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深い山奥、錆びれたボロ小屋がひとつぽつんとある。

そこに暮らすのはブル猫。

体はだらしなく垂れ下がり、色あせたブルマにくたびれた体操服を着ている。

猫耳だけは妙に元気で、絶えず「ニャンニャン」と動いている。

名前も過去もニャンニャンしているが、はっきりしているのは――彼女はおバカで、村では害獣扱いだということ。

猫は大事にされている。

だがいろいろあってブル猫は戦後とってもハードな扱いされているのだ。

世の中の荒波に巻き込まれ、村人からは時にはおちりの穴をやられて悲鳴をあげる日々。

それでも彼女はめげない。

「ぶっといフンをひるニャン！」

と懲りずにニャンニャン生きている。

村人はあまり助けてはくれない。だが、誰よりも彼女が驚くほどしぶとい。

「このままじゃくたばっちゃうニャン☆」

とよくなるが、彼女のぶったるんだ笑顔がほんの少しだけ誰かの心を温める。

そんなブル猫の楽しみは、謎の足長おじさんから届く謎の贈り物ボックス

中身は時にありがたく、時に“やばめ”で実験的なものも混じる。

彼女は時折、特製の花火をケツに仕込み、「空飛ぶケツ」の如く称して空に跳ねる。

「あたち、発射だニャン！！」

おちりにぶっさした花火が発射され、飛ぶ猫耳少女の姿。

この山奥でも一際目立つ奇行である。

これは山奥のボロボロの一軒家で懸命に生きる、

どこか抜けた猫耳少女が懸命に生きる、

ハートフル＆ハードフル。

あなたは彼女に、幸せな贈り物を届けることもできるし、

あるいは激ヤバな贈り物を届けてしまうこともできる。

ブル猫にそっと贈り物を届けられるなら……

あなたの選択が、このままじゃくたばっちゃいそうな彼女の未来を変えるかもしれません。

ここでは幸せほのぼのルート中心☆

ブル猫を幸せにすることが多めです。

ここでは。