恋姫†無双〜影無双〜14章
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                        14章

 

   北影流の修行に入ってあれから半年が過ぎた頃花霞は無事に修行を(まだ甘いが)終えた・・

 

    定軍山に来てから色々合ったが当初の目的であった武を磨く事も武器を作る事もできた

 

                それに加えて頼もしい臣下(弟子)?もできた

 

 そろそろ動く頃合だな・・・今183年5月といった所か・・・黄巾の乱まで1年切ったか・・・

 

         俺の知識だと黄巾の乱は(光和7年)184年4月頃だったと記憶している

 

       見ておきたい英雄もいることだし下見がてら情勢を見るのに良いだろう・・・・・

 

一刀「花霞、そろそろ下山して色々見ておこうと思う、気になる人物を挙げてみてくれないか?」

 

 この世界は俺の知る歴史と微妙に異なる事から花霞の知る人物で抜きん出た人物を挙げてもらい

 

              情報と知識を照らし合わせる事にしたのだ・・・・・・・

 

花霞「一刀様参考にされるのは宜しいのですが私が商人の護衛でこの山に入る前の情報ですので

   少し情報的に古いかも知れません、ご了承ください・・・・・・・」

 

              そう言うと花霞は俺の顔を見て話し始めてた

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花霞「そうですね、大将軍何進・陳留の曹操・涼州の馬騰・韓遂・天水の董卓・

   江東の虎といわれる孫堅・并州の丁原・名門袁家の袁紹・袁術・・・・・

   この二人は名家なので財力、兵力はありますが当人達はその・・色々と残念な方々らしいです

   あとは兄の張魯・劉表・劉璋・陶謙・と言う所でしょうか?」

 

     ふむ・・・劉備はまだ旅に出るか出ないか当りで名は売れてないと言ったところか?

 

    あれ?誰か忘れていないか?優明華さん達の村の太守・・・・え〜と?・・・・・公・・

 

    ん〜白馬義従の人・・・幽州牧の〜・・・普通の人!!じゃあなくて・・?なんだっけ?

 

どうしても思い出せないのはなぜだろうか?う〜ん不思議だ・・・まぁいいか花霞も挙げてないし・・

 

一刀「そうか・・・大体の予想と合致するな・・・・花霞が見てもっとも危険なのは?」

 

            そう言うと花霞は少し考えてから口を開いた・・・・

 

花霞「私が気になって前に調べさせた報告からの感想を言わせて頂きますと今は洛陽から

   遠ざけられていますが洛陽北部尉、頓丘県令、議郎を歴任した曹操ですね・・・

   その手腕から北部尉の時は鬼と恐れられたと聞いていますし、あと色々な噂もありますので」

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一刀「・・・・・曹操ね・・・ん?・・・董卓!?」

 

        董卓ってあの董仲穎か?たしか暴虐の限りを尽くしたといわれるあれか?

 

花霞「?一刀様、月さ・・いえ董卓様をご存知なのですか?」

 

一刀「ん?いや直接は知らない、未来の知識だと思ってくれれば良いよ

   それでその董卓さんなんだけどどんな人物?合った事あるのかい?」

 

花霞「え?董卓様ですか?兄の使いで一度だけ合った事ありますが虫も殺さないような

   可愛らしい方でとても優しく暖かい心を持ったすばらしい方ですよ」

 

   ふむ・・・この世界の董卓は俺の知る董卓とは別人のようだな・・・合ってみるのも良いか

 

一刀「花霞、その董卓さんには会えるかな?」

 

花霞「はい、恐らくは会えると思いますが・・・まさか!?董卓様に仕官されるのですか?」

 

俺が董卓に会いたいと言うと何か焦りと怒りが入り混じったような風雑な表情でように聞いてきた

 

一刀「いや?ちょっと気になったので話をして置きたいっと思っただけだが?」

 

        その言葉を聴くと胸をホゥと撫で下ろす様にしていた、?なんなんだ?

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花霞「一刀様、少しお伺いしても宜しいでしょうか?」真剣な面持ちで聞いてきた

 

一刀「うん?いいけどどうかしたのか?」急にどうしたんだ?

 

花霞「はい、一刀様はどこかの傘下に入るおつもりですか?」

 

一刀「まだ決めてはいないが、どうしてだ?」

 

花霞「たしかに董卓様は善政をしき民にも慕われた素晴らしい方です・・・・・・・ですが!!

