友情の電撃(ザケル)ドリームタッグトーナメント小ネタ集〜ドリームマッチ編〜
[全1ページ]

<愛しのガッシュちゃんチーム(ガッシュ&パティ)>

・チームを結成した理由

「ガッシュ、どうしてパティと組む事になったんだ?」

「ウヌ…それがの…」

 

〜ガッシュの回想〜

「怨怒霊――!!!ガッシュちゃんに何さらすんじゃ―!!!」

「ヒイイイイイ!!モ、モンスタ―!!!」

 

 パティの形相に怯えたナオミちゃんは全速力で逃げ出してしまった。

 

「誰がモンスターよ!失礼しちゃうわね!」

 

 パティは元の顔に戻り、頬を膨らませて怒る。

 

「パ、パティ…?」

「あっ、ガッシュちゃ〜んv大丈夫だった?」

「ヌオ!?」

 

 パティはガッシュに抱き付く。

 

「パティ、助かったのだ〜ナオミちゃんは怖かったのだ〜」

「あらあら、ガッシュちゃんたら…もう泣かなくていいのよv」

「ウヌ、ありがとうなのだ…」

「どういたしましてv」

 

 パティは泣いているガッシュの頭を優しく撫でてあげた。

 

〜回想終了〜

 

「要するに虐められている所をパティに助けて貰った訳か…で、そのままチームを組む約束したんだな」

「ウヌ、あの時は本当に助かったのだ!」

「ガッシュちゃ〜んv」

「ヌオ!?パ、パティ!」

 

 突然ガッシュの後ろからパティが抱き付いて来た。

 

「一緒に頑張りましょうねv私達の愛の力で優勝しましょ!」

「ウヌ!頑張るのだ!」

(愛の力…ねぇ…ガッシュは絶対分かってないな)

 

 心の中でツッコミを入れる清麿。

 

(それにしても…パティのあの顔を見たのか…そのナオミという奴も気の毒に…)

 

 パティの怒りの形相を思い出した清麿だった。

 

 

<黒き雷帝チーム(ブラゴ&ゼオン)>

・史上最強最悪のタッグチーム誕生。

 重力を操り、圧倒的な力を持つ魔物…ブラゴ。

 「王を決める戦い」の優勝候補で、戦いに参加する8割の魔物が彼を恐れているという。

 

 紫電の眼光、白銀の髪、王族に生まれし雷…雷帝の異名を持つ魔物、ゼオン。

 ガッシュとそっくりの外見だがその強さ、術の威力は桁違いだ。

 この2人の共通点は英才教育を受けているエリートであり、パートナーに選んだ人間も高い能力を持っている事だ。

 

「フン…貴様ならオレも足を引っ張られずに済みそうだ」

「それはこっちの台詞だ…弱い奴のケツを守るのはゴメンだ」

「フン、言ってくれるな…」

「お互い様だ」

 

 挑発するかのような尊大な態度のゼオンに負けず劣らず尊大な態度で言葉を返すブラゴ。

 自分の力に絶対の自信を持つ実力者同士、お互いの実力を認め合っている。

 2人の魔物は今からお互いを完膚無きまで叩きのめす為の戦いを始めるかのように睨み合う。

 

「本当に赤い本の子とそっくりね…性格は全然違うみたいだけど」

「その言葉は2度と言うな…ゼオンに殺されるぞ」

「あら、そうなの…気をつけるわ」

 

 デュフォーは必要最低限な言葉でシェリーに忠告する。

 シェリーは得体の知れないこの男に怯む事無く、全く動じずに対応する。

 

「それにしても…本当に私達とチームを組んでくれる魔物がいてくれて良かったわね、ブラゴ」

「シェリー!」

「良かったな、ゼオン…他にチーム組んでくれそうな魔物が誰もいなかったからな」

「デュフォー!余計な事を言うんじゃねえ!!」

 

 それぞれのパートナーの似たような言葉に反応して怒る魔物2人。

 

