真・恋姫無双 魏エンド後 〜春華秋刀〜 6
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〜とある平原・野営地 夜〜 

 

ズン、ズン、ズン

 

一人の男が足早に歩いていた。そして、一人の女性の前に立った。

 

「那水(なみ)!!てめぇ、あれはどういう事だ!?」

 

羅木は青色の髪をした人物に大声で叫んだ。

 

「あれとは一体何のことを言っているのですか?」

 

女性は髪をなびかせながら、ゆっくりと羅木の方を向いた

その長髪は月の光を浴びているせいか、青色の髪は淡い光を帯び、美しく輝いていた。

 

「蜀の事だよ!!」

 

羅木が怒り口調で話すと

 

「蜀の事ですか?その事で貴方に何か文句を言われる覚えはないと思うのですが?」

 

那水は考えながら答えた

 

「何だと!?じゃあ、何で蜀の奴らが許昌に来たんだよ!蜀の足止めはお前の役割だろうが!!」

「私はちゃんと蜀を足止めしましたよ」

 

那水は自分の胸を持ち上げるように腕を組んで

 

「言葉を返しますが、三日もあれば許昌は落とせたはずです。ですが貴方は落とせなかった。しかも、五日という期間があったのにも関わらずね。しかも貴方が失敗したせいで、私達は急いで煉火達と合流しなくてはなりません」

 

那水は冷静に羅木に反論した

 

「予想外に敵の数が多かったんだ。しょうがねぇだろ?まぁその分、敵をたくさん殺せたから良かったけどな!ひひゃはははっははは!!」

 

羅木が笑いながら、続けて話した

 

「ひゃははっは!それによぉ、一刀と殺し合えたしな!」

「!!!」

 

那水は一瞬、少しだけ顔を強張らせた。しかし、羅木はそれを見逃さなかった

 

「なんだ?ひひゃははっはははは!まさかとは思ったが、やっぱりお前、まだ一刀の事が―――――」

「黙りなさい!羅木、お前には関係のないことよ!」

 

那水は羅木に背を向け、歩きだした。少し歩いて

 

「その言葉を二度と私の前で言わないで」

 

そう言い残し、那水はその場を後にした。

 

 

 

 

  ―――――北郷一刀―――――

  

 

 

 

 

 

 

 

 

  ―――――私が必ず―――――

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  ―――――この手で必ず―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ―――――貴方を倒す!!―――――

 

 

 

 

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【許昌攻防戦】で魏・蜀軍が勝利してから数日が過ぎた。

 

魏国の国境付近ではいまだに五胡の軍勢と魏軍は戦っていた。

そして戦場の中で

 

「右翼にいる干禁隊を後退させて、李典隊を前に出して!そしたらすぐに張遼隊を横から攻めさせて!」

 

桂花が懸命に指示を出している横で

 

「このままでは、まずいわね…」

 

華琳が少し神妙な顔つきで言葉を発した。

 

「そうですねー。最初の頃はこちらの策は通じてましたが、今ではこちらの策はほとんど見破られてますし、更には五胡の兵たちの動きがよくなってますからねー」

 

風が華琳が思ってる事を口に出した。

 

「そうね。それに許昌にいる稟と凪の方も気になるしね」

 

戦中に急な伝令が来た。

 

“10万程の兵を引き連れて五胡の軍勢が許昌に攻めてきた”

 

華琳達の耳にその情報が入ったのが今から十日前だった。

 

「はいー。でも稟ちゃんならこちらからの援軍は時間がかかると思って、蜀に援軍を求めたと思いますよー」

「そうね。稟と凪の二人ならすぐには負けないでしょ。……問題は今の私たちね」

 

今の戦況は魏にとって少し苦しかった。

最初は魏が押していたが、今では互角。しかし、五胡の方が兵士の数が多いので押し返されるのは時間の問題だった。

 

ゴオォーーーーン、ゴオォーーーーーン!!

