無印・恋姫無双〜外史の突端〜 第四話のSS〜華琳の悩み〜
[全7ページ]
-1ページ-

一刀「どんなに髪型が変わろうとも、華琳は華琳だろ?」

 

華琳「一刀・・・、ありがとう。」

 

二人の距離が縮まり顔を近づけ・・・。

 

なんでここで靄が掛かるのよ!邪魔よ!退きなさい!!

 

華琳「〜〜〜!!///・・・って、夢?はぁ、全く変な夢だったわ・・・。」

 

変な汗掻いちゃったじゃない、・・・お風呂に行こうかしら。

 

眼を覚ました時間が早かったのか、まだ日が昇って間もない位だった。

 

一刀「お、早いな。朝風呂?」

 

なんで、こうも都合良く出て来るの?貴方は・・・。

 

華琳「そ、そうよ?悪い?」

 

一刀「い、いや。そういう訳ではないんだけど。」

 

華琳「では何?」

 

一刀「・・・使い方、分かる?」

 

華琳「・・・わ、分かるわよ。それ位・・・。」

 

〜数分後〜

 

華琳「一緒に・・・つ、使い方を教えなさい。」

 

一刀「だろうと思った。・・・今、何と?」

 

華琳「聞こえなかったのかしら・・・?いっ・しょ・に、と言ったのよ。つべこべ言わず付いて来なさい。」

 

一刀「・・・はい。」

 

って、貴方がもうちょっと抵抗して欲しかったんだけど?!・・・ま、まぁ慌てるのも良くないわね。この『たおる』っていうのを巻けば良い物ね。

 

華琳「って、なんでタオル巻かないの?!」

 

一刀「愛紗と入る時も巻かないし、何よりマナー違反、う〜んと、秩序違反なんだ。」

 

華琳「そうなの?!到底そうとは思えないのだけど・・・。」

 

一刀「これは強制ではないから、そんなに考えなくても良いよ?」

 

愛紗もそうしているのか・・・、意外ね。

 

一刀「そういえば、シャワーの使い方だったよね。(アセアセ」

 

華琳「ねぇ、一刀。「ん?なん」(ハラリ・・・)「んなっ・・・///」」

 

ふふっ、驚いてるわね。

 

愛紗「一刀様、お着替え置いておきますね。」

 

あら、都合のいい時に来たわ。愛紗・・・。

 

一刀「う、うん。ありがとう、愛紗!(小声:すっごい悪戯を思いついた顔してるけど・・・。な、何かする気か?」

 

華琳「一刀、早く来て・・・。///」

 

一刀「んなぁ!!!」

 

愛紗「!?・・・その声は華琳!何故、華琳と一刀様が?!」

 

-2ページ-

 

愛紗「・・・誠に申し訳ございません!ですが、か、華琳殿と一緒に入るのは如何と?」

 

ホントに独占してるわね。・・・別に羨ましくなんか、な、無いからね?!そこ勘違いしなくてもいいから!

 

華琳「愛紗、子供が見てるわよ?」

 

愛紗「く、この話はまた後で・・・。」

 

霞「愛紗〜、おはよ〜さん!(ムニュ」

 

愛紗「きゃあ!な、何をする!!///」

 

愛紗ったらあんなにあるのね、って一刀?なにガン見してんのよ!

    

秋蘭「華琳様。如何されましたか?」

 

華琳「何でも無いわ・・・。なんでも。」

 

秋蘭「は。・・・。」

 

一刀はああいう大きい娘が良いのかしら?

 

怜「お姉ちゃん、食べないの〜?」

 

華琳「食べるわ、頂きましょう。」

 

怜「これ切るの、お手伝いしたの〜。」

 

華琳「そう。偉いわ、・・・これは何ていうの?御爺様?」

 

爺ちゃん「『パン』っていうんじゃ。小麦粉で出来た物がこれじゃ。」

 

華琳「へぇ〜、これは美味しいわね。」

 

真桜「それ作った人、知ってます?華琳様。・・・一刀さんやで?」

 

・・・えっ?一刀が、このパンを?

