楽しみ?
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 アタシの失言? から吉井君に料理を作ってもらう事になったんだけど……

「ねぇ秀吉。ちょっとお願いがあるんだけど」

「姉上が頼み事とは珍しいの」

「何? アタシがあんたにお願いをしたらいけないの?」

 秀吉の分際で生意気な事を言うのかしら?

「べ、別にそんな事は言っておらんではないか」

「ふんっ! まぁ、いいわ。それよりアタシのお願いを聞きなさいよ」

「わ、分かったのじゃ。どんな頼み事なのじゃ?」

「あ、あのね――今度の休みの日、アタシと一緒に吉井君の家に行って欲しいのよ」

「明久の家に……?」

「そうよ。アタシは吉井君の家の場所分からないし、なにより……」

 吉井君と二人っきりで過ごすなんて出来るわけがないでしょ。

 そんなの恥ずかしすぎるじゃないっ!

「別に構わないが、どうして姉上が明久の家にって、それ以上ワシの腕は逆方向には曲がらない

のじゃぁあぁぁぁぁっ!」

「余計な詮索をするんじゃないわよ」

 あんたは、大人しくアタシを吉井君の家に案内して、一緒に居てくれればいいのよ。

「うぅ……酷い目にあったのじゃ」

「あんたが悪いのよ」

 あんたがバカな事を言うのが悪いのよ。

「と、とりあえず姉上を明久の家に案内をすればいいのじゃな?」

「そうよ。そしてアタシと一緒に吉井君の料理を食べればいいのよ」

 吉井君の自慢の手料理を……

「む? 明久に料理を作ってもらうのか?」

「そ、そうよ。それがどうしたのよ?」

「いや……姉上が明久に興味を持つとはの」

「ば――っ!? そんなわけないじゃない! これはたまたまそういう話になっただけで――」

 アタシが吉井君に興味があるってわけじゃ……

「別に照れなくてもよいじゃろ」

「だから照れてなんかいないって言ってんでしょ―が!」

 思いっきり秀吉に間接技を極める。

「痛たたたたたっ! あ、姉上勘弁して欲しいのじゃー!」

「うるさいっ! 大人しく死んでなさい!」

 まったく、秀吉は何バカな事を言ってるのかしら。

 アタシが吉井君に興味を持ってるなんて……照れてるなんて……

 そんな事あるわけないじゃない!

 そうよ。あるわけが――

 

「姉上。顔が真っ赤になっておるぞ」

「――――っ!? 黙れっ!」

「ごふっ!」

 秀吉に鉄槌を下す。

 ふんっ。余計な事を言うんじゃないわよ。

 あまり口が軽いと長生きできないわよ。

 それにしても――

 

 ふふっ♪ 吉井君の手料理か。

 楽しみ……なのかな?

 

説明
久しぶりのバカテスです。
そして、我らが木下優子さんの続きものです。
第二話的な位置づけなのに、導入部的な勢いです。
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コメント
正直前回のはあれで完結していると思ってたんで,続きを書いてくださってうれしいです.この後も楽しみにしています.(nao)
想いが募れば募るほど秀吉が関節技の餌食にwww(中原)
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バカとテストと召喚獣 二次創作 吉井明久 木下優子 木下秀吉 

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