 

その時、銅鑼の音が戦場に鳴り響いた。それを皮切りに五胡の軍勢は退却していった

 

「な、何?何が起きたというの!?」

「わ、解かりません。銅鑼の音が鳴ったら、いきなり五胡の連中が下がっていきました」

 

桂花が驚きの表情をしながら華琳の問いに答えた

 

「そう。……風、貴方ならこれをどう読む?」

「そうですねー、追撃をしたい所ですが向こうが伏兵や罠を仕掛けているかもしれませんねー。相手は五胡ですから何をしてくるか解からないので、ここは休んだ方がいいと思いますよー」

「解かったわ。なら、各部隊に休むよう伝えて。それと春蘭は?今日はおとなしかったわね。今までだったら、一人で敵陣に突っ込んでいたでしょう?」

 

華琳が話していると、前からその春蘭が季衣に寄り添いながらこちらに歩いてきた

 

「「「!!!」」」

 

三人は唖然とした。なぜなら、その時の春蘭は服のあちこちが鋭利のようなもので切られたのかボロボロになっていた。しかしそれ以上に驚いたのが、息を荒げながら季衣の肩を借りて歩いていた。

華琳、桂花、周りにいた兵たちが「あの春蘭(様)が?」と呟いていた。

春蘭と季衣が華琳達の目の前に来て、臣下の礼をして

 

「華、華琳様。も、申し訳ございません…」

 

そう言って春蘭はその場で倒れた。

 

「しゅ、春蘭!!」

 

 

 

退却をしてる五胡の軍勢の中で一人、ある男に話しかけた

 

「……煉火(れんか)…何故………逃げる」

「あぁ、実はちょっと前に伝令が来てな、羅木が許昌を制圧できなかったらしい」

「…そ……うか」

「それで蜀の足止めをしていた那水の軍と合流して、こちらに向かってきている。兵数は5万ぐらいで、明日にはこの戦場に着くみたいだな」

「………」

 

そこで、偲土(しど)は黙った。

 

「ハッハー!ってか、お前今日はえらくご機嫌斜めじゃねぇか!?どうした?」

「………面白い…奴……戦った」

「ハッハー!なんだよ、ならいいじゃんか。倒したんだろそいつを?」

 

煉火は偲土の方を見たが偲土は不満そうな顔をしていた

 

「……我…殺せ……なかった」

「は?何、倒せなかったの?珍しいなぁ、お前が倒せなかったなんて。あぁ〜、あの時の女か、何?そんな強かったのか?」

「……否………邪魔……入った…」

「邪魔?…あぁ、この退却の事ね。なら、時間があったら倒せたのか?」

 

煉火の質問に偲土はすぐに首を縦に振った

 

「なぁ〜んだ。じゃあ、俺の体を熱くさせられないか……。ハッハー!やっぱり俺を熱くさせんのはあいつだけだな」

「………………北………郷」

 

そう言って、二人は馬を更に走らせた

 

 

 

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〜天幕・魏〜

 

「そう、別に命の別状はないのね?」

「はい。倒れた原因は疲労のようですね。それと体のあちこちに切り傷などはありますが、すぐに傷口は塞がるそうです」

 

華琳はふぅ〜。と安堵のため息をもらした。

 

「あの春蘭が疲労で倒れるなんて。確かに五胡との戦いで常に最前線にいたんだから、疲れがたまるのもしょうがないわね。あの時いきなり倒れたりするものだから、少し驚いたわ。それで春蘭は?」

「静かに寝ています。今、秋蘭が傍で看てますが、直に目を覚ますと思われます」

 

華琳と桂花が話していると、入口の方から声がした

 

「華琳さま、お呼びですかぁ?」

「あら季衣、良いところに来たわね。貴方に聞きたいことがあったのよ」

 

華琳が季衣の方を向いて

 

「貴方、確か今日の戦いで春蘭と一緒にいたわね。何か知ってるかしら?」

「ん〜とですね。ボクも全部を知っているわけではないですが、それでもいいですか?」

 

季衣があごに人差指を置いて、華琳と桂花に尋ねた

 

「構わないわ。貴方の知っていることを話して」

「えぇ、今はどんな情報でも欲しいのよ」

 

華琳と桂花は頷いて季衣に答えた。

 

「解かりました。あの時、僕は周りの五胡の兵を倒してたんです。すると、銅鑼の音が鳴って……」

 

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・

 

少し時を遡って

 

「でやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

季衣は勢いよく鉄球をブン回し、敵に向かってそれを放った。五胡の兵たちはそれを止められるわけがなく、遥か彼方に吹っ飛ばされて行った。

 

「こんなに敵がいたんじゃ、キリがないよぉ」

 

季衣が蹴散らした所も、すぐに新しい五胡の兵が来た

 

「でも、負けないぞ!兄ちゃんが帰ってくるまで、ボクは守ってみせる!」

 

季衣は岩打武反魔を力強く握りしめ

 

「いっっっっくぞぉぉ!!」

 

敵に向かって突っ込んでいった。

 

ゴオォーーーーン、ゴオォーーーーーン!!

 

「な、何が起こったの?えっ!?」

 

季衣は驚いていた。戦場に銅鑼の音が鳴り響いたと思ったら、周りの五胡の兵たちが一目散に逃げて行った。

 

「え?え?何で敵が逃げてるの?ん〜〜〜、そうだ!こういうときは春蘭さまに聞こう!でも、春蘭さまどこにいるんだろう?」

 

体が成長していても、季衣は頭の方はあまり成長していなかった。

季衣は周りをキョロキョロと見回していると、少し離れた所から

 

「でぇぇぇぇぇい!」

 

春蘭の声がした

 

「!!春蘭さまの声だ。あっちの方から聞こえた」

 

季衣は春蘭の声がした方に走り出した。

 

季衣は少し走って、遠目に見覚えのある黒髪の女性を見つけた

 

「あっ、春蘭さまだ!あれ?誰かと戦ってる?…しかも春蘭さまボロボロだ!」

 

 

 

「………」

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

春蘭は息を荒げて、目の前にいる黒装束の男と対峙していた。

 

(な、何だこいつ!?つ、強い。この強さ、まるで天下の飛将軍【 呂布 】ではないか!しかもあの武器、想像以上にやりづらい)

 

春蘭はその男の武器を見た。その男が手に持っている物は円月輪の様なものだった、しかしそれは円月輪とは違っていた。大きさがまったく違っていた

輪の大きさは大人一人が入れるぐらい大きく、刃も外側と内側に付いていた

もはやそれは円月輪ではなく“円月輪刀”であった

 

「………」

 

男は静かに輪刀を右に構え

 

「くっ!」

 

春蘭は七星餓狼を斜めに構え

 

「………滅殺」

 

男は春蘭目掛けて突っ込んでいった。男は輪刀を水平に切りつけてきた

 

「くぅ!」

 

春蘭は輪刀を受け止め

 

「でやぁ!!」

 

そのまま強引に剣で薙ぎ払った。

男は体を回転させ、輪刀を逆水平に切ってきた。春蘭は屈んで避けたが、男は輪刀を手の甲で回しその回転を利用してそのまま春蘭に切りつけてきた

 

「くそっ!」

 

春蘭は地面に手をつき、手に力を込め後ろに下がった

男は輪刀を頭上で輪刀を回していた

 

「……激滅」

 

男は輪刀を回しながら、春蘭に迫った

 

「偲土!!もう、その辺にしときな!!」

 

ピタッ

 

偲土と呼ばれた男は春蘭まで、後2,3歩といった所で止まった

 

「偲土、銅鑼の音が聞こえなかったのか?退却だぞ」

「……煉火」

 

偲土は叫んだ男の方を向き、歩いて行った

 

「………汝…次は……殺す」

 

そう言い残し、煉火と呼んでいた男が用意していた馬に乗り、その場を後にした

 

(な、なんだったんだ?だが、あの男、偲土と言ったか。あ奴は強かった。そして、あの煉火と呼ばれた男も同等の強さを持っているだろう。果たして、我らは勝てるのだろうか?)

