キスに溺れて
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「……ちゅ……ぷはっ」

「く、黒猫……も、もういいだろう?」

「ダメよ。まだまだ足りないもの……んっ」

「黒猫――っ」

 まだ文句を言おうとしている先輩の口を塞ぐ。

 何度も繰り返し先輩にキスをする。

 唇と唇を重ねてキスをするのが、こんなに気持ちのいいものだとは思わなかったわ。

 先輩とキスをする。それだけで心が満たされる気がするの。

「先輩、好き。大好きよ」

 キスの嵐と共に先輩に気持ちを伝える。

「だ、だからって、何度もキスをする事はないだろ」

「何故?」

「いや、それは……キスばっかりだと飽きるだろ?」

「私は飽きないわよ」

 何度しても飽きる事が無い。

 キスをするたびに愛おしい気持ちが募る。

 だから先輩とキスをするのが飽きるなんてあり得ないわ。

「先輩は私とキスをするの嫌……?」

「そんな事はないけど……」

「だったら問題無いわ」

 そう言って再び先輩にキスをする。

 ああ、やっぱり先輩とキスをするのはいい。

 これは一種の麻薬みたいな物かもしれないわね。

 または、ある種の呪いね。だって、もう先輩から離れる事が出来ないから。

 先輩とずっとキスをしていたいと思ってしまっているから。

 だからこれは、仕方の無い事なのよ。

 私がキスに溺れるのは仕方が無いのよ。

 だから先輩も私と一緒に――

 

 快楽の世界に溺れましょ。 

説明
イチャラブを書こうとしていたら、こんな感じになってしまった。何故、こうなった?
内容は多分セーフだと思います。
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 高坂京介 

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