脳内表象(イメージ)の世界 |
脳内表象(イメージ)の世界
人は感覚する。その感覚した世界を現実世界と呼ぶ。
…その世界はどのようにいつどこで形成されているのか?
答えは脳内である。
ティッシュを見た時、ティッシュだ。となるのはティッシュのイメージが元々脳内にあり、イメージとして一致するからである。
しかし、脳はそのイメージのティッシュを一致したティッシュと区別していない。両者を物自体と言い、一致したティッシュを特に私達は物と呼んでいる。私達は物を使うが、脳は物自体を使うのである。
脳は世界と言うものを見た時、ティッシュをはっきりイメージする。これが物自体である。物自体は物に依存せず、存在する。このはっきりイメージされたティッシュ(物自体)を表象(ひょうしょう)と呼ぶ。…ティッシュを開けて中身を取り出す。何と!ティッシュは”フワッ”とした表象の連なりだったのである。
仏教での悟りは「世界は私の(脳内の)表象である」と言う所にある。つまり、現実は※仮象世界であり、実際は脳内の作り出した表象、タオルと言う表象、家と言う表象、国と言う表象、つまる所、これらは世界である。
表象は個々で存在しているように見えるが、一つの表象があって、一つの表象の一部分として物が存在していると言える。世界と言う表象、表象世界である。
…つまる所、私の脳内の表象は世界であって、それがそのまま、現実なのである。
図式にまとめると、こうなる。
物自体=表象=世界=現実
物自体=現実
…これが分かれば、表象世界を理解、つまり、悟れたと言う事になる。
※仮象世界…仮にある世界。つまり、世界はあるが、主体は現実ではなく表象であると言う事。仮象とは、本質を別の所から借用していると言う事。
説明 | ||
悟りの内容、世界がどのように形成されているかを説明する。 | ||
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仏教の真理 悟り 世界は私の表象である | ||
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