 

春蘭は剣をぶら下げ、上を向いて

 

「一刀―――」

 

小さい声で呟き、春蘭は目を閉じた。すると、後ろの方から

 

「春蘭さまぁ!!」

「うん?おぉ、季衣ではないか!」

 

春蘭は振り向き、季衣の方に体を向けた

 

「春蘭さま!大丈夫ですか?怪我してるじゃないですか!?」

「大丈夫だ、これくらい!こんなのただのかすり傷だ!……あー、だが少々疲れたな。悪いが季衣、少しの間だけ肩を貸してくれないか?」

「別にそのくらい構いませんよ、春蘭さま!」

 

季衣はすぐに春蘭を支えた

 

「そういえば、春蘭さま…」

「ん、どうした?」

「強い奴とでも戦ってたんですか?」

 

季衣の質問を聞いて、少しの間が空いて

 

「……あぁ、戦っていた。それも、とても強い奴とな」

「そんなに強かったんですか?」

「今の私では勝つのは厳しいだろう」

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

「……で、キィィィンとなって、ズサァァァァみたいな感じになって、春蘭さまにバァァァンって、そしたら別の男が来て逃げて行ったんですよ」

「「………」」

 

華琳と桂花は頭を押さえていた。なぜなら、季衣の説明が始まってすぐに、今見たいの感じの擬音だらけの説明になっていた

 

「それで後は、本陣に戻ったら春蘭さまが倒れたわけです。解かり難かったですか?華琳様?」

「あ、ありがとう季衣、とても解かり易かったわ」

「そ、そ、そうですね、華琳様」

 

二人は引きつった笑顔で季衣に答えた

 

「でも、華琳様。今の話を聞くと」

「そうね、桂花。おそらく今の二人が五胡の将でしょう。そして、煉火と呼ばれた人物が今の五胡軍を指揮してる人物に間違いないでしょうね」

「はい。更に私たちは悪い状況になってしまいました。疲れていたとはいえ、魏の最高戦力である春蘭と同じ、いやそれ以上の強さを持つ相手をしなくてはいけなくなりました」

「……ええ」

 

華琳の心の中に不安を残したまま、夜を迎えた

 

 

 

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=翌日=

 

『『オオオオォォオォォ!!』』

 

目の前でもう何度目かの五胡との戦が始まっていた

 

「まったく。あの娘にも困ったものね」

 

華琳はため息を吐いていた

なぜかというと、今朝に春蘭が華琳の所に来て‘華琳様!私も出ます!’と言って来たのだ

華琳は春蘭に休むよう命じたが

 

「私は魏武の大剣、この程度の傷で寝てるわけにはいきません。それに、昨日の者を抑えられるのは私以外にいないと思うのですが?」

 

春蘭と付き合いの長い華琳はもう何を言っても無駄だと思い

 

「解かったわ。正し、季衣を連れて行きなさい」

「御意」

 

と言って、春蘭は自分の部隊の所に行った

 

(普段は私の言うことを聞くのに、戦の事になったら聞かないんだから。まったく困った娘ね)

 

華琳が今朝の事を思いだしていると

 

「華琳様!」

 

桂花が慌てて華琳のもとにやってきた

 

「華琳様、大変です!南西の方からおよそ5万前後の軍勢がこの戦場に向かってきてます!」

「何ですって!?その軍勢の旗は?」

「残念ながら。おそらく、許昌に攻め込んでいた五胡の軍勢だと思われます。先ほど秋蘭の部隊を向かわせました」

「そう。秋蘭なら大丈夫でしょ」

 

(秋蘭、気をつけて)

 

 

〜平原・南西部〜

 

「皆の者、持ちこたえろ!!ここを抜かれたら、我ら魏の負けは確実だ!絶対に敵兵を通すな!」

『オオオォォォーーー』

 

秋蘭が声高らかに叫ぶと、周りの魏の兵士達が叫んだ

秋蘭は弓を構え、矢を3本連続で敵に向かって放った。その矢は吸い込まれるように敵兵を射抜いた

 

(ギリギリこの戦線を保っているか。これなら、なんとか)

 

「ひーーひゃはははっははは!!」

 

その時、突然不気味な笑い声が聞こえてきた。秋蘭は何事かと思い視線をそちらに向けた

 

「ひひゃはははは!!てめぇら、弱すぎなんだよ!」

 

そこには笑いながら人を殺してる男がいた

 

(あの者、おそらく将の者か。……まずいな、この状況は予測してなかった)

 

「ひひゃひひゃはは!どうした!?もっと、かかってこいよ!」

 

(周りの兵たちでは相手にならんか。ならば、仕方ない)

 

