青空 第参話
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この時俺は気づいていなかった。自分の衣服に血がついていることを・・・・

 

 

 

走ってようやく学校についた。俺も瀬奈も息を切らしている。

何故、こんなに学校が遠いんだ。

 

すると、瀬奈がいつもと違う声色で話しかけてきた。

 

「ねえ、尚。何で服に血みたいなものがついてるの?怪我でもした?」

 

どうやら俺のことを心配してくれているようだ。有難い

 

「いや?俺は何処も怪我してないけど・・・!!」

 

今、気がついた。俺の袖に赤い液体が染み付いている。これは紛れもなく血だ。

 

「あり?これ何?何時ついたのかなーははははは・・・・」

 

やばい。笑いがどんどん乾いてゆく・・・。

 

「尚、竹林の中で何かあったの?それ尚の血じゃないんなら誰の血「何もなかった!!」

 

俺が咄嗟に叫ぶと、瀬奈の表情が歪む 

 

「あ、ごめんごめん。」

 

多分この血は瀬奈の父さんの血だろう。何かの拍子で袖についたんだ。

 

「あ、さっき竹林で赤い実があってそれがつぶれたんだな。きっと」

 

「え?そうなの?ならいいけど」

 

うまくごまかせた。でも、血って落ちるっけ?まあいいや。

 

そんな事を考えながら教室に入っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
前の投稿とかなり間が開いてしまいました。
すみません;;
では、どうぞ^^
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