特別版「もしも、けいおん!のメンバーに兄や姉がいたら」クリスマス編
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平沢家視点

今日はクリスマスです。

四方院家に嫁いだお兄ちゃんとその奥さんのお義姉ちゃんが家に帰ってきます。

そして、お姉ちゃんは軽音部の皆さんを連れて家でクリスマス会をするらしいです。

私、平沢憂は皆さんの為にとびっきりの料理を作ります。

「憂一人で回想を喋るのはいいが早くしないと全員やってくるぞ。」

台所で料理の手伝いをしてくれているお兄ちゃんの平沢拓也お兄ちゃんに冷静に突っ込みを入れられてしまいました。

何でも、後々に知りましたがお兄ちゃんの昔の同級生の人も家に来るらしいです。

また大変になりそうです。

「貴方。二人じゃきついから私も手伝うって言ってるじゃない。」

リビングで膨らんでいるのは義理のお姉ちゃんの平沢桃香お義姉ちゃんです。

お義姉ちゃんの料理の下手さはとても恐ろしく私もお姉ちゃんのお兄ちゃんも食中毒寸前までまるほどでした。

「いいよ。お義姉ちゃんはお姉ちゃんと一緒に飾り付けしていてよ。」

「ここは、憂とお兄ちゃんに任せようよお義姉ちゃん。」

そう言って桃香お義姉ちゃんは渋々認めた。

「あいつもいい加減自覚してほしい。」

お兄ちゃんがボソッと桃香お義姉ちゃんの事を呟いた。

その事を気にしながらも私は料理に専念した。

秋山兄妹及び田井中姉妹視点

「お兄ちゃんも付いてくる必要はないと思うけど」

「そう言うな。俺も今回のクリスマス会のプレゼントを買いに行くだけだ。」

相変わらずこんなこと言ってるけど本当は私が心配で付いて来てるんだよな。

本当に心配症なんだからパパもママもとっくの昔に気付いてるのに何で言わないかな?

