀「これは失礼、私は北郷一刀」

 

「北郷一刀・・・お主が」

 

 

数秒の静寂

 

 

「儂は伏羲、所謂仙人と言われているな」

 

一刀「仙人?」

 

伏羲「信じられぬか?」

 

一刀「そんなに堂々と言われて疑わない方がおかしいでしょう」

 

伏羲「そりゃそうか、失敗失敗、なははははは」

 

 

ケラケラと笑う自称仙人の女性

 

 

一刀「本当に仙人なんですか?」

 

伏羲「信じる信ぜぬはお主の勝手じゃよ、お主の存在も同じようなものじゃろ?

天の御使い様」

 

一刀「っ!なぜそれを」

 

伏羲「なぜって・・・仙人だからかのぅ、なははははは」

 

 

またケラケラと笑う伏羲

 

 

一刀「柳みたいな人だ、なら自称仙人さんあなたはここで何を?」

 

伏羲「川に釣竿もってきてるんじゃ、釣りに気まっとろうが」

 

一刀「そりゃ、確かに」

 

 

竿を引き上げる

 

 

伏羲「おお、大物じゃのうどれ儂も」

 

 

そう言って、釣り糸をたらす

 

 

伏羲「釣りはいいのう、考え事や悩み事をするには最適じゃ」

 

一刀「なにか悩みでもおありなのですか?」

 

伏羲「その言葉使いやめぬか、普通に話せ」

 

一刀「一応仙人だから気を使ったのに」

 

伏羲「自然体で話された方がましじゃ、背中が痒くなるわい」

 

一刀「では、伏羲さん悩みが?」

 

伏羲「悩みがあるのはお主じゃろう?ん北郷よ」

 

一刀「・・・・・」

 

 

パシャン

魚が飛ぶ

 

 

伏羲「お主、道が見えぬのだろう」

 

一刀「道・・・そうかもしれません」

 

 

竿にあたりがくる

 

 

一刀「自分が何をしたらいいか分からないんだ、いきなり天の御使いとか言われても

俺はただの学生だ、あると言えば師匠達から譲り受けた武と天の知識だけ

どうすればいいか、どうすればこれを生かせるか分からない」

 

 

あたりは無くなっていた

 

 

伏羲「ふむ、ならば探せば良いのではないか?」

 

一刀「・・・」

 

伏羲「分からないなら探せ、その武を知識を生かせる道を

探さぬ前から悩むな、探して探しきった時にまだ悩むようならまたここに来い

そうすれば、ぬしに合う道を作ってやろう」

 

 

パシャン

また魚が飛ぶ

 

 

一刀「伏羲さん、作らなくてもいい」

 

伏羲「ん?」

 

一刀「もし道が無ければ自分で作る、誰かに作ってもらうんじゃ情けないよ」

 

伏羲「・・・・そうか、ならば少し助言をしよう」

 

一刀「助言・・・」

 

伏羲「うむ、旅に出ろ北郷、各地を回り自分が進むべき道を探すのだ」

 

一刀「見聞を広げろと・・・そうおっしゃるのですか」

 

伏羲「言葉使いがもとに戻ってるぞ、そういうことじゃな」

 

 

風が吹く

木々がザワザワと鳴き始める

 

 

一刀「旅か・・・いいかもしれないな」

 

伏羲「まっ、自分で考えろ旅をする以外にも道は探せるしの」

 

 

釣竿をしまう伏羲

 

 

伏羲「期待しておるぞ、北郷一刀外史に選ばれた者よ」

 

一刀「!?伏羲さんまさか!・・・うわっ!!!」

 

 

目も開けれぬほど突風

吹き止んだと目を開ければ

伏羲はどこにもいなかった

そして頭に直接語りかけてくる声

 

 

伏羲「迷うな北郷、お主の考えるままに行動せよ儂が見守ってやろうぞ」

 

一刀「・・・・・・はい!」

 

伏羲「うむ、良い返事じゃちなみに魚は授業料として貰ってゆくぞ!なはははははははは」

 

一刀「えっ?ってあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

伏羲「なははははははははははははは!!!!さらばじゃーーーーーーーー!!!」

 

一刀「返せーーーーーーー!!!魚泥棒ーーーーーーーーー!!!!」

 

 

森にこだまする叫び声

それはなにか吹っ切れたかのように

明るい声だった

-4ページ-

 

・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

 

 

桂花「旅にでる!?」

 

 

釣りから帰り夕食時

今日の出来事と自分の決意を桂花に話していた

 

 

一刀「うわっ!!びっくりした!」

 

桂花「ごめんなさい、急だったものだから」

 

一刀「いや俺も急だったごめん」

 

桂花「いいわよ、それにしても旅ね・・・見聞を広めるためよね?」

 

一刀「ああ、この世界で何が起きてるか、俺がこの世界で何が出来るか

それが知りたいんだ」

 

 

今日あった伏羲の顔が脳裏をよぎる

 