   私は一刀様なら誰かの下ではなく英雄として・・・天の御使いとして世に羽ばたく事が

   出来ると思っております・・・・なのにどうして誰かの傘下入る様な事を仰るのですか?」

 

    そうか・・・そういう事か、たしか花霞は俺に英雄の器があると言っていたな・・・

 

       俺が誰かの傘下に下るのは納得できないという事か・・・・う〜ん・・・・

 

一刀「花霞、董卓を見たいのは俺の知る歴史との食い違いを確認したいという事と

   今の情勢を知るのに知り合いなら色々聞けて丁度良いと思ったからだよ?

   臣下になりにいくわけじゃないんだ、分かってくれるな?」

 

           花霞は俺の言いたい事を理解したらしく、慌てて謝りだした

 

花霞「も・申し訳ございません、一刀様のお考えも分からず出すぎた事を申しました」

 

        頭を下げて謝っている、止めないと土下座でもしそうな勢いだな・・・・・

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一刀「良いんだ、俺の事を思って言ってくれたのだろう?俺の言い方も悪かったしお互い様で良いかな?」

 

           己を責めている花霞を優しく抱きしめて・・・髪を撫でた・・・

 

花霞「ふぁぁ/////か・一刀様〜分かりましたぁ〜」花霞は真っ赤になり抱かれていた

 

一刀「良し、理解してくれた所で董卓さんに会いに行こうか?」にっこり微笑み花霞を離した

 

       その後、花霞と俺は出発の準備を整えて俺達はこの修行場を後にした・・・

 

     定軍山からならそう遠くはない距離だ鬼鹿毛なら二人乗りでも2日と言う所だろう

 

   こうして俺達は天水に向かう事にした・・・・下山して思ったが賊が増えているような・・・

 

定軍山をでて益州の国境近くの村で買出しを済ませて食事を取っていたら賊が村を襲ってきたのだ

 

 近くの益州官軍はなぜか村に兵を出さない?なぜだ?関所にはそれなりに部隊がいるだろうに

 

  劉璋は自分の領地の民を見捨てるのか?それほど腐っているのか?この国は!!!

 

    元々官軍など当てにはしていないが酷いものだな賊が好き勝手しているなど・・・・

 

  まるで兵が村を守らない事を知っているかのような動きだな、賊と内通しているのか?・・

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         ・・下種が・・・どこまでふざけているんだ・・・ならば・・俺が・・

 

       いや俺達が片付けるまでだ・・・クスッ下種ども覚悟しろ・・・・・・・・

 

       兵を取り込んで民を苦しめているようだが下種に落ちた獣は刈り取るだけだ・・・

 

  40人ほどいた様だが俺たち二人の相手になるような者が居るはずも無く全滅させてやった・・

 

         そういえば久々に血の大華を大地に描いたな少しやりすぎたか?

 

       俺の闘う様子やその光景を見た村の人たちが怖がっていたのは無理も無いが・・・・ん?

 

村人達「「「お・おい、もしかしてあの方はあの噂の?」」」ザワザワ

 

村人達「「「「あああ、間違いないんじゃないか?あの姿に大地に描く血の大華、噂通りだぞ!!

       じゃあ、あの噂は本当だったんだぁぁ」」」」

 

 恐怖で静まり返っていたいた村人達がざわめき始め、なんか俺の事を見てなにか言っているようだが?

 

村人達「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ」」」」」高らかに手を振り上げてる人たち?

 

村人達「「「「「わぁあぁぁぁあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」こちらは抱き合い喜んでいる?

 

          な!?なんだ?急に凄い歓声が?一体何が起こったんだ????

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一刀「なんなんだ?」訳が分からず呆然としていると村人達が俺達を囲んで話しかけてきた

 

村人達「「「あ・貴方様はもしや呂玲綺様ではありませんか?」」」

 

   妙に鼻息荒く聞いてくるが・・?なんで俺の名を知っているんだ?定軍山に篭っていたから

 

                この辺りではなにもしていないぞ?・・・・

 

一刀「え?、ああ呂玲綺は俺だけど??なぜ俺の名を知っているんだ??」

 

村人達「「「お・おい聞いたか?やはりこの方が噂に聞こえた、漆黒の死神姫らしいぞ」」」

 

村人達「「「やはり!そうだったかぁぁ、噂に名高い天下無双 漆黒の死姫様とは〜〜〜〜」」」

 

         ハ?今なんと?イイマシタカ?テンカムソウ?ナンデスカソレハ?

