東方 真名 幻想入り(過去)
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あの日からも変わらずいつもを過ごしていた。

パチュリーさんから魔法を習い早苗さんと話して雛さんとも話す。

たまに人里にも行き慧音さんとその知り合いの藤原妹紅さんとも話した。

紅魔館に行った時はレミリア嬢に血をあげたこともあったし、何よりフランドール嬢にも血を吸われた。

昔の事もあって最初は殺伐とした感じだったが少しづつ仲良くなった。

フランドール嬢に血をあげるときは気をつけなければいけません。

一度吸血で死にましたからね・・・

二週間後ぐらいにパチュリーさんから記憶の魔法も使って良しと許可も貰い、他の魔法も教わっている。

それからまた二週間後に僕は白玉楼に行った。

真名「此処が白玉楼ですか・・・大きいですね。

  まぁ行きますか。

  すいません。」

?「はい?」

真名「ここって白玉楼ですか?」

?「はい。白玉楼に何か御用ですか?」

真名「ここで白虎が拾われたと聞いたので挨拶に来たんですが・・・」

?「あなたが白虎さんの言っていた方ですか。」

真名「僕は出雲 真名です。」

妖夢「私は魂魄 妖夢です。

  白玉楼で庭師兼護衛役兼指南役をしています。」

真名「妖夢さんですね。

  あなたも刀を?」

妖夢「真名さんもですね・・・

  しかも相当の使い手ですね・・・」

真名「そんな事ないですよ。」

妖夢「あっ!すいません。お客様をこんなところで立ち話なんて。」

真名「大丈夫ですよ。

  それよりまた来たときに手合わせ願いませんか?」

妖夢「はい。

  では、こちらになります。」

?「あなたが白虎のいってた人?」

真名「はい。あなたは?」

妖夢「ゆ、幽々子様!?

  だめですよ!白虎さんのご友人とはいえ!」

?「いいじゃない、妖夢。」

真名「失礼ですがあなたは?」

幽々子「私は西行寺 幽々子よ。」

真名「では、あなたが白玉楼の主人?」

幽々子「そうよ。」

真名「礼を言わせてください。

  友人の西牙 白虎を救っていただきありがとうございます。」

幽々子「いいのよ。それぐらい。」

真名「それでも礼をするのが筋ってものですよ。

  申し遅れましたが僕は出雲 真名です。

  一応言って置きますが僕は男なのであしからず。」

妖夢「えっ!?」

真名「やっぱりですか・・・」

幽々子「あらあら♪」

妖夢「す、すみません!

  その容姿と声の高さで女性の方だと・・・」

真名「いえ、まぁ慣れてますから。

  ところであの枯れた桜は・・・」

妖夢「西行妖のことですか?」

真名「ええ、先ほどから妖気を感じていて少し気になったんですが・・・」

幽々子「さぁ?私は生前の記憶がないからわからないの♪」

それにしても楽しそうですね。

真名「妖夢さんは・・・」

妖夢「すみません。私もちょっと・・・」

真名「仕方ありません。

  土地の記憶を詠みますか。」

幽々子・妖夢『?』

真名「術式固定・・・範囲指定・・・リーディング開始・・・

  あっ・・・(ボソッ・・・人数設定失敗した・・・まぁいいや。」

ブゥゥゥゥン

妖夢「真名さん?何してるんですか!?」

真名「土地の記憶を自分だけ詠むつもりが人数設定間違えちゃった(苦笑

妖夢「ええ〜〜〜!?」

幽々子「面白そうじゃない♪」

 

その瞬間、白玉楼がモノクロに包まれた

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その時、縁側に生前の幽々子と・・・

幽々子「白虎?・・・」

白虎と瓜二つの男

言えることは一つ彼は白虎の前世の前世

つまり、僕と白虎が幻想卿入りする前の前世

多分幽々子の許婚だろう

会話はかすかに聞こえる程度だった

二人は仲が好かった

二人が手をつないだ

その瞬間

 

バタッ!

 

前世の白虎が倒れたその瞬間

 

ブンッ!

 

とたんに景色が変わった

 

布団で前世の白虎が寝込んでいた

生前の幽々子は心配そうに隣に座っていた

白虎は不意に起き上がって幽々子に何かを言った

多分心配しなくていいみたいなことを言ったのだろう

が、幽々子の表情はさらに曇った

 

ブンッ!