 

桂花「自分で決めたのなら、私は何も言わないわ・・・あ〜あ優秀な部下が手に入ると思ったのにな」

 

 

冗談交じりで桂花が言う

 

 

一刀「桂花の下で働くか・・・悪くないかもな」

 

桂花「だったらそうすればいいじゃない・・・」

 

一刀「なにか言ったか?」

 

桂花「いいえ、なにもとにかくあなたが決めたなら何も言わないわ私は笑顔で送り出すだけよ」

 

一刀「そうか・・・ありがとうな桂花」

 

桂花「いいってば、それで何時出発するの?」

 

一刀「三日後かな、いろいろ準備したいし」

 

桂花「三日後か・・・わかったそれまでに準備するわ」

 

一刀「準備?」

 

桂花「旅立つ友に餞をってね」

 

一刀「餞?」

 

桂花「いいから、楽しみにしてなさいな」

 

一刀「ああ・・・」

 

 

なにか腑に落ちないが夕食が冷めぬうちにと思った矢先

 

 

瀞藤「い・・・・いけま・・・・せん・・・」

 

桂花「瀞藤?」

 

瀞藤「いけませんわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

一刀「うわ!!」

 

桂花「きゃ!!」

 

 

突然騒ぎ出す侍女長

 

 

瀞藤「いけません、いけませんよ!お嬢様!!このご時世に北郷様のような御仁に会える可能性なんて無きに等しいんですよ!!

それなのに笑顔でおくりだす?そんな勿体無い事させませんよ!!お嬢様には北郷様のような御仁にもらって頂かなくては!!

そうです!そうですよ!いっそ北郷様を簀巻きにしてお嬢様の寝台に!!!そうして子を孕ませたらいいのです!!

そうすれば北郷様はどこにも行かない!行けない!そうだ簡単な事よ瀞藤!!お嬢様のためなら何でも出来るでしょう!!

そうよ私がんばれ私お嬢様の幸せのために!!今こそ立ち上がるのよ!!!私!!」

 

 

一人でトリップする侍女長

そのやばさに後ずさりする一刀と桂花

 

 

一刀「桂花・・・」

 

桂花「なに・・・?」

 

一刀「三つ数えたら逃げるぞ」

 

桂花「えぇ・・・」

 

一刀「3・・・」

 

桂花「2・・・」

 

瀞藤「荒縄の準備良し!!!北郷様を昏睡させる薬良し!!!準備全部ヨシィィィィィィィ!!!!」

 

二人「「1・・!」」

 

瀞藤「北郷様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!お覚悟をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

二人「「0!走れーーーーーーーーー!!!!」」

 

 

夕食時に聞こえる二人の絶叫

ドタバタと今日も一日が終わる

旅に出ると決めた少年

その先に何があるのか

少年は自らが進む道を見つけれるのか

その先は誰も少年も知らないだろう

しかし、行動しないよりはましである

伏羲の残した言葉を胸に少年の旅が始まる

 

 

 

瀞藤「北郷様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

一刀「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

前途多難である・・・・

-5ページ-

 

というわけで後書きです

 

今回は少し短いかなとか思うです

 

こんな感じにページがバラバラになるかもです

 

話し方が変なのは寝てないからです

 

データがバン!して死にそうになったです

 

間に合ってよかったです

 

このままのペースを維持したいです

 

それでわ、次回の作品で

 

お休みなさい・・・・・かゆ・・・うま・・・・

説明
続きです、このペースを維持したいです
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コメント
zendoukou様 疲れてたんだなぁ・・・(夢幻トマト風呂)
3から0まで数えたら4だろ(zendoukou)
毛布様 瀞藤「おk把握しました、自重しません!」(夢幻トマト風呂)
瀞藤がいいキャラだなwww   モットヤレwww(機構の拳を突き上げる)
jackry様 瀞藤「一刀様が桂花お嬢様と結婚したら自重しますよ(ニヤ」(夢幻トマト風呂)
BookWarm様 瀞藤「自重したら負けかと思っています(キリッ」(夢幻トマト風呂)
kuraudo様 ありがとうございます!がんばります!(夢幻トマト風呂)
とてもおもしろいです。これからもがんばってください。(kuraudo)
ブックマン様 仙人も生きるのに必死なんですwww(夢幻トマト風呂)
仙人が魚泥棒ってwww(ブックマン)
森番長様 ありがとうございます、期待にそえるよう頑張らせていただきます!!(夢幻トマト風呂)
2話目にてお気に入り登録させてもらいました。これからも頑張ってくださいね^^(森番長)
逢魔紫様 たびたびありがとうございます、修正します(夢幻トマト風呂)
サイト様ありがとうございます、デレが好物です^p^(夢幻トマト風呂)
誤字:伏羲「うむ、旅に出ろ本郷〜←北郷(トウガ・S・ローゼン)
まずいいます!初見です・・・・・・・・・・・桂花が、デレただと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(サイト)
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