 

 凄い、凄いです一刀様名声は無いなどと仰っておられましたけど少し前に幽州で広まっていたと

 

 いうあの噂に聞こえた人物その人だったなんて、たった一人で賊どもを全滅させ賊達の血で

 

 大地に大華を彩る美しき漆黒の死姫と言われた方だったなんて〜きゃぁぁぁぁかずとさまぁ////

 

   うふふふふふふふ♪もう一刀様ったらすでに有名じゃありませんかぁ〜///////・・・ハァ〜

 

     天下無双と言うだけじゃなく噂に聞いていた民を守る漆黒の死神姫でもあったなんて

 

       改めて惚れ直してしまいますよぉ〜〜〜ふぁぁぁぁ素敵すぎますぅぅぅぅ・・・・

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花霞「さすがです、呂玲綺様!!」嬉しそうに大声で言う花霞・・・

 

一刀「ちょっと待てなんで呼び方変えるんだ?」突然呼び方を変えたので驚いて聞いて見たら

 

花霞「ボソボソ名声は必要です、なので二人きりか一刀様が領地を持つまでは公には

   呂玲綺様とお呼びします、少しでも風評をあげましょう」とにこやかに言う・・・

 

         なんかまた妙な噂がさらに広まりそうな・・・嫌な予感がしてきた・・・・・

 

          ・・・漆黒の死姫 呂玲綺ねぇ・・・・・・元々幽州の村々で

 

 噂になっていたらしいのだが恋と・・・天下の飛将軍呂奉先と引き分けた事で一気に広まったらしい

 

誰が言い触らしたのか心当たりが一人だけ予想はつくが・・・これは・・・なぁ・・・どうなんだ?霞・・

 

  なんとなくお前な気がするんだが?・・・もしかして手合わせ出来ていない事の腹いせじゃとかで

 

  流してないよな?霞・・・まさかなぁねねもいるしそんな事は・・・ない・・・と思いたいが

 

           なんか面白そうに広めてる姿が目に浮かぶんだが・・・・・・・・

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俺が頭を抱えていると村の長老らしき人物が進み出てきた、なんだ?なにかようなのかな?

 

長老「この度は村を救っていただき、誠に有難うございます」深々と頭を下げてきた

 

一刀「いや、気にする事はない丁度立ち寄った時に賊が出たのだ、当たり前の事をしただけだ」

 

長老「当たり前の事・・・ですか・・弱き者が虐げられる状況でそのような事が仰られるとは・・・・

   噂に違わぬ立派な御仁なのですなぁ、ただ・・・・」急に表情が曇る・・・・・

 

長老「我が村は見ての通り、余り豊かではなく・・・お礼が・・・」申し訳なさそうに言っている

 

一刀「気にしなくていいとさっき言ったはずだ、礼など不要!!」

 

そう伝えると俺は鬼鹿毛に跨り花霞を乗せて村を出た・・・これ以上あれこれ聞かれるのは御免だ・・・

 

  そういえば村を出る時村人達は笑顔で手を振っていたなぁ結局官軍は来なかったが・・・・

 

     まぁ賊は殲滅したから暫くは大丈夫だろうが・・・・劉璋・・・・無能なのか?

 

一刀「買い物は出来たから良いが、妙な噂があったんだなぁ」俺はしみじみ呟いた・・・・ハァ

 

花霞「なにを仰っておられるのですか!!これから名声を得ようという方にとって

   民達の噂や風評は何にも変えがたく必要な物ですよ

   民の支持なくして大義はあり得ませんから!!!」

 

うわぁぁなんか凄く興奮してる?まいったな・・・なんか噂広めたの霞だけじゃない気がしてきた

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幽州の時にって絶対優明華さん・・だよな・定軍山に行く前に手紙だしたの・・・失敗だったか?

 

  ・・・・あの人ならあり得る、だけど死神姫って姫ってぇぇぇ・・・うう・・恨みますよ?