 

また景色が変わった

 

また白虎が寝込んでる景色 だが

今度はさっきとは明らかに違う

側に医者らしき人がいた

多分峠なのだろう

幽々子は白虎の手を握って泣いていた

白虎も涙を流していた

そして

 「ゆゆこ、ゴメン・・・」

そう言うと白虎は力尽きた

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シュゥゥゥゥゥン!

 

景色が元に戻った

魔法が解けたのだろう

真名「なるほど・・・」

妖夢「ゆ、幽々子様、これって一体・・・?」

妖夢が幽々子のほうを向くと

妖夢「ゆ・・ゆこ・・・・様?」

幽々子「ヒック・・・エグッ・・」

幽々子は泣いていた

妖夢「えっ!?ゆ、幽々子様!?どうしたんですか!?」

幽々子「違うの、妖夢・・・グスッ・・嬉しいの・・・」

妖夢「嬉しい?ですか?」

幽々子「だって、だってずっと好きだったもの・・・」

妖夢「幽々子様・・・」

幽々子「妖夢、お願いがあるの」

妖夢「何でしょうか・・・」

真名(面白くなってきた♪)

僕は転移魔法で慧音の家に行った

今の時間だと白虎は博霊神社にいるはず・・・

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人里 慧音宅

真名「慧音さ〜んいる〜?」

慧音「ん?真名か?」

真名「そう。まぁ僕のことなんてどうでもいいから。

  単刀直入に言おう。

  幽々子さんが白虎を白玉楼に住ませようとしている。」

慧音「なんだと!?」

真名「そろそろ白虎が白玉楼に戻り始めるころだね。

  行くなら急いだほうがいいよ?」

慧音「・・・」

妹紅「慧音〜♪遊びに・・・」

慧音「妹紅すまないが留守番を頼む。」

妹紅「えっ?慧音?一体どう・・・し・・・」

慧音「(ゴゴゴゴゴ)」

妹紅「わ、わかった。(汗

妹紅がそういった瞬間凄まじい速度で白玉楼に飛んでいった。

妹紅「真名?お前またなんか変なこと言ったろ?」

真名「まさか!僕は真実を伝えただけ。

  じゃあ僕もそろそろ白玉楼に行きますか。」

ヒュゥゥン

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白玉楼

妖夢「わかりました。では・・・」

慧音「待て!」

真名「(流石に速いですね。)

妖夢「け、慧音さん!?」

慧音「白虎は渡さないぞ!」

幽々子「じゃまをする気?」

妖夢「慧音さん!ごめんなさい!」

慧音「邪魔だ!」

妖夢「みょん!?」

幽々子「あの子は渡さない!」

慧音「あいつは渡さない!」

真名「さぁ、面白くなってきました♪」

 

しばらくして

真名「上級者同士の弾幕ごっこは激しいですね・・・」

白虎「おい!真名なんだこれ!?」

おや、やっと来ましたか。

真名「本日の景品の到着〜♪」

白虎「おい!人の話を聞け!」

真名「僕は真実しか話してないよ♪」

さっきから上にいる二人の会話は白虎は私のだ!とかばっかりです。

その間に白虎は屋根の上に行き二人を止めようとする。

白虎「慧音!幽々子!二人ともやめろ!」

それでも二人は弾幕ごっこをやめない。

白虎「くそっ!」

白虎は跳んで二人の間に行こうとするが、反魂蝶が邪魔で跳べない。

そんなことをしている間に慧音さんが・・・

慧音「お前は白虎の何なんだ!」

幽々子「!?」

慧音「お前みたいな奴に白虎を任せられるか!

  第一お前は白虎の何なんだ!」

幽々子「私は・・・」

慧音「?」

白虎「?」

幽々子「白虎は私の・・・」

慧音「私の?」

幽々子「白虎は私の前世の許婚なんだから!!!」

慧音「えっ!?」

白虎「はっ!?俺の前世が幽々子の!?」

やっぱりかぁーーー!

