南極ゴジラ
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説明
人間は、衣服、食料、水分、塩分を自由に利用できるなら、気温−50℃から+50℃の間で生きていられるそうだ。ただし、人間は体温が低下し 33℃になると仮死状態となるそうだ。一般的な生物で考えると タンパク質が凝固する−45℃から、コラーゲンなどのタンパク質が破壊される50℃までの範囲が生存できる温度帯だという。茹で卵は57℃から固まり始めるらしいから、動物は熱いというだけで生存不可能となるのだ。日本では真冬でも - 45℃という気温はめったにない。寒ければ衣服等で保護すれば生存可能だが、夏の車内に閉じ込めただけで タンパク質が壊れて死ぬ。そういう意味で 作業可能な冷凍倉庫の温度は、?50度までとしているようだ。 南極地域の地上測定で記録された最低気温は、”1983年7月21日”に南極ボストーク基地で観測された『氷点下89.2℃』であるといわれている。実測値の最低気温は2025年でも変わっていない。ドライアイスは、二酸化炭素を固体にした - 78.5℃という非常に低温の物質だが、南極はこれよりも冷たいわけだ。しかし最低気温の新記録を更新した数字が、2010年8月10日の人口衛星に計測されていたそうだ。National Geographic誌の2013年12月11日の記事によると、衛星データの分析をしたところ 南極大陸東部の高地で『氷点下約93度』という史上最低の気温が観測されていた。南極大陸はいつも寒く、平均の気温は氷点下83度で 数度の幅しか変動しないらしい。だから最低記録を更新したといっても、温度計は毎冬 似たような数値を示しているそうだ。この数値は衛星からのデータによって地表の気温を推定したものらしく、30年前のボストーク基地の記録は 地表から2メートルの高さの気温を実際に測ったものだから、地表よりわずかに高い気温が計測されることが多いらしい。だから本当はもう少し気温は低かったと考えているようだ。こうして考えると、南極の地上で生き延びることがいかに困難かがわかる。タロとジロの生存は本当に奇跡的な出来事だったのだ。南極で生物が生存するならば海中へ避難するしかなさそうだ。海水は塩分を含んでいるために約 -1.8 ℃で凍り始めるという。実際に測定された海水の最低温度は -1.94℃らしいが、 氷点下80℃以下の地上に比べたら水温0℃〜 - 2℃の海中は天国ではないだろうか。最初に戻るが 生物は - 45℃〜50℃まで生存可能なのだから、むしろ0℃なら生物には 快適で適正な温度だといえる。海中は深海へ行くほど一年中同じ水温で安定しているが、南極の海ならば 浅い場所においても、地球温暖化でも氷が溶けて水温が調整されるから、とても快適なはずなのだ。そう考えると、南極の海には南極ゴジラ(未確認動物)が悠々自適に過ごしているのかも知れない。今日は海の日だ。












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