花蓮?無双 30時間目 (救出…)
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「呉下阿蒙の力を見なさい!!…死になさい!!」

「!!」

 

花蓮をあやしていると後ろから呂蒙が攻撃を仕掛けてきた。

愛紗はこの事に気付いたが反撃体勢を取れなかった。

 

「貰います!!」

 

呂蒙は勝利を確信した。

又愛紗も殺されるのを覚悟した。

その為花蓮を抱きしめた。

この子だけは絶対護ると思い無意識に行動していた。

 

「……」

 

しかし愛紗は斬られる事は無かった。

なぜなら愛紗の前に立っていたからだ…。

 

「ふ〜どうにか間に合ったな」

「春蘭!!」

「盲夏侯!!どうしてです!!」

 

魏武の大剣と謳われる春蘭が立っていたのだった。

 

「火から使者が来たのだ…愛紗、花蓮は無事か」

「ああ…すまんが花蓮をご主人様の所まで連れて行ってくれ」

「なるほど…わかった」

 

そういうと春蘭は愛紗から花蓮を預かった。

その瞬間呂蒙は動いた。

 

「渡しません!!」

「甘い!!」

「く…」

 

しかし花蓮を渡した愛紗がその行動に気付きその攻撃を受け止めた。

狙われた花蓮は愛紗と行きたいとぐずった。

 

「あいしゃおねえちゃんがいい〜」

「すまんな…怖いお姉ちゃんで」

 

春蘭は自虐的に言い花蓮を馬に乗せた。

 

「しっかり掴まっておけよ」

「う…うん」

 

花蓮は少し怖がりながらも春蘭に掴まった。

春蘭は花蓮が振り落とされないよう注意しながら馬を走らせた。

 

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「さてと…花蓮はこれで大丈夫だろう………来い!!呂蒙」

「その首貰います!!」

 

そういうと呂蒙は愛紗に襲い掛かった。

しかし愛紗は呂蒙の攻撃を次々と避けていった。

 

「やはり簡単にはヤらしてくれませんね」

「ふ…」

「予定外でしたがあの男はすぐ殺せましたのに…」

 

その言葉を聞いた愛紗は動きを止めた。

 

「…貴様……なんと……………言った」

「なんですか…いきなり」

「なんと言ったんだ!!」

 

愛紗の怒鳴り声を聞いて呂蒙は平然と答えた。

 

「予定外でしたがあの男はすぐ殺せたと言ったのです…貴女馬鹿ですか、今さっき聞いた事を忘れるなんて」

 

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呂蒙の言葉に愛紗は今まで抑えていた感情が爆発させた。

 

「…ゴ主人様ヲ殺シタ罪…償エ!!!!!!!!!!!!!!」

 

そして愛紗は青龍偃月刀を振るったが呂蒙は人解で受け止めた。

 

「く…やりますね。でもいいのですが私を殺しても?私は同盟国の武将ですよ…あまつさえ貴女は同盟国の切り札を台無しにした」

「フザケルナ!!!!私ハ蜀ヲ捨テタ!!…貴様ラノヨウナ外道トノ同盟…嘘ノ理想ヲ掲ゲル馬鹿君主…ソンナ国ナド潰レレバイイ!!」

「貴女はやはり馬鹿ですね…死んでください」

 

呂蒙は首元めがけ攻撃を仕掛けた。

 

「関節技ノ無イ、モトイ爆乳デナイ…デモナカッタ。ソンナ攻撃シカデキナイカ呂蒙!!……死ネ!!」

 

愛紗はその行動を把握していた。

攻撃をかわした愛紗は呂蒙の体を斬った。

 

「う……」

「安心シロ…峰打ウチダ……私は貴様らのような外道に落ちたくないからな…ご主人様の元に早く戻らなくては…」

 

愛紗は刃の無い方で呂蒙を斬ったのだ。

そして呂蒙が気絶したのを確認して愛紗は一刀の元に走っていった。

 

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同じ頃春蘭も花蓮を連れて走っていた。

 

「くそ…次から次と…」

「しゅんらんおね〜ちゃんつよ〜い♪」

 

春蘭がいくら倒しても次々と白馬に騎乗した兵が追いかけ来たのだった。

その姿を見ていた花蓮は春蘭の事を怖いお姉ちゃんから強いお姉ちゃんと思い始めた。

 