記憶を見た僕はわかっていましたが。

幽々子「幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ -神霊-」!!」

慧音「あっ!?」

あれ?おかしいな?こっちにも弾幕が・・・

真名「へっ!?」

ゴッ!

弾幕が当たって僕は意識を失った・・・

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永遠亭

真名「此処は?

  知ってる天井だ・・・」

永琳「当たり前でしょ。」

真名「永琳?ということは永遠亭ですか・・・」

永琳「あまり大きな声出しちゃだめよ?」

真名「なぜ?・・・太腿の辺りがなにやら重いですね。」

なぜならそこに鈴仙が寝ていた。

鈴仙「Zzz」

永琳「あなたが心配でずっとそこにいたのよ。」

真名「困りましたね。」

永琳「まぁ、心配する必要はないんだけど。」

真名「そうですね。」

永琳「後、幽々子があなたにこれを渡しといてって。」

真名「手紙ですか?」

永琳「そうね。」

真名「鈴仙、ほら起きて。」

鈴仙「んっ?へっ?きゃ!///」

バタンッ!

起きて挨拶もせずに部屋を出て行った・・・

永琳「あらあら。」

真名「永琳も出ていて下さい。」

永琳「わかってるわよ。」

バタン。

さて手紙の内容は・・・

なるほど護衛ですか。

報酬もそこそこですね。

真名「ウィス!この手紙を白玉楼へ届けてください。」

ウィス「キュ!」

真名「頼みましたよ。

  さて、スペルカードを作らねばなりませんね。」

真名「リンクス、イェーイ今のことは他の者に言ってはなりませんよ。」

リンクス[わかってる。]

イェーイ「コクン。」

真名「なら、いいです。

  それとリンクス外で弾幕ごっこの練習をしますから手伝いなさい。」

リンクス[拒否権なしっ!?]

真名「当たり前です。」

リンクス[畜生!やってやる!やればいいんだろ!]

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迷いの竹林

真名「ほらほら、そこは危ないですよ?」

リンクス「もふっ!」

真名「その行動は僕の術中ですよ!」

リンクス「もふ!?」

ピチューン!

リンクス「もふ〜(ピヨピヨ

真名「五戦零勝ですね。」

リンクス「もふっ!?」

真名「罰として晩御飯抜き。」

リンクス「もふーーー!?」

真名「なら僕に勝ちなさい。

  それにいつか僕を超えなさい。」

リンクス「もふ!」

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あれから二週間

依頼日当日

真名「来ましたよ。」

妖夢「真名さん。」

真名「出来うる限りは全力を尽くしますが二人が限度でしょう。」

幽々子「大丈夫よ。」

真名「時間まで本でも読んでますか。

  あっ、妖夢さん砥ぎ石ありますか?」

妖夢「ありますよ。」

真名「かして貰っていいですか?」

妖夢「はい。

  では、私は行ってきますので。」

真名「では、彼女らが来るまで本でも読んでいますか。」

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少しして

真名「来ましたか。」

霊夢「またあなたなの?」

魔理沙「おっ?真名じゃないか。」

咲夜「真名?あなたなにしてるの?」

真名「依頼ですよ。

  此処の守護が今回の依頼です。

  一応聞いておきますが此処にはどういった用事で?」

霊夢「異変解決よ。」

魔理沙「付き添いだぜ!」

咲夜「お嬢様が春を取り戻して来いと仰られたからよ。」

真名「では此処を通すわけにはいきませんね。」

霊夢「力ずくで通してもらうわ。」

魔理沙「霊夢ここで力を使っちゃ後で持たないぜ!」

咲夜「あなたは先に行きなさい。

  真名を足止めしておくから。」

霊夢「わかったわ。」

真名「させませんよ!」

魔理沙「魔符「スターダストレヴァリエ」!」

真名「くっ!逃げられましたか・・・

  まぁ、想定範囲です。」

咲夜「どこを見てるの?」

真名「っ!閃光「ホワイト・グリント」!

  今のは危なかったですね。」

ホワイト・グリントの残り回数は八回・・・

魔理沙「どんどん行くぜ!」

咲夜「あなたに私が捉えれるかしら?」

真名「あまり下に見ないで下さい!」

咲夜「幻在「クロックコープス」!」

真名「序章「まず力の誇示より始めよ」!」

スペルカードを使い咲夜さんのスペルをホワイト・グリントで避ける

魔理沙「そっちに気を取られてるとこっちからいくぜ!