秋蘭は矢筒から矢を一本取り、弓を構え、矢を男に向け、走り、男に向かって跳んだ。

 

「ひひゃはははははは!雑魚共、死ねぇ!」

「ああ、お前がな」

 

秋蘭は男の斜め上から

 

「!!!」

「気付いたか。だが、もう遅い」

 

男に矢を放った

秋蘭は地面に付く瞬間に前転をし、片膝をついたまま男がいる方を見た

 

「なっ!?」

 

秋蘭は驚いた。男の心臓目掛けて矢を放ったはずが

 

「あ、あぶねぇ、あぶねぇ」

 

矢は男の左肩に刺さっていた

 

「ひひゃははははは!!てめぇ、やるじゃねえか!全然気付かなかったぜ」

 

(ば、ばかな。あの距離で私が外すわけがない。ということはこの男は避けたのか)

 

「さぁ、今度はこっちの番だな。ひひゃははははは!!」

「待ちなさい羅木」

 

笑っている男の後ろから、青髪の女性が現れた

 

「んだよ、那水!これからがいい所なんだ、邪魔すんじゃねえよ!」

「悪いけど、時間がないの。貴方の遊びに付き合ってる暇はないわ」

 

男は怒っているが、女性は無表情だった

 

「許昌を落とせなかった貴方のせいで、こうなったのよ。それを考えてほしいわね」

「ちっ。解かったよ!退けばいいんだろう、退けば!!」

 

「!」

(許昌を落とせなかった?じゃあ、稟と凪は許昌を守りきったのか。良かった)

 

秋蘭は少し笑みをこぼした

女性は周りの兵たちに指示を出しながら、その場を後にした。一方、男の方は

 

「那水の奴、まだ怒ってんのかよ。くそが!」

 

男は馬に乗り、秋蘭の方を向き

 

「ひひゃははははは!女、この肩のお礼は必ずさせてもらうからな!」

 

男は矢を抜き、地面に投げつけ

 

「でも、やっぱり“一刀”との殺し合いが一番だな!ああ、早くまた殺りたいなぁ。ひひゃははははあはっはは!!!」

 

男は走り去って行った

 

「なっ!!今、なんと!?」

 

秋蘭がそう叫ぶも、男は遥か先にいた

 

(あの男、今“一刀”と言っていた。あ奴、一刀の知り合いか?それに、あの言い廻し。一刀はこの世界にいるのか!?)

 

秋蘭は立ち上がり、天を見た。

 

 

 

(一刀。お前は今どこにいる?

 

 私はお前に……………逢いたいよ)

 

 

 

秋蘭の目から一筋の水が零れ落ちた。

 

 

 

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あとがき

 

皆さま、更新が遅れて申し訳ないです!!

 

一月中旬に更新するといって、もう月末……

 

ほんとにすいませんでした!!(ジャンピング土下座)

 

 

それと、次のページにオリキャラの“那水”の紹介です。

 

 

予告

 

次は2月中旬に更新します!!

 

た、たぶん??

 

 

 

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那水(ナミ) 字 なし  真名 ???

 

 

髪は青色でポニーテール。長髪で腰の辺りまで伸びている  

 

身長は春蘭、秋蘭と同じ。胸の大きさは春蘭、秋蘭より大きい

 

武器は両剣(真ん中を境に、左右両方に刃がついた剣)

 

服装は説明しにくいので、戦国無双3の甲斐姫みたいな服装です。スパッツは履いてません

 

 

 

かなりの武を持つ女性。部下たちの面倒見がよく、絶大な信頼を受けている

 

本来は心優しい性格で人を切ることを快く思っていないため、戦いの最中は感情を殺して人を切っている。

 

そのため、しばしば羅木と衝突している。

 

 

 

説明
読みにくいかもしれませんが、頑張って書きました。

皆さま、今年もよろしくです!!
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コメント
どーも〜お初です〜ところで、2Pの鋭利のような物ってなんですかね?(ハードラック)
季衣にもう少し頭の鍛錬を。(ブックマン)
いきなり大人数のオリキャラの登場にちょっとびっくりだwwww 五胡多いなぁ、ほんで一刀と何があったんだ!? 気になってしょうがない(峠崎丈二)
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