草薙を見た剣姫は、その先、戦場の跡に残された者たちを見つめる。

「助けられた民の補助をするように。我らがエルフの民はもとより、日本人……同胞を助けるように」

彼女の言葉には、表面上の指示だけではなく、何か含みがあるようだった。　エルフの民はもちろんだが、「日本人」――この異邦の者達への配慮を示す事が、剣姫の思考にあることは明白だった。

ただの義務感、優し

さだけではない。もっと別の、何か深い思惑もあるだろう。

女兵士達は、一瞬だけ草薙を見つめた。

ビキニアーマーの剣士は凛々しく、眼差しを向ける。

法兵の方は、わずかに微笑みながら、何かを期待するような目をしていた。

それぞれ、静かに一礼する。

「……承知しました」

ビキニアーマーのエルリア兵は立ち上がる。

ビキニアーマーの剣士は、凛々しい歩みで進み出た。

戦場を駆けてきた者ならではのしなやかな動き。

だが、目を引くのは、その引き締まりつつもボリュームのある臀部だった。

強靭な脚が踏み出すたびに、まるで肉の重みを持った振動のように、豊かな曲線が揺れ動く。