  魔符「ミルキーウェイ」!」

すかさず魔理沙さんがスペルを使ってくる。

真名「くそっ!

  新カードを使いますか!

  無音「静かな雪崩」!」

咲夜「メイド秘技「操りドール」!」

無音の高速発射した弾幕をナイフで落とされる。

それどころか投げたナイフが掠めていく。

真名「ぐっ!まだ・・・まだまだ。

  原初「プリミティ・ブライト」!」

魔理沙「恋符「マスタースパーク」!」

ドーーーーン!!

真名「互角ですか・・・

  白虎も抜けたようですね。」

咲夜「回りを見る余裕があるのかしら?」

シュ!

真名「あるからこそ見てるんですよ!」

飛んできたナイフを月光で叩き落す

魔理沙「まだまだ行くぜ!恋符「ノンディレクショナルレーザー」!」

横から魔理沙がレーザーを撃ってくる。

避けれない、そう判断した僕はスペルカードを使った。

真名「混沌「全てを飲み込む黒き闇」!」

なんとかスペルの攻撃を防げましたが次はありませんね・・・

真名「次で最後です。

  彼のもの罪を流せ!

  罪符「エーレンベルグ」!!」

魔理沙「まずっ!恋符「マスタースパーク」!」

咲夜「まずいわね・・・メイド秘技「殺人ドール」!」

真名「此処までですか・・・無念だ・・・

  ですが依頼は達成しました。

  後は白虎しだいですね。」

最後のスペルも敗れましたか・・・

ですが二人相手によく持ったほうですか。

真名「流石に強いですね。

  お二人とも。」

魔理沙「二人だから勝てたようなものだぜ?」

咲夜「少なくとも一人じゃ勝てなかったわ。」

真名「向こうに僕は行きますが二人はどうします?」

魔理沙「私は遠慮しておくぜ。」

咲夜「私も。」

真名「そうですか。」

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次の日

真名「さて、そろそろ・・・・」

真名「いただきます」

白虎「は!?」

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

白虎「はん!?!?」

白虎「!?!?」

真名「ふぅ・・・ご馳走様♪かなりおいしかったよ♪」

白虎「真名、どういう風の吹き回しだ?」

真名「別に?あの妖怪桜がおいしそうだっただけだよ?」

真名「あの桜が幽々子さんを縛り付けてるからとかそんなんじゃないからね?」

白虎「・・・・・・」

真名「どうしたの?」

白虎「お前の本心を訊く気はないが、これだけは言わせてくれ」

白虎「ありがとう・・・」

真名「礼を言われる筋合いはないよ、じゃあお幸せに♪フラグ野郎♪」

今ので雰囲気を壊してやった。

白虎に暗い雰囲気は似合わないからね。

 

少年移動中

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真名「戻りましたよ〜。」

鈴仙「真名さーーん!」

だきっ!

真名「どうしたんですか?

  そんなに焦って?」

鈴仙「そんなにって、いやそうじゃなくて!

  勝手に動いてどこに行ってたんですか!

  あっ!良く見たら怪我してるじゃないですか!」

真名「気にするほどじゃないですよ。」

鈴仙「そうはいきません!

  真名さんの肌に傷が残ったらどうするんですか!」

真名「いや、僕は気にしませんから・・・」

鈴仙「私が気にするんです!