 

真桜「買いに行くのが面倒やから、自分で作る言い始めてな。」

 

こっちの方が手間掛かるでしょう。・・・そういえば、真桜も大きいのよね。一刀は大きい娘が良いのかしら・・・。

 

春蘭「こりぇ、ほいひぃな、ひゅうりゃん!」

 

秋蘭「食べながら喋るのはどうかと思うぞ、姉者。」

 

-3ページ-

 

怜「ごっちそうさまでした〜。おとうさ〜ん、車乗ってどっか行こ〜?」

 

そう、一刀は高校卒業と同時に普通車免許(MT車)を取得していた。

 

一刀「お母さんのお手伝いして、終わったら行こうか。」

 

怜「やた〜!!」

 

霞「というか、車有るん?ここの家に・・・。」

 

一刀「何でも、作者が欲しくて止まない『レガ○ィ RS』という車を爺ちゃんに買って貰ったぞ。」

 

真桜「買って貰ったんかい!(ツッコミ」

 

華琳「ねぇ、一刀。『車』って何なの?」

 

一刀「う〜ん。説明するの下手なんだけど、一応、簡単に説明するとだな・・・。」

 

華琳「説明すると・・・?」

 

一刀「馬車と同じだよ。」

 

華琳「・・・・・・、そんだけかい!(ズッコケ」

 

一刀「だから、見た方が早いよ?」

 

真桜「な、なぁ一刀さん。あたしも見に行ってえぇ?」

 

一刀「ん?あぁ・・・良いよ。」

 

―――――――――――

 

〜車庫にて〜

 

一刀「じゃあ、ちょっとこの倉庫の前で待っててよ。」

 

どんなのかしら・・・、楽しみだわ。

 

数分後、今まで聞いた事が無い騒音を立てて出てきた。

 

こ、これが『車』という物なの?馬より遅そうじゃない、それに何。この『ドコドコ音』、お腹に響くわね・・・。

 

一刀「・・・どう?」

 

真桜「こ、これは凄いで!これ何で出来てるん?」

 

一刀「殆んど『鉄』だよ。このエンジン・・・発動機って言えばいいか、距離にしてここから二百里(注:一里4キロとする)離れた所を約一日で行けるんだ。」

 

な、なんですって?二百里?!そ、そんなことが有り得るの?

 

一刀「華琳、それから真桜。乗ってみるか?」

 

乗ってあげるわよ。馬より早いか確かめようじゃない。

 

-4ページ-

 

0Km/hから100Km/hまで4・5秒・・・。(4ドアとしては速い方)

 

華琳「何よこれ!速過ぎるじゃない!!」

 

真桜「あははは!!」

 

一刀「な?速いだろ?」

 

家に戻って愛紗の元に。

 

愛紗「一刀様、お帰りなさいませ。」

 

一刀「ただいま。」

 

愛紗「華琳、如何だった?」

 

華琳「速かったわよ?」

 

愛紗「運転していた一刀様は、見たか?」

 

運転している所は、バッチリ見たわよ。あれは反則だわ・・・。

 

愛紗「ふ、その様子だと『バッチリ見たわよ』っていう顔だな。凛々しい顔だっただろ?」

 

華琳「ふ、そうだったわね。」

 

二人は笑った。

 

〜夜〜

 

〜風呂にて〜

 

愛紗に『華琳の所に行ってやって下さいませんか?』なんて、入る前に言われちゃったんだけど・・・、気が引け無くもない。『うん』なんて言っちゃったけどね・・・。

 

怜「今日楽しかったねぇ〜、お母さん!」

 

愛紗「うん、そうだな。またお父さんに言えば連れてってくれるかも知れないぞ?」

 

怜「ホント?」

 

こっちを向いて聞く。

 

一刀「うん、お母さんのお手伝い良くしたらな?」

 

怜「やた〜!」

 

部屋に戻り、着替えて華琳の所に出向いた。

 

-5ページ-

 

愛紗は本当に伝えたのかしら。・・・しかし、遅いわね・・・。

 

コンコンッ

 

華琳「ひゃい!」

 

一刀「俺だけど、入るよ?」

 

華琳「・・・良いわよ、入って。」

 

入ると春蘭と秋蘭は居なかった。

 

一刀「悩み事があるって愛紗から聞いたんだけど・・・。」

 

愛紗ったら〜・・・。もうちょっと考えて伝えなさいよね!

