川坂烏有(こうさか うゆう)の改変供題4(聖霊物語)
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思考の項(考)

 川坂烏有は怒濤の様に考えていた。

 

博麗の巫女とは?

 巫女は巫女の勘をあてにして、烏有空間が広範囲にある。

 普通、烏有空間とは時空を混在させて、狭範囲の領域でしかないものだが、今代の博麗の巫女は博麗霊夢という人間でありながら、神の様にはっきりした境界のある烏有空間を持っていた。

 

 領域のそれぞれの方向に境界があり、まだ、持ち主のいない空白空間は真っ白な光の領域であった。まるで、青の雑草が生い茂る空き地の様に青一色、また白一色であった。他の持ち主がいる占有された領域は、それぞれ、紅魔館、霧の湖、冥界の白玉楼、竹林の永遠亭、妖怪の山、輝針城、太陽の畑、三途の川、天界、月の都、地底の地霊殿、十界の中の畜生界、畜生界の霊長園、旧地獄、新地獄、妖怪寺の命蓮寺、人里、虹龍洞、魔法の森、香霖堂、そして、博麗大結界の要所、博麗神社である。

 すなわち、霊夢の烏有空間に幻想郷のすべてが揃っていたのである。

 

(この空間にいながら、現実空間にいる霊夢は精巧な「巫女の勘」を持っている)

 

 実際の幻想郷では烏有は人里と博麗神社を行き交い、さも、敬虔な神道家の様に振る舞っている。

 

 

 

 烏有はその幻想郷の烏有空間の霊夢に対して、こう語りかける。

 

「れいむよ、騙されるな。あなたはその烏有空間が神のようである為に、利用されているのだ。」

 

 烏有空間に裏付けられた、その鋭い直感そのものは利用する事の出来ないものだが、烏有空間は題考者にとって、大いに価値があり、実際利用されてしまうものなのだ。

説明
続き。霊夢に忠言する場面。
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