魏√風END璃々編アフター 11話 「一刀の実力 璃々の闇」
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「さあはじめようか、璃々」

 

一刀が構えた事により試合が始まろうとしていた。

ちなみに審判役は焔耶が務めることになった。

 

一刀が自分と同じ得物を持っている事に驚愕している星がある事に気付いた。それは一刀の姿に一同が驚愕している中、愛紗だけがあるで予想していたような冷静な顔をしていた。

 

「・・・愛紗よ。お主はこの事が分かっていたのか?」

 

「ご主人様の得物の事ならな。私だけ特別だとご主人様が持っていた箱の中身を見せて貰ったからな。あれには他にも私の「青龍偃月刀」に蒲公英の「影閃」、焔耶の「鈍砕骨」・・・ああ、後白蓮殿の「普通の剣」が入っていたぞ。他にも私が知らない、恐らく「天の武器」がいくつか入っていたな。ご主人様は「全部自分が使う武器」と仰っていたぞ」

 

愛紗の答えに星がさらに驚愕していると

 

「・・・ご主人様はその時に「得手不得手はあるけど」と仰ってたが果たして」

 

そういうと二人の下に羅乾が来て

 

「恐らく今回のあの得物に関しては得手不得手の問題ではないのでしょう。北郷様は皆様に「自分の15年間の修行の成果」を見て欲しいのでしょう。それでわざわざ趙雲様と馬超様の武器を使うのでしょう。最もどのような戦い方かは予想もつきませんが」

 

羅乾がそういい終わると三人は再び視線を一刀と璃々に向けるのだった。

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「・・・二人共、準備は良いな?」

 

二人が構えを取ったのを見て焔耶が声を掛けた。

その声に二人は無言で頷いた。

 

「それでは・・・始め!!」

 

焔耶の開始の声と共に外野が一斉に静かになるのと同時にまずは一刀が動いた。

 

「悪いが璃々、最初から全力で行く・・・北郷流槍術奥義『火走り』!!」

 

そう言って一刀は璃々との間合いを一気に詰め、二振りの槍で鋭い横薙ぎを放った。

一瞬の出来事に璃々は判断を誤り左手の刃弩で受け止めてしまった。

 

「くっ、おっ重たいっ!?きゃあ」

 

一刀の一撃に耐えられず璃々は後方へと吹っ飛んだ。

さらに一刀は間髪を容れずに追撃をかける。

 

「悪いけど立直らせる隙は与えないよ。北郷流槍術奥義『大烈火』!!ハァー!!」

 

何とか立ち上がった璃々に、二槍による高速の連続突きが放たれる。

段々と速度が上がる連続突きに璃々は何の抵抗も出来ずにまともに喰らってしまった。

 

「キャアー!!」

 

「「璃々!?」」

 

あまりの出来事に愛紗と星が璃々の名を叫ぶと

 

「悪いけど次でチェックメイトだ」

 

一刀は連続突きを終わると欠かさず更なる追撃を掛け様とした。

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「悪いけど次でチェックメイトだ」

 

そういうと同時に一刀は宙高く飛び二槍を振り上げ

 

「北郷流槍術奥義『凰鳳落』(おうほうらく)チェストー!!」

 

なんとか地に膝を付かずに立っている璃々に、二槍を一気に振り落とした。

一刀の渾身の一撃に辺りに砂煙が立ち上がる。

観客一同が静まり返ると砂煙から一刀が飛び出し元の位置に再び立った。

その光景に焔耶が思わず終了の合図を告げようとすると

 

「まだです。まだ・・・終わってません!!」

 

砂煙が消え終わる前に璃々が飛び出してきた。

 

「今度は私の番です。『黒蜥蜴』はぁっ!!」

 

一刀の前まで近付いた璃々は強力な回し蹴りを放つ。

 

「くっ!?体術も出来るのか、だが」

 

予想していなかった璃々の体術に一刀は一瞬驚くが、冷静に二槍で受け止める。

 

「まだまだ『遠雷遥』(えんらいはるか)!!」

 

続けざまに璃々は気の篭った矢を放ち、一刀の槍に当たると同時に爆発させた。

 

「何!?だが絶えられないほどでは!!」

 

一刀に強烈な衝撃が走るが一刀は少し後ずさるだけで耐えて見せた。

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「なんと!?璃々のあれにも耐えられるのか!?」

 

璃々の『遠雷遥』の一撃に耐えた一刀に星が驚いてると

 

「耐えられましたか・・・なら、直撃するまで撃ち続けるまでです。『遠雷遥』!!」

 

一刀に耐えられた事を理解した璃々はそのまま一刀に『遠雷遥』を撃ち続けた。

 

「これはさすがにキツイか」

 

そういって一刀は璃々の攻撃を避けるために後方へ飛んだ。

 

「!!いまです。『嵐矢』」

 

後方に飛んだ一刀に目掛けて璃々は気の纏った巨大な四本の矢を放った。

その四本の矢は一刀を追尾するように飛んでいき、一刀がその矢を切り落とそうとして槍が矢に当たった瞬間に矢が爆発した。

 

