1878年(明治11年)3月25日に、東京・虎ノ門にある電信中央局の開業パーティーで、日本初の電灯(アーク灯)がお披露目されたそうだ。それを記念して日本電気協会が1955年(昭和30年)に電気記念日を制定している。『先駆者の偉業をたたえ、今後の新たな発展を誓う日』としているそうだ。 今や電気の無い生活は考えられなくなっているが、先駆者といえば、電気の存在に気がついた2,600年前のギリシャの哲学者ターレスがいる。琥珀を布でこすると、ホコリなどがくっつくことから何かあると思ったらしい。?(琥珀はelektronと呼ばれており、electricity ‐ 電気という言葉が作られた)しかしまだ静電気という概念はなかったので、それは磁気によるものだと考えたそうだ。琥珀の現象は静電気によるものだと発見したのは、それから2000年後の16世紀になってからで、ウィリアム・ギルバートという物理学者だ。そして1752年にアメリカのベンジャミン・フランクリンが雷が電気であることをつきとめたが、それまでの世界は、電気(=雷)は神の力のようなものと思われていたようだ。雷の神をWikipediaでみると、世界中に50柱も名前があり、女神は別に 8 柱あった。 どの国でも電気は神の力であり、その効果は絶大であったのだ。例えば日本のスサノオ、北欧のトール、ギリシャのゼウスなど どの国でも最強の存在として扱われている。 この季節に電気に助けてもらえるのなら、花粉、黄砂、PM2.5を静電気でくっつけて除去してもらいたい。静電気で付着してしまったホコリを除去するには 絶縁体表面に帯電した電荷とホコリの電荷間に働く静電引力を、イオナイザー(除電器)で空気イオンを掛けながらエアブローすると取れるらしいから、その後は埃を集めて捨てれば良いのだ。例えば自動車には静電気で埃がくっつくから、その車を洗車機のような静電気除去装置を通過させて、埃を取り除くのだ。そしてその埃を固形にして輩出するような仕組みの機械が完成したら売れると思うんだけどなぁ。富士山もじきに噴火すると言われているし、火山灰は静電気の発生源というから、噴煙も集塵できたら良いなぁ。欲しいなぁ、静電気除去装置。 電気は偉大なのだ。火山とも戦うのだ。電気は神と呼ばれるにふさわしい。 |