| 第一回ブラジル移民船笠戸丸が1908年6月18日にサントス港に到着したことから､1966年に総理府（現内閣府）が6月18日を「海外移住の日」と定めている。この日はブラジルとの友好関係を促進するための日とされており、ブラジルでは「日本人移民の日」として記念行事が行われているそうだ。そのため、外交関係樹立130周年を記念した式典等の行事に出席されるため、佳子さまがブラジルへ行かれて無事に帰国されたばかりだ。姉の眞子さまは海外へ移住されて出産されたけど、海外へ移住すると 国内の人口が減少するのは道理だ。我が国の人口は2048年には9,913万人にまで減り、1億人を割り込むと予想されている。このままだと2060年には8,674万人まで減少するらしい。 世間では有識者が、日本の人口が減少しているのは、若者が子供をつくらないからだと騒いでいるが、理由はそれだけではなさそうだ。人口減少の激しい国は海外移住者も多いようなのだ。2023年のデータでは日本人海外流出の永住者は、過去最高の55.7万人になるという。 韓国は日本よりも人口減少が激しいといわれているが、同じく2023年のデータでは、この5年間で国外に移住した韓国人は1万7000人あまりにのぼることが分かっている。 中国でも人口が減っていて、それは一人っ子政策のつけが回ってきただけではないようだ。多くの中国の富豪が母国を後にしているらしく、2024年は1万5200人が他国へ移住したと見られている。 どの国の人達も 自国に魅力が無ければ出ていくのだろう。政治家は人口を増やしたいのなら その辺も考えたほうが良さそうだ。人々が生まれた土地を去る理由には多くのことが考えられるが、戦争や国外避難だけではなく、経済の停滞や将来の見通しといった状況もある。 興味深いデータを見つけた。現地生まれの人が2020年時点で国外に住んでいる人の割合ランキングだ。国連が、人口75万人以上の主権国家のデータを公開していた。1位 ガイアナ（36.4％）2位 ボスニア・ヘルツェゴビナ（34.0％）3位 アルバニア（30.7％）4位 シリア（29.8％）5位 ジャマイカ（28.6％）6位 モルドバ（28.0％）7位 アルメニア（26.8％）8位 アラブ首長国連邦（26.2％）・・・21位 ポルトガル（18.3％）・・・28位 アイルランド（15.3％）・・・151位 米国（1.0％）アメリカ人はほとんど移住していないから驚く。アメリカは移民の国だから、そこが最終着地地点なのか？ 日本では2023年の時点で、在留国で永住権を認められ 『生活の拠点を日本から海外に移した「永住者」は20年連続で増加』し、10年前と比べても約14万人超増えたそうだ。地域別では北米が約27万4千人、西欧は約9万人、豪州・オセアニア地域へ約7万6千人が多い。男女比は女性が約62%と多かった。だからといって、移住者に対して文句を言うつもりは無い。僕らには移住する権利と自由がある。 2024年にイギリスの とある企業がGoogle検索のデータをもとに「移住したい国ランキング」を発表している。1位「カナダ」カナダは150万件という圧倒的なアクセス数だ。2位「オーストラリア」3位「ニュージーランド」④スペイン⑤イギリス⑥ポルトガル⑦日本⑧ドイツ⑨フランス⑩スイス。(アメリカは入っていない) 引っ越すなら国内だけではなく、海外移住の日を機会にどこに定住するのかを考えても良いかも知れない。でも 日本は移住したい国の７位に入っているんだけどなぁ。 出稼ぎ大国 世界第３位のフィリピン人が言っていた。「わざわざ移住しなくても日本は良い国だよ」 |