 

一刀「ハァ やれやれ、まぁ良いかプラスになるのなら有効に活用させてもらうだけだ」

 

           ちょっとションボリ顔で言うと花霞が俺に抱きついてきて

 

花霞「うふふふふふふ、私の主様はどこまで素敵な方なのでしょう//////」

 

  ぎゅっと抱きついてきてる・・・花霞さん胸が胸が当っています/////そんなに押し付けないで・・

 

一刀「ふぉ・花霞、手綱が握りにくいよ」 そう言っても中々離れてくれなかったのだった・・・

 

 こうして俺と花霞の旅は始まったのだが・・・正直不安になってきた・・俺男なのに・・・姫って・・

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                     あとがき

 

鎖のたぬさん「じゃらパチじゃらパチ、出発おめでとう〜」

 

一刀「・・・たぬさん・・・・姫ってなに?」ず〜んと沈んでいる一刀君

 

花霞「良いじゃありませんかぁ〜一刀様お綺麗ですしウフフフフフフ」ニヤニヤしてる

 

風 「そうですよ〜おにいさん可愛い事は良い事ですそれにその内復活ですか?

   おねにいさ◎」ニヤニヤしながら言っている

 

宝慧「◎ねにいさんの復活か・・・クス」

 

吊るされた及川 「かずピ〜〜〜〜せやからメイド服きてぇ〜なぁ〜」

 

風「ウフフフフフ、没収ですね」及川に近づくとどこからとも無くメイド服を奪い取る

 

吊るされた及川「あああああ、ちゃんとワイにもみせてぇなぁ風さ〜んほんまたのむでぇ〜」

 

一刀「・・・・言いたい事はそれだけか?・・・・」チャキッと首筋に短剣を突きつける

 

吊るされた及川「ぉ・落ちつこうかずピ〜話せばわかる」

 

一刀「ククククク」黒いオーラ?がでているような?

 

風「まだまだですねぇおにいさんその程度のオーラでは・・・・・ふふふふふ

 

白蓮「幽州の話出てたのに・・・一刀・・・私の名前・・・忘れてたし・・ぅぅぅぅぅぅ」

 

花霞「・・・・いたんですねハムソンさん」ハァと溜息を吐く

 

白蓮「ハムソンじゃなぁあぁぁぁぁい私は公孫賛だぁぁぁぁ」

 

宝慧「・・・けどよう、公孫賛の賛の字だがゲーム中も小説版も賛になってるよな?」

 

風「そうですねぇ〜そうなってますねぇ〜」

 

宝慧「でもたしか本当は賛の横に王へんが付くのが本当だよな?」

 

白蓮「・・・・・・」隅っこでしゃがみこんで地面にノノノノノノノと書いている

 

風「これ宝慧またしても(クスッ)言ってはならない事を」

 

鎖のたぬさん「じゃら・・外れないよこれ・・・」

 

一刀「フフフフフフフフ」

 

吊るされた及川「ぎゃああああああやめてぇ〜かずピ〜ゆるしてぇ〜いhnyjtvでr」

 

白蓮「どうせ私なんか私なんか・・・・」ノノノノノノノノノノノノノノノノノ

 

風「やれやれ困った人たちですねぇ」

 

宝慧「まったくだぜ」

 

花霞「ふぅ、次回は董卓様の登場ですね〜あ〜あ二人っきりの時間が終わってしまいました」

 

風「ピクッ・・・花霞ちゃん少し向こうでオハナシしましょうか?」ギロリ

 

花霞「ハ、ハイフウサン・・」ガクガクガクブルブル

 

   

 

 

 

  

   

 

 

 

 

 

説明
この作品は真恋姫無双のアレンジです チートです三国志11が少し混じってます
14章です 一刀君いよいよ動き始めます
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コメント
そういえば白蓮の字って結構そうなっていたな・・・なんと言うか・・・頑張れToT;(深緑)
一刀、そろそろ姫とか女とか諦めては?(笑) 及川って不死身なの?(韻)
姫という噂に誘われて覇王様が自分のものにしに来るんじゃ…。(poyy)
姫wwwもしかしたら、一刀に女が付かないように流した・・・のか・・・?(イタズラ小僧)
女としての噂が広まってしまった一刀あわれ、及川はもう少し自重。(ポセン)
タグ
真・恋姫†無双 北郷一刀 呂玲綺   ねね セキト 張衛 花霞 張楊 

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