「これなら「ふっ、甘いよ璃々」えっ」

 

璃々が一刀の様子を探ろうとした時に爆煙の中から一刀が飛び出してきた。

 

「今から俺のとっておきを見せてあげるよ。・・・「我は無敵、我が槍は無双」!!」

 

そういいながら一刀は左手に持った龍牙を前に構え璃々に向かって走り出す。

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「なっ、あれはまさか!?」

 

一刀の台詞に将達が、特に星が驚愕していると

 

「そのまさかさ。北郷流槍術宝義「星雲神妙撃」はいはいはいー!!」

 

そういうと一刀は璃々に向かって星の必殺技である「星雲神妙撃」を放った。

璃々は咄嗟に刃弩の刃を斜めにして最初の一撃を受け流すのと同時に右に飛んで避けた。

だが、璃々のその行動は過ちであった。

そう一刀の右腕には攻撃を行っていない銀閃が握られていた。

 

「!?しまっ「どうやら気付いたようだね。でももう手遅れだよ。「我が白銀の豪撃、その身に受けてぶっ飛びやがれ!」」!?そんな、まさか!?」

 

まるで璃々のその行動を待っていたかのように一刀は銀閃を握る手を振り上げる。

 

「北郷流槍術宝義「白銀乱舞」うおりゃー!」

 

今度は翠の必殺技である「白銀乱舞」を放ち、乱舞が如く得物を躍らせながら疾風迅雷の勢いで璃々を切りかかった。

 

「だめ。防ぎきれない。きゃあっ!!」

 

さすがに璃々もこれは防ぎきれず、まともに受けてしまい倒れこんでしまった。

 

「・・・そこまで!!勝者、北郷「危ない、避けろ焔耶!!」えっ!?くっそ!!」

 

焔耶が一刀の勝利を告げようとした瞬間、一刀に声を掛けられた焔耶は一瞬戸惑うがすぐに異様な殺気を感じ後ろへと飛び下がった。

その瞬間にいきなり爆発が起こった。

 

「!?一体何が起こったのだ!?」

 

見学をしていた一同が困惑していると爆煙が消えていきそこには璃々が立っていた。

だがその璃々の瞳は輝きを失っていた。

 

「・・・嗚呼阿亜亞蛙唖!!!!!」

 

「!?りっ璃々?」

 

突然の事に一同は今回何度目かの驚愕の表情を浮かべていた。

いったい璃々の身に何が起こったのだろうか。

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あとがき

 

前回の皆さんのコメを読んでみて本来は使う予定の無かったバサラのキャラの必殺技を出しましたがいかがだったでしょうか?

私はバサラやった事が無いので公式で紹介されていたまんまなので少しおかしいかもしれません。

なお、一部の技はいじってますので悪しからず。

 

後、一刀君の使っている北郷流槍術の「奥義」と「宝義」の違いに関しては次回に書けると思います。けして誤字ではありませんよ。

 

さて、璃々ちゃんの身に何が起こったのかは次回を楽しみにしていてください。

説明
魏√風END璃々編アフター 11話 「一刀の実力 璃々の闇」を投稿します。
前回のコメで「バサラか?」といった感じのがありましたのであまり知りませんがバサラの技を出します。
ですのでおかしな所があったら指摘してください。
若干チートかもしれません。
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コメント
カズト様 次回分かります。(南華老仙「再生(リボーン)」)
jackry様 知らないネタを頑張って使ってみた所、こうなってしまいました。ですが後悔はしていません。(南華老仙「再生(リボーン)」)
JIN様 どうなるんでしょうね?(実はまだ思いついていなかったりして)(南華老仙「再生(リボーン)」)
永遠の二等兵様 倒されると暴走は今回の話の都合上です。これからのお話では・・・(南華老仙「再生(リボーン)」)
ヒトヤ様 ・・・クウガの敵?すみません意味が分かりません。(南華老仙「再生(リボーン)」)
毛布様 まあ、暴走は暴走ですね。はい。(南華老仙「再生(リボーン)」)
goei様 詳しくは次回に書きます。(南華老仙「再生(リボーン)」)
ジョージ様 そうですねぇ。カオスですねぇ。(遠いところを見て他人事のように言っている作者がいた)(南華老仙「再生(リボーン)」)
璃々どしたww(スーシャン)
お疲れさまです。はてさて、結末はどうなるか……次回期待です 璃々ィーーーーッ!?(JIN)
倒されると暴走って・・・エヴァ?(永遠の二等兵)
色々書きたいが、取り敢えずこの三文字を贈ろう。「ダグバ」(ヒトヤ)
エヴァ初号機の暴走もたいのが発動したのかな?(機構の拳を突き上げる)
混乱?暴走?まぁ・・・次に期待ですね・・・誤字は・・・一箇所変なところが(護衛)
色々書きたいが、取り敢えずこの三文字を贈ろう。『カオス』(峠崎丈二)
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真・恋姫無双 恋姫無双 一刀 璃々 バサラの技多数使用 

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