フォーリンスター・チルドレン 終
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 傷だらけになって帰ってきたママは、普段ならちょっとした怪我でもブーブー文句を言うのになぜか上機嫌だった。

 なんだかよくわからないが「親子っていいものよね」とか言って、ずぅっとニコニコしているのだ。

 どうやら女の子二人が両親と再会したときの様子を見て、酷く感動したらしい。

 私もその様子を聞いて嬉しかったし、だからのぶくんのことも、突然プラネタリウムに連れて行かれたのには驚いたけど(そのために学校をお休みしたけど)、のぶくんとお母さんの様子を見ていると、とても怒る気になれない。

 

 ママはのぶくんのお母さんに、時間を取ってお話してあげてくださいと、珍しく敬語を間違えることなく話をしていた。

 

 のぶくんのお母さんは恐縮しきりで頭を下げ、感謝の言葉を述べて、のぶくんと二人で帰っていった。

 

 見送るママが嬉しそうだったのに、私は気付いていた。

 そしてちょっと涙ぐんでいたことに、気付かないふりをした。

 

 

 あの二人ならうまくやるわよと、ママは言っていた。

 

 それは私もそう思う。

 

 私もママと正直に話すことができない時期があったけど、今ではこの通りの仲良しさんだ。

 

 のぶくんたちはきっと時を越えて、私達のようになるのだと思う。

 

説明
タイムトラベルSF小説

ノーテンキなママの第二話




今回も12分割だと思います(12/12)

終わりですセンキューベイベ。
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SF タイムトラベル ママ コメディ ライトノベル 連載 

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