稲荷神社と燈籠、
[全2ページ] -1ページ目-
最初 1 2 最後
説明
”もし熱中症が自然災害だったとしたら”、熱中症で亡くなると国から災害弔慰金として、生計維持者の場合 500万円 、その他の方は250万円がもらえるはずだ。 1年で1番暑くなるという大暑は2025年は22日だったが、2018(平成30)年は7月23日が大暑で 熊谷市の気温は41.1℃まで上昇して観測史上 日本歴代最高気温記録を更新していた。その後2020年8月17日に静岡県浜松市でも41.1℃が観測されている。熱中症はもはや自然災害と考えた方が良いと思うのだが、政治家にお願いしよう。 涼しくするためには、昔ながらの怪談も効果的だという。日本には三大怪談があり、「四谷怪談」「皿屋敷」「牡丹燈籠」が有名だ。怖い話を聞くと不安や恐怖を強く感じて、交感神経が活発になり心臓の血管 が拡張して心拍数が上がるらしいが、逆に毛穴や皮膚表層の血管は収縮して、鳥肌がたったり血流が悪 くなり身体が冷えるそうだ。 21日に取り上げた南極の話で、人は条件を整えれば「気温」が50℃まで上がっても生きられそうだと書いたが、「体温」の限界については こう書いてある。@『人体のしくみとはたらき』「身体を構成する蛋白質の中には、42℃を超えると熱凝固するものがあり、高体温は生命に危険である。」A『人間の許容限界事典』「42℃以上では10数時間で死にいたる危険性が高くなり、44℃をこえると短時間でも酸素系に不可逆的な変化が生じ、回復できなくなる。」B『体温のバイオロジー』「核心温が上昇した場合の限界温は42℃とされている。この温度になると、細胞の生化学反応で不可逆的な反応が起こり、死につながる。さらに、45℃になると短時間でも死の危険がある。」 やはり気温と体温では違うのだ。『体温の限界は42℃』らしいから 最高気温の41.1℃はギリギリだったのかも知れない。体温以上の気温のなかで、生命を維持するためには科学の力に頼らなければならないだろう。 42℃が限界というタンパク質はコラーゲンのことだ。動物のタンパク質の中でコラーゲンが1番熱に弱いらしく、さらにコラーゲンにはいくつか種類がある。寒いところで生活する魚類のサケやタラのコラーゲンは20℃以下で変性してゼラチンに変化してしまうらしい。人が熱を出したとき42度くらいが限界というのは、コラーゲンが限界になるということだ。よくビタミンCが必要といわれるのは、コラーゲンの生成にビタミンCが必要だからだ。自殺願望のある人は、熱中症が自然災害に認定されるまで待った方が良いと思う。待てば500万円得するかも知れない。 死にたくない人は、体温を下げなくてはいけない。1番簡単な方法は、AVA血管というものを冷やすことだという。AVAは動脈と静脈を繋ぐ血管で、手のひらにある。 通常は閉じているが、体温が上がると開通して一度に多くの血液を流すことにより 手のひらから熱を逃がし、冷やされた血液を体に戻して体温を下げる仕組みになっているそうだ。 「手のひら冷却」は、AVAを効果的に冷やすことによって血液の温度を下げ、その血液が全身を循環して深部体温を下げる仕組みだという。つまり、熱中症が心配なら よく冷えた缶ジュースを3つ買って1つは飲み、残りは右手と左手に握れば良いのだ。そして 近くに稲荷神社があれば お岩さんを思い、お皿を見たら お菊さんを思い、燈籠を見つけたら お峰さんを思い浮かべれば体が冷えるはずだ。お化けは怖いけど、これで 熱中症は怖くない。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
10 10 0
タグ
レゴ SP 

新人さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
コレクションに追加|支援済み


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com