  ほらっ!服を脱いで早く薬を塗らなきゃ!」

真名「わかりましたよ・・・」

永琳「あらあら仲良しね♪」

真名「永琳見てるなら助けてください。」

永琳「面白いからいや♪」

真名「はぁ・・・」

鈴仙「塗りますよ〜。」

真名「あたた、少し滲みますね。」

鈴仙「我慢してください。」

永琳「あなたも無茶するからよ。」

真名「しばらくは出かけるのをやめますかね。

  それにしてもリザレクションがあれば楽なんですが。」

永琳「鈴仙の前で言わない。」

真名「そうでしたね。」

鈴仙「何の話ですか?」

真名「たいしたことじゃありませんよ。」

鈴仙「?」

真名「この傷が治ったら家を決めないといけませんね。」

永琳「あら?紅魔館じゃないの?」

真名「紅魔館はあくまで仕事場です。」

鈴仙「永遠亭は?」

真名「ここは怪我をした人や病人のための場所ですからあまり入り浸るわけにはいきません。」

鈴仙「そんな〜。」

そこまでがっかりしなくても・・・

真名「此処にもうこないわけではないんですから。」

鈴仙「そうですね。」

永琳「人里は?」

真名「あそこにはそこまで親しい人はいませんからね。

  となると守矢神社ですか。」

永琳「守矢神社?」

真名「あそこの人に住むところに困ったら頼ってくれって言われたので。」

永琳「ならそこね。」

真名「ニ三日もすればこの傷も治るでしょう。

  かすり傷ばかりですし。

  ウィス!イェーイ!荷物を纏めておきなさい。

  リンクス!守矢神社に行って事の次第を告げてきなさい。」

リンクス[おうよ!]

イェーイ「コクン」

ウィス「キュ!」

真名「頼みましたよ。

  今度は白玉楼に報酬を取りに行かなければ。」

てゐ「それは私にやらせてくれ!」

真名「構いませんが?」

てゐ「じゃあ行ってくる!(しめしめその報酬の何割かを私の懐に・・・

真名「結構な速さで行きましたね・・・

  考えてることなんて分かりきってますが。」

永琳「分かってていかせたの?」

真名「自分と似たようなものの考えなど嫌でもわかります。」

てゐ「持ってきたよ!」

真名「ありがとうございます。

  それとてゐさん微妙に報酬取ってるでしょ?」

てゐ「な・・・何のことかな〜?(汗っ

真名「すぐに返してくれれば僕は何もしません。」

てゐ「ほ、本当?」

真名「嘘は言いません。」

てゐ「じゃあ・・・はい。」

真名「これで全額ですね。

  じゃあ後は頼みましたよ?永琳。」

てゐ「は、話が違うじゃないか!」

真名「おや?【僕は】とはいいましたが永琳とは言ってないでしょう?」

てゐ「ひ、卑怯だーーー!!」

永琳「てーゐーーー!!」

真名「これで静かになりましたね。」

鈴仙「やっぱり行くんですか?」

真名「ええ。」

鈴仙「そう・・・ですか。」

真名「またすぐに会えますよ。

  それにここを出るのはすぐじゃありません。」

鈴仙「そうですね。」

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療養終了日

真名「そろそろ行きますか。」

ウィス「キュ?」

真名「守矢神社ですよ。」

ウィス「キュ!」

真名「リンクス荷物を持ちなさい。」

リンクス[拒否権は?]

真名「ありません。」

リンクス[ですよねー。]

真名「では、鈴仙さん、永琳、てゐ、またお会いしましょう。」

永琳「ええ。依頼を出すときは守矢宛でいいのね?」

真名「はい。」

てゐ「真名また来いよ!」

真名「今度は自分の罠にかからないで下さいね?」

鈴仙「じゃあ・・・また今度会いに来てくださいね?」

真名「わかってますよ。

  じゃあ皆達者で。」

 

少年移動中

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守矢神社

真名「普通に此処まで来ると時間がかかりますね。

  解析・・・座標特定・・・転移陣設置完了・・・

  これで今度から苦労する必要はありませんね。」

早苗「真名さ〜ん!」

真名「早苗さん、ここですよ。」

神奈子「おやおや早苗だけかい?」

真名「そんなはずないでしょう。

  おはようございます。

  神奈子さん、諏訪子さん。」

諏訪子「あれ?気付いてたの?」

真名「当たり前です。」

諏訪子「今度こそと思ったんだけどな〜。」

神奈子「それはまた今度だね。

  で、手紙通りここに住むんだね?」

真名「じゃなければここに来ませんよ。」

神奈子「じゃあしばらくは早苗の手伝いをしてやってくれ。」

真名「わかりました。

  僕は依頼がない限り紅魔館ぐらいしか行くところはありませんから。」

神奈子「依頼?」

真名「言ってませんでしたか?

