無印・恋姫無双〜外史の突端〜 第六話
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一刀「えっ?こっちの国の状況が知りたい?」

 

華琳「えぇ。具体的には、歴史かしら。どうやってこの『日本』という国が形勢されたかが知りたいわ。それから、こちらの言語も読めるようにしたいわね。もし帰れたとしたら、農業や工業、などに力を入れて行きたいわね。」

 

一刀「うん、わかった。歴史と現代社会、国語と科学、物理、生物を教えてあげるよ。じゃあ、好きな所に座ってくれ。」

 

華琳「分かったわ。」

 

一刀「あのぉ〜華琳さん、そこ俺の膝の上なんだけど・・・。」

 

華琳「貴方は『好きな所へ座って』と言ったから、座っただけよ?ほら、早く教えなさいな。」

 

一刀「た、確かに言ったけどさ・・・。凄く「嬉しくないの?」・・・嬉しいけどさ。」

 

色々理性が飛びそうで危ないんだよね。

 

俺は半日理性がバーンアウトしそうになった・・・。

 

一刀「今日教えたのは、15・6歳までが使える漢字の読みと書きだよ。それから、日本史と世界史を教えたよ。」

 

華琳「そう、それにしても・・・良く頑張ったわね?ここ・・・。」

 

一刀「そろそろ限界なんですけど・・・。」

 

華琳「あら、まだ日が落ちて無いわよ?我慢なさい。」

 

マジッすか・・・華琳さん。

 

俺の部屋から出る前に華琳が『どうしてもと言うのなら相手するわよ?//////』と言って出て行った。

 

愛紗「一刀様、私とちょっと『ドライブ』とやらをして頂きたいのですが・・・宜しいでしょうか。」

 

一刀「いいよ。じゃあ、行こうか愛紗。」

 

車に乗り、エンジンを暖機中に愛紗がいきなり話を始めた。

 

愛紗「昨日の夜、妙な夢を見たのです・・・。見覚えのある空間でした、懐かしくもありました。部屋には怜や一刀様が共に寝ているのです・・・。そこまでは良かったんです。ですが、そこから・・・次々に意味の分からない連中に各個撃破されていく星や紫苑。翠は深手の重傷とボロボロな姿でした。それと、見覚えの無い者が君主だったらしく・・・。」

 

一刀「なんでそんな夢見たんだ・・・、俺もそんなような夢、見たんだよね・・・。」

 

愛紗「そうなんですか?こちらに来た者で似たような夢を見たか、気になりますね・・・。」

 

一刀「そうだな・・・。まずは華琳か・・・。」

 

愛紗「夜・・・行く気ですか・・・?」

 

一刀「えっ?い、いや、あの、その・・・。」

 

愛紗「はぁ〜、今回だけですよ?(今日は私の番だったのだが・・・。)」

 

一刀「あ、ありがとう・・・愛紗。「ただし!」へ?」

 

愛紗「次はしっかり愛して下さいね?//////」

 

一刀「勿論だよ、愛紗。」

 

二人は口づけをしてから、普段通りに昼御飯と夕御飯の食材を買いに出かける事にした・・・。

 

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〜蜀陣営にて〜

 

劉備「それは本当なんですか?」

 

???「えぇ、占いでそう出ましたよ?」

 

趙雲「(・・・確か、愛紗達もこ奴からこういう占いを受けたと言っておったな・・・。一筋の巨大な彗星か・・・。)」

 

黄忠「星ちゃん、あとでちょっと良いかしら?」

 

趙雲「む、紫苑か。ちょうど良い都合に来たな。・・・良いぞ。」

 

劉備「流れたら、探しに行かなくっちゃ!」

 

趙雲「桃香様、御一人では危のうございます故に、この趙子龍をお使いください・・・。」

 

劉備「じゃあ御願い!」

 

趙雲「ふふ、御意。」

 

――――――――――――――――――――――――――

 

〜夜〜

紫苑の部屋にて・・・。

 

星「(『まずは何処まで覚えて居るか』だな・・・。)突然どうしたのだ?」

 

徳利を片手にしながら、紫苑に聞く。

 

紫苑「星ちゃん。前の世界の事・・・覚えているかしら。」

 

