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地球連邦政府がαナンバーズの主力と地球連邦政府の軍隊の主力が宇宙怪獣の巣を叩きに行っているが、残りの予備部隊並びに地球防衛組みとして残されたαナンバーズ第二艦隊の司令に就任している元エゥーゴの艦長で有ったヘッケン艦長は元々はαナンバーズの元になった主力部隊のロンド・ベルト隊に補給物資などまた第二分隊として功績を認められて司令に就任したが。
実際にていのよい厄介払いにほかならいその為にエゥーゴと同じくして反連邦組織であったリガミリィティアの人材が多くこの部隊には採用されていた。
特に強力なＭＳであるＶ２ガンダムやＶガンダム並びにその量産型のガン・イージ・ブラスター
の小型のＭＳであり連邦政府が採用しているジェガンより強力で有るのにも関わらずそれが採用されていないのが何よりの証拠であったが。
現在の地球連邦政府の持つ連邦軍はブルーコスモスの思想を持つ多くの人材と機材・ＭＳ・艦隊が
コーディネイターとの戦いによってその戦力は大きく消耗していたのだ、それゆえに今までリガミリティアやエゥーゴに属していた者達や支援していた企業が採用していた小型ＭＳがようやくジェガンの代わりとして今地球連邦政府が認めてＭＳの主力として採用したまではよかったが･･･
問題が発生したのだ、ただでさえブルーコスモスの思想を持つ軍人や軍属が一時期連邦政府と連邦軍を掌握していた事で自分達が独自に作ったＭＳストライク・ダガーの生産と配備を急いだ事もあり、反対派閥のＭＳや戦闘記録のデータを消去していたのだ。
その中には今回採用されたＭＳの一つ【ガン・イージ】と【ガン・ブラスター】のデータが入っており、そのデータ収集用として前大戦中に創られたガン・イージやガン・ブラスターの中に保存されているだけの戦闘データしかなく、その結果･･･
【戦闘データや実線データが少なければ、あのαナンバーズ第二艦隊に問題のＭＳを回してそこで戦闘データと実線データを取らせればよい】
と多くの軍高官と連邦政府のお偉方も了承した事で、ようやくナンバーズに配備されるだけのＭＳが生産ラインに乗り生産されて届けられたばかりである。
そんな中、αナンバースの第二艦隊も色々な役目を持っているのだ、特に現在地球の戦力の大半は宇宙怪獣の巣へと戦いに行っている、こんな時こそ今まで連邦政府の圧力に屈していたゲリラや小規模な勢力が唯一地球連邦軍に勝てると思い込む好機の一つである。
その為に第二艦隊は地球圏のパトロールと反連邦組織の壊滅も役目としてある。
そしてこれが最も重要な問題で【地球側のクロスゲートの監視】である。
ただでさえ地球側が宇宙怪獣の巣へと戦いに行くときに多くの宇宙怪獣の侵入とバックフラン軍を
ゲートを使われて地球圏に入るのを許したのだ、その為に地球に残っている多くの政府高官達は
クロスゲートの監視に重要性を認めている、そうでなければ封印戦争で戦ったクスハ・ミズハとブルックリン・ラックフィールドの監視を解き連邦軍がマオ社の協力と共に作り上げたコスト度外視部隊実験小隊通称【ＡＴＸチーム】に所属させてわざわざ第二艦隊へ送りだすなんて手間を掛けさせない。
そしてようやくαナンバーズ第二艦隊に属する艦艇の一つであるリインフォースJfがその重要監視物体のクロスゲートの宙域に到着したその瞬間に･･･
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「ゴメス艦長･･･クロスゲートが･･･光って･･･中から大型熱源感知･･･これは戦艦クラスそれも２隻分あります」
オペレータからその報告を受けたゴメス艦長は直ぐに艦全体に警戒の為の指示を飛ばした。
これは一時期ときいえナンバースと共に戦ってこれた者だからこそ出来る業の一つである。
