特訓
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授業中、携帯が振動したので開いてみる。メールが届

いたようだ。

内容は『昼休み、裏庭で T』というものだった。

 

昼休みになり、裏庭に来た。

がばっ!! いきなり後ろから羽交い絞めにされた。

僕は驚き、腕を振り回しながら、「僕なんて食べても

おいしくなんかないぞっ!!」という意味不明な言葉を

叫んでいた。

ぷっと吹いた後、あははという笑い声が後ろから聞こ

えてきた。

正体は沙耶さんだったようだ。びっくりして心拍数の

上がった心臓を沈めるために僕は深呼吸した。冷静に

なって沙耶さんの方を向くと、まだ笑っていた。

僕がむすっとしていると、沙耶さんがごめんといいな

がら、「あまりにも理樹くんが油断してるからからか

ってみたくなったのよ」と言われた。

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「それで、用件は?」と僕が聞くと「今後のために銃の練習をしようと思うの」と彼女は

答えた。

ついてきてと言われたので、僕はおとなしくついていくことにした。

 

着いた先は裏山の中の開けた場所だった。

「ここなら人も来ないし、銃を撃っても大丈夫よ」

早速彼女は銃を僕に渡してきた。

「早速はじめましょうか」

僕は緊張しつつ銃を構えた。

「理樹くんは私の指示する場所に向かって撃てばいいわ。」

暗闇の中での戦闘になるため僕には闇の執行部を捉えることはできない。

だから暗闇の中でも、闇の執行部のことがわかる彼女に指示をしてもらうしかないのであ

る。

何回か繰り返した後、僕は深く息をついた。

「慣れないことをするのは疲れるわ。休憩にしましょ」

僕たちは、地面に腰を下ろした。すぐにあくびが出てしまった。

「眠いなら少し眠るといいわ。ちゃんと起こしてあげるから心配しないで」

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銃を使った緊張と、連日の迷宮探索のこともあり、僕はお言葉に甘えることにした。

眠りにつく前に「おやすみ、理樹くん」という声が聞こえたような気がした。

 

まぶしさに目を覚ますと、夕日がでていてとてもきれいだった。

肩に違和感を感じて見てみると、沙耶さんが僕の肩に頭を乗せて寝ていた。

「理樹くん?」身じろぎに反応して沙耶さんが目を覚ましたようだ。だが、まだしっかり

とは目覚めていないらしく目が虚ろだ。

しかし周囲の変化に気づき、がばっと立ち上がった。

「夕方……」

「寝ちゃったみたいだね」

「はは……滑稽でしょ、素人と一緒に寝ちゃうってどんなスパイよ、何されても文句言え

ないわよ、馬鹿丸出しね、笑うがいいわ、ほら、笑いなさいよ、あーーーっはっはっは!

って」

「あーーーっはっはっは!」

彼女の自虐が裏山にこだました。

説明
沙耶で書いてみました。
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ct017ngm リトルバスターズ! 朱鷺戸沙耶 直枝理樹 

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