「なぜ白馬が多いんだ!!」

「しゅんらんおね〜ちゃん。うしろからふつうのおね〜ちゃんがはしってくるよ〜」

 

春蘭は花蓮の言ったある言葉が気になった。

 

「花蓮…今何て?」

「ふつうのおね〜ちゃんがはしってくるよ〜」

「その前だ…」

「しゅんらんおね〜ちゃん♪」

 

春蘭は花蓮にお姉ちゃんと言ってもらえて感激した。

 

「う…う…うを〜〜〜〜!!花蓮、お姉ちゃんが絶対北郷達に逢わせてやるからな!!」

 

そういうと馬の速度をあげた。

春蘭の乗っている馬は霞が世話してあったので体調は問題なかった。

 

「なぜ速く走らんのだこの馬は!!」

 

実際のところほかの馬に比べ数段早かった。

しかし春蘭は少しでも早く花蓮を一刀のもとに連れて行きたかったのだ

春蘭の言葉に花蓮はあることを思い出した。

 

「すいおね〜ちゃんが“むち”でたたけばはやくはしるっていってたの〜」

「鞭?でもそんなのどこにも」

「これだったら“むち”のかわりができるってすいおね〜ちゃんがいってたの」

 

そういって花蓮は“ひな”を春蘭に渡した。

 

「でも花蓮…いいのか?」

「うん♪はやくぱぱとままにあいたいからいいの♪」

「わかった…しっかり捕まってるんだぞ花蓮」

「うん♪」

 

花蓮がしっかり抱きついたのを感じた春蘭は“ひな”で馬に鞭を使った。

鞭の入った馬は速度をさらに上がった。

 

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朱里たちが火軍本陣と合流して数分が経過した頃前方から単騎で走る馬が見えた。

 

「冥琳さん向こうからものすごい速さで来る馬が見えるのですが」

「そうだな…どういう事だ」

 

次第に単騎の馬は本陣に近づき最終的には冥琳の前で止まった。

 

「花蓮到着したぞ」

「めいりんせんせ〜♪」

「「花蓮(ちゃん)!!」」

 

冥琳と紫苑は驚いた。

花蓮救出で愛紗が行っていると聞いていたのに実際来たのは春蘭だったからだ。

 

「春蘭…愛紗は」

「愛紗は向こうで暴れてるよ」

 

春蘭は呉軍の方を指差した。

 

「冥琳さん」

「ああ!!」

 

紫苑と冥琳はその方向を見て覚悟を決めた。

 

「華雄待たせたな」

「璃々,焔耶ちゃん…気合は十分よね」

「ヤットカ…一刀様」

「ハイ!!オ父様…イキマスネ」

「もちろんです」

 

そして兵士たちに号令を出した。

 

「火軍の精兵たちよ今までよく待機してくれた」

「天の御遣いである登様も我らの手に戻りました」

「今コソ反撃ノ狼煙ヲアゲル時…君主ヲ毒殺シタ呉軍ヲ許スナ」

「彼ラト同盟ヲ組ンデイル蜀軍モ同罪…私達ノ誇リニカケテ」

「これより火炎の大反撃を発する」

「全軍」「突」「撃」

「「「「「「「「「「うぉ〜〜〜〜!!!!」」」」」」」」」」」

 

雄叫びと共に一刀大好き連合の2人を先頭に呉軍の本陣を目指した。

 

「思春よ蓮華様に花蓮の無事を伝えに行ってくれ」

「御意!!」

 

そういうと思春は蓮華のもとに向かった。

 

「春蘭すまないが花蓮と一緒に城に行って北郷の傍にいてやってくれ」

「わかった…花蓮いくぞ!!」

「うん♪」

 

春蘭と花蓮は手をつないで城に向かった。

全ての指示を終えると冥琳も戦場に向けて走り出した。

 

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一刀side

 

俺は死んだようだな…

きっと目を開けたら天国か地獄どちらかにいるだろう

きっと地獄だろう…

花蓮はきっと蓮華に泣きついてるだろうな

蓮華…ごめんな

でも近くで見守り続けるから許してくれ…

 