星「(単刀直入に聞いて来たな・・・。)あぁ、覚えているぞ。この『蜀』という国が『十』だったな・・・昨日の事のように思えるよ・・・。」

 

紫苑「良かった。私もよ・・・一刀さんは良い人だったわ・・・。」

 

星「ところで・・・あの『軍団』はどうだった?」

 

紫苑「えぇ、前回と同じで射っても射っても湧いてくる感じだったわ。」

 

馬岱「(あいつ等の事、星姉様と紫苑が知ってんの?何で知ってるんだ?って聞いていなさいよ、この脳筋!)」

 

魏延「(し、知るか!そんなもん!ってかまた脳筋って言ったな!?)」

 

馬岱「(だって本当のことじゃない、脳筋!)」

 

魏延「(脳筋脳筋言うなこの・・・)」

 

劉備「(ちょ、ちょっと静かにしないと・・・。)」

 

星「なるほどな・・・。(バンッ!)」

 

ドアを勢いよく開くと、そこには三人組みが揃って部屋に倒れ込んだ・・・。

 

星「そこで『漫才』をやって居れば嫌でも気付くな、なぁ?紫苑・・・。」

 

紫苑「そうねぇ。まぁ、入っていらっしゃい。」

 

三人は星と紫苑の話が信じられないといった表情をしていた・・・。劉備は特にそんな表情を出して居なかった。

 

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〜一刀達の世界〜

 

怜「ごっちそうさまでしたぁ〜」

 

一刀「御馳走様、美味しかったよ。」

 

華琳「美味しかったわ、ありがとう愛紗。」

 

霞「ごっちそうさん!!」

 

凪「とても美味しかったです。愛紗さん。」

 

真桜「手料理美味しかったで?」

 

沙和「美味しかったの〜」

 

秋蘭「うむ、これはなかなか・・・。」

 

春蘭「美味かったぞ、愛紗!」

 

愛紗「はい。御粗末さまでした。」

 

愛紗が食器洗いを終えて休憩している時に聞く事にした。

 

一刀「ちょっと聞きたい事が皆にあるんだけど・・・良いかな。」

 

華琳「何?」

 

一刀「華琳、懐かしい夢を見なかったか?昨日の夜・・・。」

 

華琳「?!・・・見たわよ?」

 

霞「ウチも見たで?」

 

秋蘭「私もだ。」

 

春蘭「確かに見たぞ?」

 

一刀「(何処かで通じあって居るみたいだな。しかも、真メンバーは見て無いって言っていた・・・。そしたら、また華琳と霞と秋蘭・春蘭の全員が夢を見れば・・・。)」

 

それで話が尽きたので、ここで各自の部屋に戻った。

 

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〜呉陣営〜

 

孫権「ここに来てから、何か違うのよねぇ・・・。」

 

甘寧「何か違う、と申しますと?」

 

孫権「何ていうのかしら、ん〜・・・上手く言葉にできないけど強いて言うのであれば「もの淋しい・・・」?!め、冥琳。いつからそこに居たの!?」

 

周瑜「いえ、通りかかった際に会話が聞こえてしまって・・・。」

 

孫権「冥琳、今は休憩中?」

 

周瑜「はい。如何されましたか?」

 

孫権「昔話しない?そうね、あなたの前世とでも言いましょうか・・・。」

 

周瑜「!?・・・やはり、お気付きでしたか・・・。」

 

孫権「ここでは話辛いでしょう?私の部屋に行きましょう。」

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

周瑜「反逆を起こしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。」

 

孫権「前の事だもの・・・。今は、気にしてはいないわよ。それより、お茶にしない?」

 

周瑜「頂きます。」

 

孫権「(お茶を啜りながら本題に入る事にしよう・・・。)」

 

孫権「冥琳、貴女は何処まで覚えているの?」

 

周瑜「城と共に燃えたのと同時に記憶が有りませんが、首謀者らしき顔は見ました。この目でしかと・・・。」

 

孫権「本当か?!どんな輩だった?」

 

周瑜「あの時の私は、『優男』という印象が強かったですね。」

 

甘寧「しかし、妙な妖術を使うのであろう?」

 

周瑜「思春の言うとおりだよ。曹操はそれで操ったと言っていたしな・・・。」

 

孫権「華琳が?!なんとおぞましい・・・。」

 

