北郷一刀争奪戦争勃発 ばれんたいんでー騒乱 雪解けの日
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 いよいよ、決戦当日を迎えた。

「やはり、夜這い朝駆けは基本ですね〜」

 こっそりと、扉をあけるとそこには一刀の寝顔をのぞきこむ桂花がいた。

「おやおや〜これは、覗いておく方が得策ですね〜」

 

「何寝てるのよ、早く起きなさいよ・・・・・・」

 小声で言っても起きるわけもなく、むしろ心地よさそうに寝ている。

「起きなさいよ」

 体をゆするが、起きる気配はなくむしろ何か勘違いしたのか、桂花を布団の中に引き込んだ。

「きゃっ!」

「ん〜」

 ほんの少し動くだけで、唇が触れそうな位置に一刀の顔があり胸が高鳴った。

「ん・・・・・・」

「大胆ですね〜桂花ちゃん」

「あぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!」

 その声に驚いて起き上った一刀を押すと、そのまま走って出て行った。

「な、なんなんだ?」

「あまり気にしない方がいいですよ〜」

「そ、そうか・・・・・で、風はなんでここに、むぐっ!」

「ばれんたいんぷれぜんと?です」

 どこから出したのかわからないが、出した蜂蜜を口に含むとそのまま口付けをした。

「風からは甘いキスの贈り物です」

 笑顔でそのようなことを言われてはたまらない。

「風・・・・・・風!」

 そのまま押し倒すと1ラウンドをやって、部屋から出てきた。

「お兄さん、激しすぎです〜」

「いや〜つい・・・・・」

 激しすぎたのか、風はふらふらと歩いていた。

「でも、よかったですよお兄さん」

 笑顔でそう言い放つと、一人でフラフラと何処かへ歩いて行った。

 

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「北郷!どこだ北郷!」

「しゅ、春蘭?」

「おぉ!そこにいたか、こいつを受け取れ!」

 手渡されたのは、丸く茶色い球状の物体。

「これは?」

「甘くて滋養強壮ができると聞いたからな、取ってきたスズメバチの巣だ!」

「蜂の子供を食えってことか?」

「それ以外何かあるのか?」

「いや、ありがとう、いただいておくよ」

「それで・・・・その・・・・何だ・・・・」

「ん?どうかしたのか?」

 何か言いずらそうに、もじもじしている。

「その・・・・きょ、今日の夜、お、お前の・・・・」

「ん?おぉ、北郷そこにいたの・・・・あ、姉者・・・・」

「秋蘭・・・・・」

 途中まで言いかけていたが、秋蘭が来たことで会話が中断してしまった。

「悪い春蘭、どうした?」

「も、もうよい!」

 そう言い捨てると何処かへ走って行った。

「意地を張ってる姉者もかわいいな・・・・・っと、北郷、ちょっと部屋にいいか?」

「え?あぁ、ちょうどこれも置かないといけなかったし・・・・」

 2人で部屋に入り、一刀が机の上にスズメバチの巣を置いている後ろで、秋蘭は後ろ手で扉につっかえをしていた。

「一刀」

「・・・・んっ!」

 振り向くと同時に、秋蘭の唇が一刀の唇に触れ舌と同時に甘い液体が入ってきた。

「ん・・・・・んん・・・・・」

「秋蘭・・・・・・」

 興奮した一刀は体を入れ替え、寝台に押し倒すと第2ラウンドの開始である。

「なんと激しい事か・・・・・」

「そんなこと言ってるけど、秋蘭の乱れ方もすごかったぞ」

「それは・・・・・・」

 恥ずかしそうに、布団で顔を隠した。

「そろそろ・・・・政務に・・・・・」

「もう・・・・・・・行ってしまうのか?」

 服の裾を申し訳程度に握り、潤んだ瞳で上目づかいに見ている。

「秋蘭・・・・・そんな目で見られたら・・・・」

 自らの中で熱い何かが滾るのを感じた。

「なに、冗談だ」

「そ、そうか・・・・うん、行ってくるよ」

「あぁ・・・・・・・・少し残念だがな」

 最後が小声だったため、聞き取ることができずに一刀は部屋を出て行った。

 

