1$でピザ 1/8切
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説明
1945年に第二次世界大戦が終わったとき、主要国で本土が戦場にならなかったのは米国だけだったそうだ。他の参戦国は人の命が失われただけでなく、生産設備は破壊されて 貿易通貨である金(きん)も失っていたという。そんなわけで、どの国も金を持たないから商品を購入するためには米ドルが必要になり、米国には世界の富が集まったらしい。世界の相場はアメリカのドルを基軸とした固定為替相場制になり、会議が行われた地名から「ブレトンウッズ体制」と呼び、金を持っている米国が会議の主導権を握った。そして米ドルだけが、金との交換比率を1オンス35ドルに固定して「金・ドル本位制」になった。したがってブレトンウッズ体制の制定後は、国際間の決済は戦前の英ポンドや金ではなく米ドルで行われるようになったのだ。戦前は1米ドル2円だった日本円(当時の1円は現代の338円ほどらしい)は、いきなり1米ドル360円に固定された。  連合国軍総司令部(GHQ)の管理下で再開された日本の貿易は品目ごとに別々にレートが設定されていたが、GHQの指令に基づいて大蔵省告示第237号が公布され、『1949(昭和24)年4月25日から1ドル=360円の単一為替レートが実施されて22年間も続いたのだ』。1971(昭和46)年8月に、米国はベトナム戦争の戦費負担による財政悪化の為 ドルの金への交換を一方的に停止し(ニクソン・ショック)、同年12月18日に、ブレトン・ウッズ会議で確立されていた固定相場制を終わらせる「スミソニアン協定」によって、ドルは1ドル=308円に切り下げられた。そして1973年2月に再度のドル切り下げで固定相場制は崩壊し、変動相場制へ移行していく。変動相場制へ移行後、ドル安(円高)は急速に進み、円は強くなってゆく。1973年1ドルは254円、75年306円、78年177円、82年277円、88年121円、90年160円、98年147円、2000年107円、05年110円、10年87円、14年105円、20年106円、25年153円、、、トランプ大統領が言う偉大なアメリカとはなんだろうか? 世界大戦でたまたま(日本が偏西風にのせて飛ばした風船爆弾がいくつか太平洋を越えて着弾したらしい)アメリカ本土は攻撃されなかったから被害が無く、自動車などの製造業が順調だったのかも知れない。大戦を終えたあと、金に余裕があったから兵器に予算を費やし世界の警察などと生意気な態度をとれたのかも知れない。世界中に米ドルを流通させたせいで英語を共通語のように話し、尊大な態度でいたのかも知れない。 僕は客観的に考えても、1ドル2円から突然1ドル360円にされたのに、そこから自力で一時期とはいえ1ドル100円以下にまでにした日本の方が偉大と思った。
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