周瑜「それは真名ですか?」

 

孫権「うっ、そ、そうだが・・・。」

 

孫策「(蓮華が何で曹操の真名で呼び合っているの?)」

 

黄蓋「(策殿。これはあ奴らに聞いてみては如何かな?)」

 

孫策「(そうね・・・。明命〜ちょっと良いかしら。)」

 

周泰「(はい。如何されましたか、雪蓮様・・・。)」

 

孫策「(屋根裏から中の様子を見て来なさい。)」

 

周泰「(分かり・・・え、えぇ〜!?)」

 

周瑜・甘寧「「丸聞え、だぞ?雪蓮・・・。「明命・・・。」」

 

その三人も孫権の話を聞いて唖然としていた・・・。

 

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一方、一刀は華琳と宜しくやっていたそうな・・・。

 

一刀「華琳、可愛かったよ。」

 

華琳「う、うるさいっ////////////」

 

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???「・・・首尾はどうだ。」

 

切れ長の少年が眼鏡に聞く。

 

???「ふふふ、抜かりは無いですよ。」

 

中指で眼鏡をクィっとして見せる。

 

???「ふんっ!これで邪魔な外史が潰せる訳だな・・・。」

 

???「かっこいいですねぇ・・・。」

 

卑弥呼「そうはさせんぞぃ!!」

 

貂蝉「あら、そんな事はさせにゃいわ。ぬっふん!!」

 

???「ちっ!面倒だ・・・。一旦引かせて貰う。いいか、忘れるなよ!」

 

???「貴方は私が覚えておきましょう・・・。」

 

二人は消えてしまった・・・。

 

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三国:はい、どうでしょうか・・・。六話目でした。

 

華琳:見たら分かるわよ!何で一刀との絡みがあんなに尺が無いの!?作り直してよ?

 

三国:良いじゃ「シャキン!」ナニモイッテマセンヨ?

 

愛紗:最近一刀様との絡みが少ないのだが・・・。(ゴゴゴゴッ)

 

三国:それでは、またの更新を〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳:逃げてしまったわ・・・。また、何か・・・吐き気が・・・。

 

愛紗:・・・(まさか!?)

説明
今回は世界が行ったり来たりします。見捨てずに読んで頂ければ、幸いです。

それでは、始まります・・・。
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コメント
320i様>それはもちろん・・・言える訳無いですよ〜w(F458)
葉月様>読んでみるとそうですねw違和感ビンビンじゃないですか。直します・・・。(F458)
大分、話が繋がり始めてきましたね。ところで、蓮華と冥琳の喋り方に違和感があるところが有りますね。4p「反逆をして誠に」→「反逆を起こし誠に」、「今は、気にしてはいないよ。」→「今は、気にしてはいないわ。」まあ、私が気になっただけで別に間違ってるともいえないのでただ、この喋り方の方が「らしい」ってだけなので気にしなくてもいいかな?(葉月)
名無し様>あ。ありがとうございます。修正します・・・。(F458)
クラスター様>一刀達はどうなるのか、必見です!!(F458)
nakatak様>ぬおぅ!それでした・・・。ご指摘ありがとうございます!!(F458)
外史が、繋がり始めてるのか? それと、霞の一人称はあたしじゃなくて、ウチだった筈ですよ(名無し)
正史風外史に居る面々の難点としてはまず、立場が一般人である為に、軍事兵器を所持できない事。…一刀の爺さん次第では或いは…。後は、真桜の技術が幾ら優れていようと、電気を動力とする機器は真・恋姫外史ではガラクタになる事。螺旋槍の動力源は気だと聞いた事がある(二次創作設定かもしれないが)ので、ソレを応用できれば解決の目処はあるかも?(クラスター・ジャドウ)
6p、「…守備はどうだ。」→「…首尾はどうだ」かな?間違ってたらスンマソンww(nakatak)
夢を介して、二つの外史がリンクし始めているのか!?蜀勢も呉勢も、無印組は当時の記憶が粗方有るみたいだし。真・恋姫外史で彗星の占いが出たと言う事は、正史風外史に居る面々が赴く時が近付いている証、か…。その時が来るまでに、どれだけの技術・知識を蓄えられるかが、否定派外史管理者に対する逆転の鍵かな?(クラスター・ジャドウ)
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