 

 

愛紗「くしゅん!」

 

怜「お母さん、大丈夫?」

 

愛紗「うん。」

 

 

華琳「ねぇ、一刀。貴方は何でこの髪型になったか、気にならないの?」

 

一刀「気になるといちゃ気になる。でも、聞かれて欲しくないなら聞かないよ?」

 

華琳「聞いてくれる?いいえ、聞いて欲しいの。」

 

一刀「うん、分かった。」

 

華琳「この髪型になったのは、逃げるためだった。これが理由かしら。」

 

一刀「逃げる?な、何で?華琳の兵数は百万だったんだろ?」

 

華琳「私だって考えられないもの。だけど、本当に起きた。殺気も感じない・・・人形みたいな奴が倒しても倒しても出てくる・・・、恐怖だったわ。」

 

一刀「人形・・・、傀儡か。」

 

華琳「以前戦ったのと同じ感じだった。・・・まさか!」

 

一刀「十割そうとは言い切れないが、な。それで・・・?」

 

華琳「そうだったわね。・・・そいつらから逃げる途中、蜀の『黄忠』に出会った。私は黄忠が射た矢にこの髪留めを射抜かれてね・・・。あの髪形を下ろしていたら、筋肉共が来て『助けてやる』といわれ、私と春蘭と秋蘭はここに飛ばされた・・・。」

 

一刀「それで今はこの髪型なんだ。だったら、後ろで一本に纏めたら?」

 

華琳「こ、こう?」

 

想像して欲しい。今まで隠れていた皮膚の露見。それと上目遣い・・・。

 

一刀「華琳、俺もう我慢できないよ。」

 

華琳「え?ちょ!」

 

-6ページ-

 

〜翌朝〜

 

超つやつやした華琳と目にクマ作って一刀が出てきたのは、また別のお話・・・。

 

-7ページ-

 

三国:今回のSSは如何だったでしょうか。

 

愛紗:今回は華琳プッシュだったな。

 

三国:はい、書いてみたかったんです。愛紗ファンの人たちには申し訳なく、遠慮無しに書きました。次回は春蘭と秋蘭の話が出来れば書きたい!

 

華琳:書いてあげなさいな、三国。

 

三国:ど、努力します。それではノシ

説明
華琳様の悩みを色んな人に聞いて回ります。

誤字脱字あるかもしれません。

キャラ崩壊するかもしれません!
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
4600 4017 26
コメント
320i様>一刀君は『おじいちゃんのお金』を使って、ノーマルからフルチューンしたようですww(F458)
葉月様>一刀、逃げ(ザシュ!!)・・・沈黙・・・。(遠くの方で)一刀様〜!(F458)
とうとう食べちゃいましたか……愛紗さん、どうか一刀に鉄槌を下してください!(葉月)
シン様>霞は最初、無印の記憶を持ったまま真・恋姫の方へ。華琳の同じです。(F458)
ん?これに出てくる霞は真・恋姫の方?華琳たちも?(シン)
はりまえ様>いいえ、違います。一夫多妻制導入したため、側室?的なポジションです。(F458)
nakatak様>車、分かって頂けて、ありがとうございます。自分、今欲しんです。 それはもうwww(F458)
これって浮気?・・・・・(黄昏☆ハリマエ)
「レガシ● RS」…買って貰ったって…一刀の祖父って金持ち?(nakatak)
クラスター様>コメントありがとうございます。ふふふ、楽しみにしててくださいw(F458)
…いや待てよ、霞は愛紗を関羽だと分かってたし、魏の三羽烏も愛紗を一目見て関羽だと言った。すると、正史風外史の無印関羽と、真・恋姫外史の関羽、二つの外史に二人の関羽が居る事になる訳か…。後々に騒動の元になりそうな気配がビンビンするなぁ。(クラスター・ジャドウ)
…無印外史では、一夫多妻制の事を聞かされてから、自重しなくなった感があったっけな。それはそうと、真・恋姫外史から飛ばされてきたのって、今の所は魏勢ばっかりなんだよな。じゃあ、蜀呉勢は現在も白装束軍団を相手に、死に物狂いで戦闘中なのだろうか?…愛紗がこっちに居る以上、真・恋姫外史には関羽が存在していないのかな?(クラスター・ジャドウ)
名無し様>ですねwww(F458)
……種馬や(名無し)
タグ
無印・恋姫・愛紗・一刀 霞(しあ)・沙和・真桜・凪 夏侯姉妹・華琳とその他 

三国一の凡人さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com