メランコリー・コンプレックス
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パパがまたしゅっちょうにいってしまいました

パパはママといっしょのじむしょでおしごとをしているのに、キーやんおじさんとサッちゃおじさんのおねがいでよく「しゅっちょう」をします。

しゅっちょうをすると、2かげつとか、ママがいうには1ねんとかいないこともおおいんだそうです。

ママはいつもおこったかおで、それでも「いってらっしゃい」といいます。

でもパパがいなくなるとさみしそうです。

パパもすごくいやそうに「いってきます」をいいます。

かぞくをばらばらにしちゃうキーやんおじさんもサッちゃんおじさんもきらいです。

パパがおしごとをさくっとおわらせて、はやくかってくればいいなとおもいます。

 

                よこしま ほたる

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 OP

 

 

 

 

「ただの人間に興味はありません。

この中で宇宙人、未来人、超能力者、異世界人がいたら今すぐ私のところに来なさい!」

 

教室内の空気が固まった。

まぁ無理も無い。

言いたいことは言い終えたらしい。彼女はさっさと席につく。

周囲の様子などまるでおかまいなしだ。

その辺、嫁さんに比類できるマイペースぷりだといっていいだろう。

なんとなく自分が「まわされた」理由を察した気がして、短く息を吐く。

神様かゆーれいかようかい系なら紹介できたんだが、残念なことだ。

そういえば義妹は一応超能力者の部類か。

・・・・・・・・・・反り合わなさそうだな。やめとこ。

 

「普通のありがたさを知るのが早ければ言いな、涼宮。はいつぎー」

 

実感をこめていったつもりのフォローだったが、ギッ、と彼女に睨まれた。

馬鹿、体験談だぞ?と思い返している中、最後まで自己紹介は終った。

連絡事項を並べて、用意されたプリントを配って、今日のトコはなにをするでもない。

 

「因みにオレは高校時代に人生のターニングポイントを迎えた。

その中で実感したのは、やろうがやるまいが後悔はするってことだ。

それでもマシだと思うのはそれを自分が決めるかどうか・・・ってことだな。ま、つまり、だ」

 

面倒ごとは勘弁だ。

本音を言ったら、ウケた。

約一名。

件の自覚無き「めんどうごと」サマそのもの以外には。

 

 

 

 

さて。

横島忠夫。オレの本業はGSだ。

幽霊や妖、時には神魔とだって戦うのが仕事。

こんな高校・・・それも"異世界"の・・・で教鞭を振るうのは専門外。

一応教職の免許持ってるけどな?

理由?

・・・・・・・・おかん・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・それ以上聞くな。

 

(いや、確かにぴっちぴちの女子高生は目の保養なんだが)

(っつーか文珠、今なら3.4個一気に作れるんじゃ・・・

"自制"を効かせていてもコレだもんなー

まぁストックはあった方がいいだろうし)

 

元仁は自分の「立場」と割り振られた「役目」にある。

本来の世界ではカミさんと除霊事務所を共同経営しているのだが、同時にオレという人間は神魔最高指導者連中の直属という扱いになっている。

不本意ながら、オレという存在と、家族を護るために。

何が不本意ってめっちゃぺかぺかひかってる連中と「ゴルフするから来い」だのちょっとアレだから「その世界の"英雄候補"を手伝って来い」とか規模の大小関わらずパシらされているわけですよ?

彼女相手ならばパシらされてもいいんだよ、なんつーかもう自分の中で日常だし。

けどしょっせんおっさん(つーかじーさん?)どもやしのー

 

・・・・・まぁやらなあかんのやったら腹括れるくらいには、成長しているといいたいところで。

 

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VSあちゃくらさん編

 

「結界?ってよりこりゃ"異界"か。上手くいきゃぁラッキーだな」

 

<進><入>

 

「うぉっ?!ヤッバいとこに来たっぽいな、こりゃ」

「先生?!」

「なッ・・・、どうやって?!」

「せんせーさみしいぞぉ、朝倉ぁ。

クラスの優等生がまさかヤンデレとかはなー・・・

しかもキョン相手に。キョン相手に!」

「ごるぁ横セン。まるで大事なことのように二回言ったな?!」

「大事なことだろうが。っかしお前も妙なのに好かれるなー」

 

人のコト言えんけど。

 

「そっからはなれろよ?!モテるのはハルヒでおれじゃねぇし、この場合っ」

「よくわからんのー。

ま、どの道オレのクラスで傷刃沙汰は勘弁だ」

「そうはいかない。キョンくんを殺さなきゃ、涼宮ハルヒの動きが観測できないもの」

 

彼女の手元でソレが光る。

ナイフと判断するのと行動と、どちらが早かったか。

気がつけばソーサーを展開したその手でその軌道を塞ぐ。

高い音。

 

「なっ、何をっ」

「オンナノコが返り血浴びるのってみたかねーからなぁ」

 

ソーサーから栄光の手へ。

意志を持って変形させ、一旦退こうとする刃を絡めとる。

 

「そん・・・なっ」

「っつーかあんたもどっかの所属か?横セン。

厄介ごとはノーサンキューとか言ってた気がするんだが」

「"お姫様"の言うところの異世界人てならそうだろうな。

もっとも、オレは向こうでもちょい特殊なんだろーが・・・・・・

まぁいい。今は関係ないしな」

「・・・・・・・・・っ、それなら!」

「さて。この場合、都合がいいのはどんなキセキだとおもう?キョン」

「は?」

「センセーとしちゃぁ、ハッピーエンドがいいんだけどな」

「宇宙人製殺人ロボットがらみでハッピーエンドって」

「わりぃな。なんだかんだで預かった生徒たちだ。

ちゃんと面倒みてやりてぇじゃねぇか」

 

 

説明
ハルヒ×GSの横ッちクロスオーバー
前に書いたcosmoprocessor≒she?の別バージョン
色々考えていたらしい(過去話
どっちかってーと「GS寄り」話テイストバージョン
既婚色が濃いです。濃いって。
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タグ
ハルヒ GS クロスオーバー ネタのみ 横島既婚設定注 相変わらず朝倉→ヤンデレ認定 

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