「で澪。プレゼントは何買うんだ?」

「まあ、それは回りながら考えるよ。」

そう言ってると目前に見知った顔の二人組がこちらに気付いたのか近付いてきた。

こちらも気付いたが彼女の顔を見た瞬間お兄ちゃんの顔がとても嫌そうな顔になった。

「よお、涼太に澪ちゃん。二人とも今回のプレゼント買いに来たのか?」

その二人はお兄ちゃんに幼馴染みの田井中蜜さんと私の幼馴染の悪友の田井中律姉妹だった。

「「嫌な奴に会った。」」

私もお兄ちゃんが口を揃えて発言した。

「「おいおい!どう言う事だよ!!」」

二人も同じように口を揃えて発言した。

「君はいつもくだらないプレゼントを買うけど、今回はまともな物を買って欲しいね」

「おいおい。あたしがいつもびっくり箱買ってくると思ってんのか?」

お兄ちゃんも私も同時に首を縦に振って思ってると発言した。

その同時に蜜さんが物凄く肩を落として地面に座り込んだ。

「あはははは。姉ちゃんがいつもふざけた物買うからこんなめに会うんだよ。」

「律お前もだ。」

私は実の姉を高笑いする律に向かって私も同じ指摘をした。

「え?私も?」

「今度くだらない物持ってきたら追い出すから。」

律も蜜さんと同じように地面に座り込んで姉妹同時に泣き出していた。

私もお兄ちゃんはそんな二人をほったらかしにしてプレゼントを買いに行った。

それから暫くしてから二人は立ち上がって自宅にフラフラしながら帰って行った。

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琴吹姉妹視点

「紬ちゃん。貴方はプレゼント交換のプレゼントは考えましたか?」

「お姉様も何か考えました?」

私は空お姉様と一緒に今回のプレゼントについて意見を交換してます。

「わたくしは皆さんが喜ぶ事のできる物を考えてますけど。これがまた難しくって皆さんは好みが高校時代から変わらず何がいいのか」

お姉様は唯ちゃんや澪ちゃん、りっちゃんのお兄さんやお姉さんの学生時代の友人で皆さんの好みがバラバラの事にとても悩んでいました。

そう言う私も何がいいか悩んでます。

「お姉様。私は皆が喜べる物でしたら。お菓子あたりがよろしくては?」

その言葉を聞いてお姉様が何か閃いたのか

「それは考えてませんでした。紬ちゃん貴方の意見を参考にしたいと思います。」

しかしその発言をした後お姉様は直にソファーに座ってまた悩み始めました。

それもその筈です。お姉様はこう言う物を考えるのはひどく苦手で今お姉様の頭の中はどんなお菓子がいいのか悩んでます。

「あの〜お姉様。そこまで深くは考えなくてもよろしいのでは」

お姉様の頭は今にも煙が噴き上がりそうな位に悩んでいます。

「でもね紬ちゃん。こればかりは真剣に考えないと行けない気がするのよ」

お姉様はかなりの頑固者で一度考え出すとその他の人の意見を聞かなくなってしまいますの。でも、私もお姉様と同じように皆に渡すプレゼントを早く考えないといけませんね。

こうして私たち姉妹のプレゼントを何にするかを考え続けました。

中野姉妹視点

ここは姉さんが経営するカフェです。

「梓。あんたまだプレゼントの事で悩んでるの?」

カフェの店長で私の実の姉の楓姉さんがプレゼントの事で悩んでる私に呆れたのかカップを拭くのをやめて話しかけてきました。

「でも姉さん。そう簡単には決められないよ」

いつもお世話になってるのかお世話してるのか判らないけど先輩たちがどんな物を渡したらいいのか判らないんです。

あの先輩たちだから安い物はまず渡せない。かと言って今の私の残金ではそこまで高価な物は買えない。

「あんたね。プレゼントってのは値段じゃないの。心が籠ってるかなのよ!!」

珍しく姉さんがまともな発言をしました。

いつもは私に唯先輩以上に抱きついてくるのにこう言う時に限って姉としての能力を発揮するんだから。

「そう言う姉さんは高校時代に何を渡したんですか?」

こう言う事を言うからには姉さんは当時の先輩方に心の籠ったプレゼントにしたに違いない。私はそう期待したが

「そうだね。思い出した。確かリ○ちゃ○人形だった。」

私はその言葉を聞いた途端に椅子から滑り落ちた。

何が心の籠ったプレゼントですか!!思いっ切り手抜きのプレゼントじゃないですか!!

まあ期待した自分がバカでしたけど。

そう心の中で呟いて私は立ち上がって店を出ようとした。

「少しは聞いといてよかただろ?」

「全く持って参考にならないアドバイスをありがとう。姉さん。」

そう言って私は姉さんのお店を後にした。

「全くあの子も当時の私となんだ全く同じじゃないか」

楓はそう言って煙草に火をつけて窓から走っていく実の妹の後ろ姿を見てそうつぶやいた。

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天の声視点

そして夜、平沢家に新旧軽音部のメンバーが集まった。

憂とその兄拓也が作った料理と姉唯と義姉桃香が気合を入れた飾ったイルミネーションなどでクリスマス会は始った。

相変わらず神出鬼没なさわ子がいつの間にか現れて澪や梓にコスプレさせようとしていた。

それを見た澪の兄の涼太が必死になってそれを阻止しようとし、それを見ながら大笑いする田井中姉妹が居て、その光景お見ながら何を想像しているのか判らない空となぜかビデオカメラを片手に持ってる紬がいる。

そしてプレゼント交換で案の定蜜のプレゼントを引いた涼太が吼えて、追いかけまわしそれに切れた拓也が二人に激怒していた。

こうして毎年恒例のクリスマス会は新旧メンバー全員楽しめる形で幕を降りして。

みな、自宅で静かなる眠りの時間になったのである。

                  END

説明
クリスマスに出すはずが間に合わず今日になってしまった。
後、いつも通り、原作中や批判坊は見ないでください。
これうp主との約束。
オールキャラクターなのでかなり話がカオスな展開になっています。
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コメント
ZEROさん>間違いの指摘を有難うございます。自分も気付いてませんでした。後で修正しておきます。(シロ)
なんだかんだ言ってても楽しそうですね。次も待ってます。 あと最後の上から5行目の「光景お」は「光景を」では?(ZERO&ファルサ)
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