やぐら
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説明
1994(平成6)年7月16日の朝日新聞にこんな見出しが発表されていたそうだ。「4500年前の巨大木柱」「20m級の建造物か 吉野ヶ里しのぐ可能性」。  それから27年経った 2021(令和3)年7月27日、縄文時代前期から中期の遺跡で 日本最大級の集落跡である三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。これは白神山地(青森県と秋田県にまたがる約130,000ヘクタールに及ぶ広大な山岳地帯)に次いで 青森県では2つ目の世界遺産となった。三内丸山遺跡で有名なのは復元された巨大やぐら(大型掘立柱建物)だ。縄文時代に作られたのだが、後の弥生時代に作られた佐賀県の吉野ケ里遺跡の物見やぐらを、2m近くも上回る 高さ14.7mの3階建ての高床式建物として復元されている。6本ある柱の直径が それぞれ1mもあるという巨大な丸太のやぐらは 堅くて重いという栗の丸太で建造されている。栗の材木であるクリ材は、一般住宅だけではなく神社仏閣や公共的な建築物の内装、家具だけではなく船にまで広く利用されているそうだ。100年持つという栗材の耐久性は、ヒノキをも凌ぐと言われているらしい。くり材は耐水性や防虫効果もあり、日本産木材の中で最高級レベルの品質だという。縄文時代は栗が主食のひとつだったようで、盛んに栽培しているが、建築材としても栗を活用していたのは、縄文人の知恵なのか、それとも身近に有るから たまたま使ったのか。縄文人に質問したくなる。
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