北の夏至は昼間が長いので吸血鬼は自動運転棺桶車で外出する
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説明
今年の夏至は6月21日だ。東京の日の出/日の入りの時刻は、日の出が4時25分で、日の入りは19時00分になるそうだ。北海道より北にあるスコットランド(イギリス)のエディンバラは マンガの吸血鬼で有名になったが、同日の日の出は4時26分で日の入が22時04分だそうだから、東京より3時間も夜が短い。寝るのをうっかり忘れてしまいそうだ。 夏至は1年で最も昼の長い日だが、逆に南半球だと昼の時間が1番短い冬至になる。 夏至はバンパイアにとって1番辛い日となるだろう。白夜の続く地に住まうバンパイアだったら、外出する暇がないのだ。逆に冬(南半球)のバンパイアは寝ずに活動できるくらい 極夜が続くから、最高の夜を楽しめるだろう。 2008年のスウェーデン映画に『ぼくのエリ 200歳の少女』という映画があった。隣の家に越して来た少女のエリに出会うが、彼女は夜にだけ外出する吸血鬼という設定だった。彼女は白夜の日は家にこもって外出しないのだろうか?一応スウェーデンは白夜とはいっても1時間半くらいは日が沈むらしいが、極に近いほど日は斜めに射すから完全な闇にはならないかも知れない。赤道に近ければストンと暗くなるのに吸血鬼にとってはなかなか辛いであろう。 現実に日光を嫌う病気がふたつあるそうだ。ひとつには「ポルフィリン症」という病気で、日光に当たると 皮膚に炎症が起き、赤くただれたり、唇や歯茎が赤くなることがある。この病気になると光過敏性のために 日光を避けるようになるそうだ。もう一つは太陽光アレルギーなどの皮膚疾患によって、皮膚に日光が当たると炎症が起き、痛みやかゆみを感じてしまう病気だ。これらにより、吸血鬼が日光を恐れるというイメージが定着したと思われているらしい。そして人は日光に浴びないとビタミンDを作れない。ビタミンDが無いと骨を作れないから非常に困ったことになる。だから吸血鬼は血を飲んで脂溶性のビタミンDを補給するようになったと考えることができる。日光を避ける吸血鬼が血を飲むというのは理に適ったことなのだ。 北の夏至前後は、吸血鬼にとっては不都合で 辛い日々が続く。
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