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「さて・・・・・ん?季衣と流琉?」

 扉の方からこっそりと様子をうかがっている二人。

「入っておいで」

「兄ちゃん・・・・これ・・・・」

「兄様・・・・これを・・・・・・」

 2人して、恥ずかしそうに壺を差し出す。

「俺にくれるの?」

「ばれんたいんぷれぜんとです」

「兄ちゃんに贈り物」

 2人から、壺を受け取り机に置くと2人の頭をなでる。

「兄様、少ししゃがんでもらえますか?」

 言われるがままにしゃがむと、両方から頬にキスをされた。

「へへへ・・・・・」

「し、失礼します!」

 2人とも呆然とする一刀を置いて部屋を出て行った。

「ふ、2人とも・・・・・?」

 呼んで戻ってくるはずもなく、少しの間呆然としたままであった。

 

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「隊長〜」

「隊長いるの〜」

 今度は真桜と沙和だ、どうみても何かを企んでいるような顔をしている。

「どうした2人とも」

「いや、今日はばれんたいん?やったっけ?」

「そうなの〜だから甘いものをプレゼントしに来たの〜」

「そうか、ありがとう」

 何かを企んでそうなので、軽く受け流そうとする。

「あ〜なんかそっけないの〜」

「隊長〜」

「ん?」

 振り向いた瞬間に真桜の顔が真正面にあり、口づけと同時に甘い液体と舌が入ってくる。

「あ〜胸に落ちてもうた、隊長・・・・・舐めとっ・・・あっあ・・・・」

 言い切る前に舐め始めていた一刀の下に感じているのか真桜はあえぎ声をあげる。

「む〜真桜ちゃんばかりずるいの〜」

 そう言い放つと沙和が無理矢理自分の方を向け、口づけをした。

「ぷはぁ・・・・やん、隊長・・・・腿わぁ・・・・」

 落ちた腿をじっくりと舐めまわす、腿を少しづつ上がっているのは気のせいではない。

「もう、隊長のスケベ・・・・・・ぁん・・・・あぁ・・・・」

「放置は嫌やで、隊長・・・・・」

 すると沙和の腿を舐めまわしつつ、真桜の胸を両手で揉みしだく。

 そのまま第3ラウンドの開始である。

 ラウンドが終了するとつやつやした肌で2人は出て行った。

「さすがに疲れたな」

 

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 この日分の政務を終わらせ伸びをしていると、誰かが入ってきた。

「さて・・・・・・ん?稟何か政務が残っていた?」

「いえ、そういうわけではないのです、ただ今日は、罵煉蛇陰と言う日らしいので、贈り物を持ってたので」

「ありがとう、嬉しいよ」

「それでは、目を閉じていただけますか?」

「こう?これでいい?」

「えぇ、そのまま動かないでくださいね」

 腿の上に稟が乗ったのがわかると、唇をそのまま一刀に預けてきた。

「一刀殿、お慕い申し上げております」

 さらに、唇をつけると甘い液体と一緒に舌を絡めてくる、負けずに一刀も手で胸や足を触りながら応戦をする。

「あっ・・・・一刀殿・・・・そこは・・・・」

「なんだい?ここがいいのか?」

「いえ・・・・あっ・・・・・あぁあああぁ!」

「まだまだこれからなのにそれで持つのか?」

 その言葉道理に、机の上に稟を寝かせると第4ラウンドの鐘が鳴り響いた。

「やはり、一刀殿はすごいですね・・・・」

 身なりを整えながら話す稟と一刀だが、一刀は疲れている気配すら見せない。

「それでは、失礼します」

「ありがとう稟」

「いえ、お気になさらずに」

 頬を染めながら部屋を出て行った。

 

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「そういえば、今日は風呂に入れる日だったな・・・・行くか」

