〇　チャペル　セコット

メカニカスの本拠地である火星に拠点を置く修道会。

この修道院が「引き取る」少女たちは

帝国兵士　官僚などの息女ではなく

アンダーハイヴの娼館や

「過密惑星」のスラムで拾われた孤児

没落貴族の愛玩具などを

メカニカスが拉致した子供ら、

もしくは他の修道院にて

皇帝への信仰心が基準に達しなかった者たちで、

従来の教育　訓練　儀礼を介さず

精神調律で無理やり皇帝への熱狂を

その頭にねじ込む方式をとっている。

皇帝のしもべ足りえぬと判断されたものの

異端者として断罪するには惜しい戦力や健康体

そういった　落ちこぼれが送られるのが

ここ　チャペル　セコットである。

施術の強引さと不安定さゆえに

敬虔な修道女を貫ける者は少なく

ほぼ贖罪者で構成されている。

人間的な欲

特に性快楽に対し非常に否定的である一方、

異能の獲得や肉体の変化には寛容で

それらが敵のせん滅や異端者の排除に直結するならば

むしろ歓迎している風潮もある。