「ブラゴ、貴方とチームを組んでくれる魔物を捜すのに私がどれだけ苦労したと思っているの!!」

「ゼオン…確かにお前は強い。だが、1人ではタッグバトルには参加出来ん」

「「チッ…」」

 

 パートナーの言葉に不機嫌顔で舌打ちする魔物2人。

 さっきまでの緊迫した雰囲気はどこかへ吹き飛んでしまった…。

 

 

ここから先のチーム名は「ていてい」さんにアイディアを頂きました。

<やっぱりパートナーは怖いチーム(キッド&ブラゴ)>

・優しい「ウ・ソ」

 ブラゴとシェリーとチームを組む為にベルモンド家へ向かうナゾナゾ博士とキッド。

 

「ねえ博士、どうしてもブラゴとシェリーとチームを組むの?」

「ああ。今回はお祭りみたいなものじゃし、彼等も組んでくれる魔物がいなくて困ってそうだからな」

「でもやっぱり怖いよ…ブラゴもだけど、シェリーはもっと怖いし…」

 

 ナゾナゾ博士とキッドはゾフィスと千年前の魔物を倒そうとブラゴとシェリーを仲間に誘った事がある。

 結果は断られ、その時のシェリーの怒りの形相をキッドは忘れられないでいるのだ。

 

「それは違うぞキッド、お前もゾフィスを倒した後の彼女の顔を見ただろう?」

「うん…まるで別人みたいだった…」

「別人みたいではない。あれが彼女の本当の顔じゃ…彼女はゾフィスに呪いをかけられていたんじゃよ」

「ええっ!呪い!?でも何でゾフィスはそんな事を?」

「ゾフィスはブラゴと共に親友を取り戻しに来る彼女が邪魔じゃった。だから呪いをかけたのじゃ…仲間を集められないようにな」

「そうだったんだ…ゾフィスって本当に悪い奴だね、博士!」

「ああ。ゾフィスが倒されたから彼女にかけられた呪いは解けておるから怖がる必要は無いよ、キッド」

「うん!」

 

 ナゾナゾ博士はいつもの「ウ・ソ」でキッドの不安と恐怖を取り除いてあげた。

 

「本当だ!やっぱり博士の言った通り、ゾフィスに呪いをかけられていたんだね!」

「……?」

 

 キッドの言葉の意味が理解出来ずに無言になるシェリー。

 

「やっぱりブラゴの方が怖い顔してるや!」

「フン…何を当たり前の事を言ってやがる」

「だって僕も博士もゾフィスのせいでシェリーがブラゴより怖い顔に見えていたんだよ?ねえ、ブラゴは呪いをかけられてなかったの?」

「オレにあんな奴のつまらねえ小細工は効かん」

「へぇ〜凄いや!!」

「当然のことでいちいち驚くな、チビ」

「チビじゃないよ!僕はキッドだよ!!同じチームなんだから仲良くしようよ!!」

「フン…オレの足を引っ張るなよ」

「何だとー!僕は強いんだぞー!!」

 

 キッドはそのまま屋敷の外に向かうブラゴに付いて行った。

 

「紳士殿(ムッシュー)、何故あの子にあのような嘘を…?」

「ああでも言わないとキッドは君達とチームを組んでくれないと思ってね」

「しかし…」

「案外ウソではないじゃろう?ゾフィスを倒そうとしていた君の顔はブラゴより怖いと言われても仕方が無かったぞ」

「…………」

「たまには私のウソも役に立つものだろう?ブラゴも君がキッドに怖がられるのを快く思ってなかったようだよ」

「あっ…」

 

 

 『フン…何を当たり前の事を言ってやがる』

 『オレにあんな奴のつまらねえ小細工は効かん』

 

 

 シェリーは先程のブラゴの言葉を思い出した。

 ブラゴはゾフィスの呪いというのは真っ赤な嘘だとキッドに言わなかった。

 それどころか、「ゾフィスの呪い」が真実であるかのようにキッドに対応した。

 

(ブラゴ…だからあんな嘘を…)

 

 シェリーはブラゴが嘘を付いた理由をようやく理解出来た。

 