 何も考えずに風呂に入って少し時間がたった時、誰かが入ってきた。

「た、隊長・・・・・」

「凪?どうかしたのか?」

「ば、ばばれんたいんぷれぜんとは・・・・・・私です」

 顔を真っ赤に染めると、髪をほどき全身に蜂蜜をかける。

「凪・・・・」

「隊長・・・・・受け取ってください」

 口づけを交わすと、そのまま首を伝い、胸を舐めまわし腹部へ降り、そのまま下へ降りていった。

「隊長・・・・だ、抱いてください・・・」

 舐められたことで気分が高ぶったのか抱くことをねだってくる。

「凪・・・・凪ぃ!」

 一度風呂のお湯をかけ、綺麗にすると風呂の中に引き込み5ラウンドの開始である。

「は、激しいです、たい・・・ちょ・・・・」

「いいぞ、凪・・・・」

 2人ともむさぼるように唇を合わせる。

「はぁ、はぁ・・・・・」

「ずいぶん、お楽しみだったみたいね、一刀」

「か、華琳様!」

「か、華琳!」

 一糸まとわない姿で入ってきた。

「それじゃあ、私の贈り物は・・・・・・・わ・た・し」

 同じように体に蜂蜜をかけると、妖艶な目で一刀を誘惑する。

「華琳・・・・」

「来て・・・・・一刀」

 風呂からあがり、口を合わせると凪と同じように舐めまわしながら徐々に下へと降りて行く。

「そう、いいわ一刀」

「じゃあ、これはどうかな?」

「ひゃうん!・・・・・な、なに・・・・・」

 それから一刀のペースになり6ラウンドが始まった。

三人ともぐったりしながら風呂でゆっくりし一刀が先に上がった。

 

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「一刀〜どこや!一刀!」

 ちょうど風呂を出たすぐのとこで、霞の呼ぶ声が聞こえてきた。

「ん?霞か」

「おぉ!こんなところにおったんか」

「ここじゃなんだし、部屋に行くか?」

 頷きで同意すると、一刀の部屋へ歩いて行った。

「一刀・・・・・これ・・・」

 酒瓶を差し出す。

「俺にくれるのか?」

「甘いものを送るって華琳がいとったから」

「ありがとう、一緒に呑もうか」

 酒を飲むための御猪口を二つ持ってくると、注いだ」

「「乾杯」」

「これどこの酒?」

「ん?あぁ、呉の・・・・名前は忘れたわ」

「呉?」

「あぁ、黄蓋に協力してもらって、見つけたわ」

 苦労したことが分かるような説明もしてもらった。

「呉までわざわざありがとな」

「その・・・・・なんや、一刀・・・・」

「ん?」

「好きやで」

「俺も好きだよ」

 そのまま自然な流れで、寝台に霞を寝かせると、口移しで酒を飲ませながら胸を揉み、7ラウンド開始のゴングが鳴り響いた。

 

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「うん、寝ようかな」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 どこからか視線を感じる、明確な殺気ではないので暗殺者ではないだろう。

