『牡丹灯籠』
説明
立川談春と柳家三三で9月に2回、11月に1回。計3回の独演会で三遊亭圓朝の『牡丹灯籠』を聴く落語会、『俺たちの圓朝を聴け』に行って来た。
『牡丹灯籠』、古典落語の神様三遊亭圓朝26歳の時の作。
浪人だがエラく顔立ちの良い萩原新三郎と、同じく大変な器量好しお露さんの悲恋を描いた怪談噺。

当時流行だったというちりめん細工の牡丹をつけた灯篭を女中のお米に持たせてカランコロンと鳴る下駄の音・・・。足のある幽霊というのも当時は斬新だったそうな。

一般にレコードが普及する前の落語家だから圓朝の語り口は本を読んで想像するしかないが、2人を通じて圓朝作の古典的名作を生で聴けるというのは有り難い。

時期は未定だが、今後も圓朝作の長編に取り組んでいきたい、とも言っていた。

固い部類に入る噺なんで何だか固い感想になってしました。

そのせいかわからないが、牡丹灯篭以外の「粗忽の釘」とか「元犬」とか「野ざらし」とか、後はマイク持った2人のアフタートークでのはっちゃけ具合も対比として強く印象に残る。

フランスのラグビーワールドカップに盛り上がるイングランドへの皮肉。
政治・宗教団体、師匠先輩、さらには志らく師匠への容赦ないイジリ。
アレらももしかしたら牡丹灯篭とのバランスを考え、実は計算してやって・・・いやあ。
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落語 牡丹灯篭 俺たちの圓朝を聴け イラスト illustration SP 

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