九番目の熾天使・外伝 蒼の章 超SSストーリー
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 超単発系 ショートストーリーズ

 

 「旅団のある時」

 

 

 

 

 

 Scene 1 「少女らの今」

 

 

 蒼の世界こと((蒼の魔導書|ブレイブルー))にまつわる世界での事件後、その世界に住む少女らが旅団へと陰ながら協力することとなった。

 ある少女は目的のため、またある少女はもう表には出れないことを理由に。そして、事件を通しての恩義、利害から。

 理由こそ真っ当なもので、当初はそれに乗っ取り行動していたが、現在では……

 

 

 

 マコト=ナナヤの場合

 

 「へへっ、ぶ、部長、今回の件での報酬の件ですけどぉ」(ゲスッチ顔で手をもむ)

 

 「……お前、だんだんと俺に慣れてるというか、気安くなってないか?」

 

 「え、そんなことないですよーokakaさんって真面目で頭も切れて陰険で毒舌で守銭奴で、まるでハザマ大尉みたいだなーって」

 

 「思いっきり毒吐いてるな。というか、アレと同レベルにするな」

 

 現在、okakaの部署に出向。見た目と性格で諜報員向きではないと思われがちだが、割と優秀なため、誰もがそのギャップに驚く。

あとムードメーカーなので追い出そうにも追い出せない。

 

「お前……なんで諜報班にいるんだ?」

 

「えーそれ聞いちゃいますー?」

 

「いい。自分で調べた」

 

「事後!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ノエル=ヴァーミリオンの場合

 

 「もぐもぐもぐ……んぐっ、支配人さん、ちょっとお砂糖多くないですか!グラニュー糖入れましょう!グラニュー糖!」

 

 「いや、砂糖入れてないからな。というか、グラニュー糖って甘くしてどうする!これ、お好み焼きだからな!?」

 

 「大丈夫ですよ!お砂糖とカレー粉を入れればなんでもおいしくなります!」

 

 「ならんわ!カレー粉がファイナルウェポンなのは同意するが、砂糖で甘くしてどうする!」

 

 決まった所属はなく、サポートメンバーとして活動しており、よく楽園に入り浸っている。

 最近は支配人の下にいることが多く、彼の作った料理をつまみ食いしている。(理由は彼の作ったスイーツなどに感激したから)ちなみにご存じのハルマゲドン生産装置なので、厨房進入禁止令が言い渡されている。

 

 「というか、お前、こんな所にいていいのか?仕事は?」

 

 「ふぃごとはおわらへまひひゃ。にふぁくしきひゃんに、しふぁいにんふぁんのしひゃにふへっへ」

(仕事は終わりました。二百式さんに、支配人さんの下につけって)

 

 「食うかしゃべるかどっちかにしろ。っていうか、それどっからとってきた骨なしサンマ」

 

 「ふぉこのふぁいのうえ」

 (そこの台の上)

 

 「それ、俺の昼飯ぃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツバキ=ヤヨイ……((など|・・))の場合

 

 「……どこにいくの?」

 

 「え、あ……っと……その……ちょっと、事務の仕事を???」

 

 「それならさっき終わらせておいたわ」

 

 「ええ……」

 

 上着の裾を掴まれるディア。後ろには和服の装いを纏うツバキの姿があった。

 後ろから掴まれ、挙句どこへ行くのかと問われたことで、ディアの中の気まずさが一気に上昇。顔からは滝のような汗がにじみ出ていた。

 

 「な、なら、そのあとに任務が???」

 

 「それなら私が終わらせておいたぞ」

 

 「ああ、ありが……へ?」

 

 前へと顔を振り向かせると、そこにはいつもの露出の多い服とは違う、ジャケットスーツとロングズボンを着ているバレットの顔があり、互いに目を丸くして顔を合わせる。

 

 「……いつの間に」

 

 「((そいつ|ツバキ))に頼まれてな。私も暇を持て余していたから、すぐに終わらせてきた」

 

 「…………。」

 

 どこかで、ドアの閉まる音がディアには聞こえた。そして……

 

 「えっと……」

 

 「あ、そうそう。今週分の仕事ですぐできるのは全部終わらせておいたよ」

 

 「ナンバーズというだけあって、内外での仕事が大量でしたわね」

 

 「へい!?」

 

 左右にはマイとカジュン。2人はそれぞれディアの腕を自分の腕と絡ませて抱き着いているのだが、なぜか拘束用術式を展開してディアの両腕をがっちりホールドしている。

 

 「というわけで……」

 

 「今週のタスクはオールオッケーですわ♪」

 

 「マイ、カジュン、ありがとう。バレットさんもいて助かったわ」

 

 いや、それ僕のセリフだよね?と言いたいディアだが、四方を囲む4人の雰囲気がだんだんと変わっていくのを肌感どころか本能レベルで感じており、どうにかしてこの場を脱しようとしていた。

 が、この時、既にツバキが裾を掴むと同時にディアの魔力を封じ込める術式を体へと伝わらせており、ディアは魔法などを使おうにも思うように魔力を生成、使用することができなくなっていた。

 

 「あ、あの……腕掴んだり、裾掴むだけでいいのになんで拘束系の術式を幾層も重ねて使っているんですか……」

 

 「えーなぜって言われても……貴方が逃げるのは目に見えているから……ね?」

 

 ゆったりと、それでいて優しく。しかし、冷たく、鋭く、確かに。

 傍からすれば男なら羨むこの光景。彼を知らぬものからすれば、嫉みの対象にするだけで済みそうだが、彼をよく知る人物が見れば、その目は細く、白んだものに変わるだろう。

 捕食者の狩り。またの名を修羅場。関われば最期。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さぁ……ディア。今日こそ???はっきりさせましょうか」」」」

 

 

 

 その後。ディアは別室へと連れていかれたのだが、どうなったから誰も知らず、知ろうともしない。いや、知れば地獄。無限の恐怖に苦しむこととなるだろう。

 だが、それでもあえて、この後の結末を語れるのであれば一言

 

 

 

 ???増えます。(何がとは言わないが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 「ま。かくして今日も平和なりってな」

 

 「HAHAHA。なーに他人事のようにおっしゃっているんですか、Blazさんイブキドで見つけたあの素体娘の軍勢。どうするんです?」

 

 「たすけて竜神丸」

 

 「お断りします☆」

 

 

 

 ?????旅団は今日も平和です。

 

説明
久しぶりの投稿ですね。
まぁ、なんてことのない平和な内容ですので、気軽ーに見ていただければ。
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コメント
ちなみに、ノエルがやったら問答無用でムドオンカレーになりますw(Blaz)
お好み焼きなら豆玉ってのがあってな?(金時豆を入れた甘いやつ) 確かにカレー味はファイナルウエポンだw(支配人)
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