「どこ・・・・・桂花?」

「な、ななによ!」

「どうかしたのか?」

 部屋の前に立ち尽くし、何かを戸惑っているようだった。

「とりあえず寒いから入れよ」

「い、嫌よ!あんたの部屋になんか入ったら妊娠するわ」

「そんなことないから入れよ、風邪ひくぞ」

「ふ、ふん!そこまで言うなら入ってやるわ」

 何かを後ろ手に持っているようだが、それが何なのかはわからない。

「今日はずいぶん、お楽しみじゃなかったの?」

「確かに、楽しみはしたが・・・・・」

 少し肩を落としたように見える。

 何かを決意したのか顔を上がる。

「あんたにばれんたいんぷれぜんとよ」

 渡したのは、最近売り出され一刀どころか華琳もまだ食べたことが無いであろう菓子であった。

「これは・・・・・ホントにいいのか?」

「ふ、ふん!あんたがまだ食べたことないみたいだから買ってきてやったわ」

「ありがとう、桂花」

「な、何よお礼ぐらいで何とも思わないんだから!」

 菓子を受け取ると、机の上におき振り向いたところで桂花に床に押し倒された。

「・・・・・・・」

「どうしたんだ?」

「あ、あんたに・・・・・」

「え?聞こえなかった」

「あ、あんたに・・・・・だ、抱いてほしい」

 恥ずかしそうにそんなことを言う桂花の態度に、一刀の理性は焼き切れた。

「桂花ぁ!」

 押し倒された状態から、体を入れ替え寝台に桂花を動かすとそのまま8ラウンドへ入って行った。

「いやぁ・・・・・・そんなに、いじめないで・・・・・」

「でも、いじめられるのがいいんだろ?」

「やぁ・・・・・」

 顔を染めながら言い放つその言葉に説得力はない。

「あらあら、お楽しみ中に入ってきて、悪いわね」

 扉の方に華琳が立っていた。

「か、華琳!」

「華琳様ぁ・・・・」

「一刀、わかってるわよね?」

「仰せのままに」

 裸のまま、扉まで行き華琳を抱き上げると、寝台へ連れ込んだ。

「好きだぞ、華琳」

「私もよ、一刀」

 今までで一番長い口づけをすると、2人とも9ラウンドへ入って行った。

「もう、そんなんじゃ駄目よ」

「こうすればどうだ?」

「ふふふ・・・・・・いいわ、一刀」

「そりゃどうも」

 こうして夜は更け、朝が明けてゆく。

 

 

 次の日、つやつやした肌の華琳と桂花が一刀の部屋から出てきたのは理解できるだろう。

 

説明
ギリギリ間に合った、何とか作り上げましたが、あんまり争乱じゃない・・・・・・これじゃあ、カオスだ・・・・まぁ作ったことに後悔はしない

あと、春蘭が持ってくる物が猪口と予想した人がいましたが、よく読んでください、華琳は“甘いもの”としか言ってません
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コメント
一刀凄すぎwww(VVV計画の被験者)
一刀wwwスゲえな、オイ。笑 4P 一刀の「下」→一刀の「舌」、「落ちた腿を」→「腿に落ちた甘い液体」の方がしっくりくる? 5P言葉「道理」→言葉「通り」?これはあえて「道理」にしてる?(のろのろ)
春蘭だけ・・・・一人だけ特別なお返しがあるのかな?(ブックマン)
遅ればせながらご帰還お待ちしておりましたw今年は魏ですか、なら来年は蜀かなと期待(笑)、呉の皆さんによる新たな北郷争奪戦も楽しみにしております(天使 響)
春蘭が不憫でならない・・・ホワイトデーはこの日以上なのでしょうね。何故って?そりゃ「白い日」ですk【以降は検閲対象です】(サワディー(・ω・))
・・・スズメバチの巣はとても危険なのによくもって来れたなぁ・・・。ミツバチじゃないのに驚きました(りばーす)
おぅ・・・(ふもふも)
うわぁ・・・(kanade)
実際そうなるとすると、そういう蜂蜜と分かってて華琳が手に入れて凪と一緒に一刀を襲うか、春蘭が取ってきたのがそれで「日頃の仕返しだ」とかいって襲うかでしょうか?どちらにしても一刀の貞操のピンチでしょうね(笑)(南華老仙「再生(リボーン)」)
↓いやいやあえて一刀にもう一本追加とかwww(ゲストさん。)
誰か一人ぐらい、某√の000が生える蜂蜜持ってきてると思ってた私は我ながら駄目な奴だと思う。・・・桂花最高!!(南華老仙「再生(リボーン)」)
桂花もいいけど・・・あんな秋蘭はもうだめっすw いちばんナチュラルなのが霞ってのがなんとも・・・(よーぜふ)
桂花の可愛さに俺が死ぬwwwww春蘭はホワイトデーですね!!わかります(影亜)
・・・なんか凄いw春蘭は?w(miroku)
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