  僕はこっちのお金を持ってないので依頼を受けてそれをこなし報酬を受け取っているんですよ。」

神奈子「なるほどねぇ。」

諏訪子「最近だと白玉楼で仕事したんでしょ?」

真名「よく知ってますね。」

諏訪子「文屋が言ってた。」

真名「ああ鴉天狗ですか・・・

  そういえば彼女からの報酬がまだでしたね。」

早苗「文さんからのですか?」

真名「取材を受けたから報酬十万を請求したんですがまだ貰ってないんですよ。」

神奈子「じゃあその袋に入ってるのは?」

真名「白玉楼防衛のときの報酬三十万です。」

諏訪子「随分貰ったね?」

真名「向こうがこの額で依頼してきましたから。」

神奈子「ならいいか。」

早苗「三十万ってすごい額じゃあ・・・」

真名「そうですか?」

神奈子「私の信仰が凄かったときはそんなもんだったけどねぇ〜。」

真名「こっちで使えるかわかりませんが僕の預金は二千万ぐらいでしたね。」

早苗「に、二千万ですか!?」

真名「親が残した財産が五百万ぐらいで、バイトや部活の手伝いとかで荒稼ぎしてましたからね。」

早苗「すごいですね・・・」

真名「向こうのお金が使えるならいいんですけど。」

神奈子「価値は下がるけど使えると思うよ。」

真名「わかるんですか?」

諏訪子「多分使えるでしょ。

  私たちの持ってたやつも使えたし。」

真名「そうですか、なら・・・はい。」

僕は能力を使って向こうにある僕のお金をジェラルミンケースに入って目の前にあるという幻想を現実に変えた。

今回の代償は向こうにいる人との絆を代償にした。

どうせ向こうに戻ることはないからだ。

早苗「!何でジェラルミンケースがここに!?」

真名「僕のですからね。」

神奈子「それがあんたの能力かい?」

真名「ええ、一応。」

諏訪子「人には過ぎた能力だね。」

真名「やはりですか。」

早苗「どうしたんですか?」

真名「いえいえ、たいしたことじゃありませんよ。

  それより僕の部屋はどこですか?」

早苗「あっ!そうでしたね。

  こちらです。」

僕は早苗さんに案内されこれから自室になる場所に行った。

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諏訪子「神奈子・・・あの力は・・・」

神奈子「わかってる・・・あいつの力はいつか自身を滅ぼす力だ・・・

  それまでに抑止力になる奴がいればそれは避けれる。」

諏訪子「それに気付いてるんだろうね・・・真名は。」

神奈子「早苗ならどうにかなるだろう。」

諏訪子「後継者の問題も解決だね。

  問題は早苗がどう思ってるかだけど・・・」

神奈子「それは問題ない。

  早苗はむしろ真名に好意を抱いてるだろうからね。」

諏訪子「なら問題ないね。」

神奈子「さて、どうやってあの二人をくっつけよう?」

諏訪子「こんなところに結婚届が・・・」

神奈子「紫に渡せば真名が奪うこともできないからね。(にやり

諏訪子「文屋が言うには朝に弱いらしいよ。」

神奈子「じゃあ狙い目は朝だね。」

諏訪子「早苗には私から言っておくよ。」

神奈子「じゃあ今日中に書かしておいてくれよ。

  明日の朝に真名に書かせる。」

諏訪子「わかった。」

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早苗「こちらが今度から真名さんの部屋になります。」

真名「ここですか。

  結構広いですね。」

早苗「居間の方はここから少し先に行ったところです。」

真名「離れも結構広いんですね。」

早苗「そんなことないですよ。

  お風呂はこっちにありますから。」

真名「時間もお昼ですから昼食にしましょう。」

早苗「そうですね。

  準備するので待っててください。」

真名「昼食は僕がやりますよ。

  居候の身ですし。」

早苗「そんなこと気にしなくていいですよ。」

真名「そういうわけには・・・」

早苗「じゃあ二人でやりましょう。」

真名「そうですね。」

 