「まぁこれでキッドも君を怖がらなくなったし、大会の間だけでいいから宜しく頼むよ」

「ええ、こちらこそ…」

 

 相変わらずの笑顔を向けるナゾナゾ博士にシェリーも穏やかな顔で答えた。

 

 

<炎の戦人チーム(ウマゴン&リーヤ)>

「私達はコンビだ。互いの良いところを活かし息を合わせていこう。それが奴らと私たちとの大きな違いだ。もっと側にいる仲間の力を信じてくれ」

原作ではカフカ・サンビームのこの名台詞を生んだチームだ。

 

・意見一致

「ウマゴン、アリシエ、リーヤ、このステージだと背景にいる連中を攻撃したくならないか?」

「メル!メルメル!!」

「ああ!アリシエ、あいつ等から先にやっつけよう!!」

「リーヤ、僕もそう思うよ。対戦相手より奴等に術を喰らわせてやりたくなる…」

 

 現在彼等がいるステージは……ファウードの広間。

 そこはリオウ、ザルチム、ロデュウ、ブザライ、ギャロンといった敵の魔物達が観戦しているステージだからだ…。

 

 

<最高の仲間チーム(ガッシュ&ティオ強化版)>

合体技、コマンド攻撃「コンビネーションアタック」

    術「ザケル+サイス(術扱い)」

    「マ・セシルド+ザケルガ」

魔物の子アシスト「並んで走れ!」(二人で画面一杯のガッシュ走りで攻撃)

パートナーアシスト「互いの想い」(超必殺術が変更になる)

超必殺術「ギガ・ラ・セウシル+バオウ・ザケルガ」

超必殺技2「愛情のバオウザケルガ」

(パートナーアシストで変更後に使用できる技。内容は「サイフォジオ+バオウザケルガ」名前の由来は劇場版第二作目から)

 

注意書き:実際のゲームにはこのチームは有りません。

 

・最高のコンビネーション

「ザケル!」

「サイス!」

「ベリーシット!!我が体!!ダメージ30!!」

 

 電撃と聖なる刃がビクトリームの体を焦がし、切り裂く。

 

「おのれえ…2匹まとめてロストしてやるわぁ!!」

「マグルガァ!!」

 

 ビクトリームの頭部…というより顔面からVの字型の光線が発射される。

 

「マ・セシルド!!」

 

 巨大な円形の盾がビクトリームの攻撃を完全に防ぐ。

 

「ザケルガ!!」

「ブルァアアア!!」

 

 貫通力のある電撃がビクトリームに直撃する。

 

「ワァアアアアア!!」

「近寄るな――!!……ブルアアア!!」

 

 ガッシュとティオが並んで全速力で走り、ビクトリームに向かって体当たりを炸裂させた。

 

「ギガ・ラ・セウシル」

「何いいいっ!!」

 

 ビクトリームの周囲にバリアーを張る。

 

「チェックメイトだ!バオウ・ザケルガ!!!」

「ブルァアアアアアアアア!!!」

 

 ガッシュの口から巨大な雷の龍が召喚され、ビクトリームに襲い掛かった。

 雷の龍に喰われて全身黒コゲになったビクトリームはVの体勢でぶっ倒れて、そのままKOした。

 

 

 終わり。

 

 

<あとがき>

書いていて一番楽しかったのは黒き雷帝チームだったりします。

ガッシュ&パティチームの名前は攻略本にあったオリジナルタッグ名です。

ゲームには無いガッシュ&ティオ強化版「最高の仲間チーム」も含めてアイディアをくださった「ていてい」さん、本当にありがとうございます!!

「やっぱりパートナーは怖いチーム」は、チーム名に合わない内容になってしまいましたが…。

説明
・自由にキャラクターを選んでタッグを組めるモードです。
・全8戦のドリームタッグと1戦だけで闘いが終わるエキシビジョンがあります。
・雷句杯にあるミニゲームや最初と最終戦のデモ、エンディングはありません。
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金色のガッシュ 友情の電撃(ザケル)ドリームタッグトーナメント 

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