【蜀】小ネタ2
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「お〜い、詠。」

ご主人様が、また詠ちゃんを呼んでいる。

 

「ちょっと!またなの?いい加減、一人でやりなさいよ!それに、その呼ばれ方は伊藤園の陰謀を感じるわ!」

最近、詠ちゃんは軍師としてのお仕事を良く任されるようになりました。戦争が終わっても、政治のお仕事は無くなりません。むしろ、文官の受け持つお仕事の割合が多くなってきています。

それと並行するように、お主人さまお仕事も多く回ってきているみたいです。

 

「何よ、今度は何?まぁ、アンタと違って優秀な私に掛かれば、こんな政務なんてあっという間だけどね!」

あっ詠ちゃんが、ちょっと嬉しそう。そうなんです。いくら平和になったからと言っても、堂々と私と詠ちゃんの名前を出すわけには行かないのです。

だから、最近だと詠ちゃんはご主人さまの専属メイド兼、専属軍師として大忙しなんです。自分の力が必要とされていることに遣り甲斐を見い出したことと、そして、何よりもご主人様のお役に立てることが嬉しそうな詠ちゃん。そんな詠ちゃんを見ていると、私も何だか幸せな気持ちになってきちゃうんです。

 

「おお!流石は賈駆文和様!素敵大軍師様!大好き!愛してる!(ギュ〜)」

「キャ!わぁ〜!!!!ちょっと、ヤメテ、離しなさいってば!コノ、変態変態!!月ぇ〜助けてぇ!助けてぇ!」

「何言ってるんふぁ?俺は詠を愛しているぞ〜 勿論、月も大大だーいすきだよ〜(ムチュ〜)」

「ちょっ!コラ!月に何てことしてんのよ!!馬鹿!死ね!種馬!」

バキ!ドゴっ!ドス!ボコ!

 

へっへうぅ〜///// ちょっと、徹夜が五週間を回った辺りから、ご主人様は少し暴走気味です。あっ、詠ちゃんを止めなきゃ!

「もう!詠ちゃん、やめなよ。ご主人様に酷いことしちゃダメ!」

「月ぇ〜 だってコイツが〜」

「詠ちゃん!だからって、石を握りこんで後頭部を殴打するのはやり過ぎだよ!」

「でぇ〜も〜」

「詠ちゃん!」

 

詠ちゃんだって、照れ隠しなのは自覚しているんだから、ちょっと言えば分ってくれるよね?

「分かったわよ・・・ゴメンね月・・・」

「うん。ちゃんとご主人様に謝るんだよ?じゃあ、私はお茶入れてくるね。」

 

そう言うと、私はご主人さまと詠ちゃんだけを部屋に残すとお湯を汲みに行きました。

「うぅ〜痛ててて・・・」

「あ・・・アンタが悪いんだからね・・・月の事だけじゃなくて、わ、私まで・・・そっその、悪かったわね・・・」

「う〜ん、別に気にすることないよ。詠がツン子なのは今日に始まった事じゃないし。」

「ツン子言うな!!!」ペシっ!

「痛あ〜 何だよ、それに、俺が月や詠達の事を愛してるのは、本当の事ことだ。」

「もっもう!知らないわよ!フッ、フンだ!//// 」

 

『・・・・・・・・・俺が月や詠達の事を愛してるのは、本当の事ことだ。』

へうぅ〜 私は、また、大変なところで戻ってきてしまいました ////。今の私の顔は、目の前で耳まで真っ赤にしている詠ちゃんと同じか、それ以上に真っ赤になっていると思います。

「ゆっゆっゆ、月!これはね!ちが、違うのよ、こいつが勝手に!」

「何が違うんだ?俺は二人を愛してるぞ?」

「へうぅ〜 ////」

「もう!何なのよ!あんたは!!!もう、出てって!早く消えなさいよ、もう!」

「おい!詠!ちょっと、押すな、出てけって、まだ政務が、ちょっと待ってくr」

 

そう言いながら、ご主人様は、真っ赤な顔した詠ちゃんに部屋の外に押し出されて行きました。

もう、詠ちゃんってば、あんなこと言っているけど、ふふふ。

「詠ちゃん優しいね、最近のご主人様がお休みして無いの知ってて外でお休みしてもらうつもりなんだよね?」

「////ゆッ月!?そんな事ないわよ、私はただアイツがジャマで政務が捗らないから・・・」

「ふふふ、じゃ〜そうゆう事にしておいてあげるね。」

「月ぇ〜 //// 」

 

詠ちゃんは、真っ赤な顔から今度は目を糸にしてダパーと涙を流して見せました。

しばらくして、詠ちゃんは気を取り直したのか、ご主人様の机の上に置いてる政務の山から自分で処理できそうなものと、そうで無いものとをより分けていきます。

そうして、それを窓際に置いてある自分の机へと何往復かして移していって・・・ん?

別に、そのままご主人様の机でやればいいのに、どうしてわざわざ運ぶんだろう?ちょっと前までは、ご主人様が居ない時にコッソリ椅子に座っては嬉しそうに、エヘヘと笑っていたのに?

不思議に思った私は、さっき持ってきたお湯でお茶を入れると詠ちゃんの席までやってきてみました。

 

「もう、ちゃんと休めって言ったのに・・・ブツブツ(←言っていない。)」

「詠ちゃん、ハイ。お茶だよ。」

「ぴぃ!あ、ありがと、月。」

もう、変な声出して驚くなんて変な詠ちゃん。そして、詠ちゃんの、視線の先をたどってみると・・・

窓の外には中庭が広がっていて・・・あっ!

 

 

一刀が素振りをしているのが見える

 

 

ふふふ、だから最近この机がお気に入り何だね、詠ちゃん。もう、本当にツン子ちゃんなんだから。

窓からいつもご主人様が見える、詠ちゃんだけの特別席。素直じゃない詠ちゃんが可愛くて、そんな特等席がちょっとだけ羨ましくて・・・。

 

 

・・・だから、今日もちょっとだけ机をずらします。

 

 

 

うん。最後のこれがやりたかっただけ・・・これは、バス停を少しづつずらして、自分の家に近づけたというネタを聞いて思いついたネタ。

月が黒く見える人は心が汚いんだ!そうだ、月は、詠の机をずらしてんじゃないよ!自分の机も横に並べようとしているんだ!

説明
ネタは思いつく・・・だけど、形にする時点で飽きてくる。
書きあげるだけの体力がない・・・何ページも書いてる人たちバケモノだろ?
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コメント
月のイメージが・・・(ミドラ)
和みます。(ブックマン)
病月・・・・(ルーデル)
ちょっとだけ机をずらしている月w かわいいんだけど、そのうちばれるぞ?w(相駿)
月の行動がw(遼)
月が黒い気が・・・・(空良)
やった1コメ。(空良)
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