「………………う〜ん」

 

目を覚ましたら寝室にいた

どうやらまだ死んでいなかったのだな

 

「あら…やっと起きたの」

「ご主人しゃま〜〜〜〜〜〜〜」

「華琳…それに朱里も…どうして?」

 

華琳は確かに城に来ると言っていたが…

なぜ朱里がいるんだ…蜀軍にいるはずだろ

それになぜ俺はここにいるんだ

川でやられたはずだぞ…なのに

 

「毒矢にやられたのよ」

「なるほど……あの時倒れたのはその為だったのか」

 

あの時何か焼けそうな感じがあったのはそう言うことか…

 

「ところで何で朱里がいるのだ?」

「はわ〜!!…それはいま戦争しているからでしゅ」

 

戦争…いやな予感がするな

 

「どことどこが戦争しているのだ!!」

「……」

「朱里…!!」

 

俺の言葉に朱里は俯いた…

あの態度を取るということは…

問い詰めようと思ったが足が痛い…

俺の体なのに思う通りに動かない

くそったれが…

 

「一刀…無理をしない。あなたは手術してまだ時間が立ってないんだから」

「俺の体はどうでもいい…!!……朱里…答えてくれ」

 

駄目だ…

俺の予想を否定してくれ…朱里

 

「し………れ……う…です……」

「なに?」

「……く……んご………です…」

「朱里!!」

「蜀呉連合よ…一刀」

 

きっと朱里の顔を見て華琳が言ったんだな

いやな予感が当たったか…くそったれが!

 

「どういう…!!」

「今は無理をしない……体を休めなさい」

「ごめんなしゃい…」

「朱里……すまん……」

 

そうだよな…朱里は悪くない

きっと朱里は何も聞かされずに俺達と戦う羽目になったのだろう

それが嫌で俺達の所に来たんだよな・・・

そういえば……

 

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気を失っていたから花蓮の事が気になった

 

「ところで華琳…花蓮はどこにいるんだ?」

「!!…」

「…まさか………!!」

 

父親として最悪だな…

娘一人守れないとは…

待っていろ…

 

「一刀!!」

「花蓮…待って…!!いろ」

 

ダボな体が…

動けやカス!!

自分の大事なものを奪われたままおめおめと休めるか!!

痛みよ…邪魔だ消えろ!!

 

「休みなさい一刀」

「花蓮は…今一人ぼっち…!!なんだぞ…つれさら…われて……どんなに…心細いか…!!」

「………」

「そんな…時に俺一…人休んでいら……れるか!!この体が壊れ……ても花蓮を探し出す!!」

 

そして俺は部屋の扉開けた。

 

つづく

説明
気がつけば30章まで来ていた…
自分の文才のなさが露呈しているのか!!
(知らん!!)

いろいろ動きます…

余談ですがまだ花蓮ちゃん終わっていないのに新作の案が浮かんでいます…
(本当に駄目人間だ!!…スイマセン)

うまく書けたかな…?
不安です…。
誹謗中傷はやめて下さいね…。
水無月さんは弱い生き物なので…。

注意です…
毎回キャラが壊れかけていますが今回はある人間が壊れます…というより出生地が変わってしまっています
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コメント
外道だから切るんじゃない? まぁギャグならいっそ「都合よく峰打ちで気絶する切りぃ」とかでいいじゃね(bal)
呂蒙さんてそんなにステルス性能高かったでしたっけ・・・?(FALANDIA)
暗殺実行犯にして誘拐犯は、呂蒙だったか…。しかしまぁ、わざわざ愛紗の逆鱗に触れにいくとは、何たる愚行を…。やった事がやった事だけに、同情はしないけどな。(クラスター・ジャドウ)
愛紗さんそれメイド服の人www(poyy)
それ別の方wwwしかし、暗殺計画は亞莎だったのか…残念(ちくわの神)
誤字 1p愛紗と行きたいぐずった→行きたいと では?(ユウ)
一刀はいつにも増して自分の身体は無視していますね。(中原)
愛紗・・・一騎O千の呂蒙を求めるなwww(btbam)
タグ
真・恋姫無双 花蓮 北郷一家 愛紗 春蘭 火軍 逃亡 一刀 華琳 呂蒙 

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