普通の艦長クラスでは直ぐに指示は出さない、そこまでの戦いを経験してないからこそ頭がパニックになりやすい、だが実線豊富なゴメス艦長はそんなパニックは起さない上に次のなる指示もだす名艦長の一人である。
「ＭＳ隊とＡＴＸチームにも出撃準備をさせておけ･･･相手の出かたしだいでは艦隊戦も行うことにもなりえる･･･ヘッケン司令やシナプス艦長にも現状報告だけは入れておけ･･･増援の必要もありと伝聞に加えてな」
「了解です」
オペレータも直ぐに艦長の言葉に対応して、現在αナンバーズ第二艦隊の本拠地があるコロニー・【ロンデニオン】即座に遠距離通信を入れるあたり熟練した者の一人であると誰の目にも明らかでは有ったが、このオペーレータもまた元々はブルーコスモスの思想を拒否した為に元いた艦・部隊から外された経歴を持つ人物の一人であった。
そしてその通信が発進された直後にクロスゲートからカラーリングは黄で大型のモビルアーマーのような戦艦モドキと一方は白を基準とした魚の形をしたヘンテコな戦艦がゲート内から現われた直後ゲートは再びなにもなかったように静寂を取り戻していた。
「へんな戦艦と戦艦モドキの２隻か･･･オペレータあの二隻に通信を入れられるか?」
ゴメス艦長としてもマクロス７船団の連邦政府に上げた報告書には目を通している、バックフランのように最初のコンタクトの時に交渉が失敗する例もあるがそれは仕方がないことだ、後で直接マックス艦長から報告書にも書かれていた。
それゆえに直ぐに敵と思しき艦や部隊を発見しても攻撃するわけではなく、もし交渉がうまく行けばあらそう必要はなく、話し合いだけで解決できるとゴメス艦長は思っていると同時に最悪の時にはＭＳ隊の中にＶ２ガンダムに乗るウッソとその仲間達がいる上にこの艦には特機のグルンガスト一式と二式の２機がある為に下手な戦力はかえって返り打ちにあうだけの戦力が充実していたが･･･
リインフォースからオールバンドで通信を入れて１０分が過ぎていたが一向にクロスゲートから現われた艦と思しき２隻からの返事がない為に･･･
ゴメス艦長はその艦への偵察隊としてＡＴＸチームをリインファースから出撃させた。
「アルトアイゼン、キョウスケ・ナンブでる」
赤いゲッシュペンストMk-Ⅱの改造機であり接近戦と格闘能力に特化したゲッシュペンストMk-Ⅲ【アルトアイゼン】がカタパルト発進していく。
「ヴァイスリッター・エクセレン・ブローニングでるわよ」
白いゲッシュペンストMk-Ⅱの改造機であり高速機動と射撃能力に特化した機体【ヴァイスリッター】がアルトとは別のカタパルトで発進していく。
この２機は主力であるαナンバーズに配備されている機体「ビルトビルガー」「ビルトファルケン」の開発機体のベースになった機体であり、開発の順番で言えばアルトとヴァイスの方が「ビルトビルガー」「ビルトファルケン」より古い機体でありながら、【ＭＳジェガン】【ゲッシュペンスト】の機体との性能面では上ではあったがこの２機の機体は使い手を選ぶ機体特性となった為に
殆どのパイロットが扱い切れない困った機体へとなっていた所をキョウスケとエクセレンの２人が適応ありと結果に出てしまったゆえにこの機体を受理して今まで扱ってきた上にそのデータが元に
「ビルトビルガー」「ビルトファルケン」が創られたおかしな経緯がある機体である。
そして次に封印戦争の立役者の人でありクスハ・ミズハとブルックリン・ラックフィールドの乗る
特機グルンガストの２機がリインフォースJfのカタパルトを使い広大な宇宙へと出撃していく。
こうして本来出会う事がない人物達が何かの運命に導かれるように出会いの機会が訪れる
それは不運かはたまた幸運なのかはその運命という箱をあけないことには誰にもその中身は分からないが、ただ一つ今いえることはキエフ号とジェイナス号がリインフォースJfの部隊と接触をしたという揺るがない一つの真実がこの宇宙には存在しているということだけである。
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