少年少女料理中・・・

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真名「諏訪子さん、神奈子さん昼食ですよ。」

神奈子「おや?もうそんな時間かい?」

真名「なにに夢中だったか知りませんがお昼ですよ。」

神奈子「わかった。すぐに行くよ。」

真名「冷めないうちにきてくださいね。」

神奈子「わかってるよ。」

諏訪子「いい匂いだね。」

早苗「真名さんが手伝ってくれたからいつもより早くできました。」

神奈子「料理もできるのかい。」

真名「でなければ一人暮らしなんてできませんよ。」

諏訪子「おいしいね。」

早苗「諏訪子様!?勝手に食べないで下さい!」

諏訪子「いいじゃん、冷めるとおいしくなくなるし。」

真名「そうですね。

  効率面で見ても温かいほうがおいしいですし。」

早苗「皆で食べたほうがおいしいじゃないですか。」

真名「今までほとんど一人で食べてましたからわからないんですよ。」

早苗「そのうちわかりますよ。」

神奈子「早苗後で諏訪子が話したいことがあるからそこにいといてくれ。

  洗い物は私がやっとくから。」

早苗「?わかりました。」

真名「僕は境内の掃除でもしますか。」

諏訪子「真名は行ったね・・・

  早苗、率直に聞くけど真名のことは好き?」

早苗「なっ!?///何言ってるんですか!?///」

諏訪子「嫌いなの?」

早苗「それは嫌いではないですよ///

  どっちかというと好きですけど///」

諏訪子「はっきりしなよ。

  あいつが来てからそわそわしたり、それに真名がいないと少し寂しそうだよ?」

早苗「うぅ〜///

  わかりました。///私は真名さんのことが好きです///」

諏訪子「なら問題ないね。

  これを明日の朝までに書いといて。」

早苗「なんですかこれ?

  これって・・・えぇ〜〜〜!?///」

諏訪子「じゃあね〜。」

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境内

真名「ウィス、イェーイ、掃除手伝ってください。」

ウィス「キュ!」

イェーイ「コクン。」

イェーイは頷くか首を横に振るかでわかりにくいですね。

人里の方に行って自分の仕事を宣伝しなければなりませんね。

ウィス「キュ!」

真名「おや?もう終わりましたか?」

イェーイ「コクン。」

真名「なら縁側でお茶でもしますか。

  リンクス!人里に行って宣伝してきなさい。」

リンクス[そんな仕事イェーイにやらせろよ。]

真名「晩御飯が減ってもいいと?(にっこり

リンクス[全力で宣伝してきます!]

真名「ウィスとイェーイはここに居て下さい。

  すぐに持ってきますから。」

ウィス「キュ。」

この後は一人と二匹でお茶をのんびり飲んでいた。

リンクスが帰ってきたのは晩御飯前だった。

 

リンクス[つ・・・疲れた・・・]

真名「看板だす余裕があるなら大丈夫です。」

リンクス[この鬼畜ご主人め・・・]

真名「なにか言いましたか(ギロッ

リンクス[いえいえなにも(汗

早苗「それなんですか?真名さん。」

真名「紹介してませんでしたか?

  僕の使い魔です。

  ウィスとイェーイもそうです。」

リンクス[よろしくな!]

諏訪子「もふもふしてる・・・」

神奈子「どれどれ・・・ほんとだ。

  もふもふしてる。」

リンクス「もふーーー!?」

真名「女性に対する免疫がないと。」

諏訪子「真名お風呂沸いてるから入ってきなよ。」

真名「皆はもう入ったんですか?」

神奈子「まだだよ?」

真名「それなのに一番風呂をもらうのは・・・」

諏訪子「気にしなくていいよ。」

真名「じゃあ先に入らしてもらいます。」

 

少年入浴中・・・

-18ページ-

真名「ふぅ、さっぱりしました。」

諏訪子「おっ?早かったね。」

真名「そうですか?

  それにしてもやはり和服の方が動きやすいですね。」

諏訪子「こうしてみると本当に男か怪しいね。」

真名「失礼ですね。」

神奈子「そう見えるほど綺麗ってこった。」

真名「男が綺麗でなにがいいんでしょう?」

早苗「それにしても綺麗ですね。」

神奈子「これで女ですって言われたら、はい。っていいそうになるよ。」

真名「まぁ、慣れてますけど。

  じゃあ僕は先に寝さしてもらいますね。」

諏訪子「お休み〜。」

神奈子「お休み。」

早苗「お休みなさい。」

 

少年熟睡中・・・

 

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